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ロシア海軍北方艦隊の偵察艦ヴィクトール・レオーノフはアメリカ東海岸沖に現れた

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年2月15日11時47分配信
【アメリカ人は自国沖で偵察艦「ヴィクトール・レオーノフ」を発見した】

北方艦隊の偵察艦「ヴィクトール・レオーノフ」は、アメリカ合衆国東海岸の公海上で目撃された。
2月15日・水曜日、『ヴェドモスチ』は『フォックスニュース』を引用して報じた。


軍事情報筋は、同艦がデラウェア州沿岸から約113kmの距離に居たとテレビ局で記者に話した。
アメリカ合衆国の領海は、沿岸から約22kmである。

「これは、それほど深刻な不安の為の要因ではありません。
ですが、私達は、事態の進展を見守っています」

テレビ局は対談者の言葉を伝えた。
同艦は、特に、通話の傍受の為に意図されている。
更に、アメリカの専門家によれば、それは、「地対空」ミサイルを装備できる。
(註:実際には、「ヴィクトール・レオーノフ」携帯式高射ミサイル複合体「イグラ」で武装している)

これは、ドナルド・トランプアメリカ合衆国大統領となってから初めての事件である事は注目される。
同時に、黒海でのアメリカ駆逐艦「ポーター」へのロシア航空機「危険な接近」が知られるようになった。

中型偵察艦プロジェクト864(コード名「メリディアン」)「ヴィクトール・レオーノフ」は第3世代に属しており、ソヴィエト社会主義共和国連邦で最後に開発され、実現した。
NATO分類では、情報収集艦「ヴィシニヤ」級である。
このタイプの艦は、近海ゾーン及び大洋ゾーンで任務を果たす為に作成された。



『ロシア黒海艦隊サイト』より
【中型偵察艦「オドグラフ」】

プロジェクト864中型偵察艦SSV-175ポーランドで建造され、1988年に就役し、当初は黒海艦隊へ編入されました。
ソ連邦解体後の1995年7月に北方艦隊へ転属し、2004年4月には「ヴィクトール・レオーノフ」と改名されました。


「ヴィクトール・レオーノフ」は、2014年前半にカリブ海で活動し、同年4月末にはニカラグア、ホンジュラスとの合同演習へ参加しています。
[北方艦隊の艦船はカリブ海で対麻薬国際演習に参加した]

2015年初頭にもカリブ海で行動しており、同年5月8日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ帰港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の偵察艦ヴィクトール・レオーノフはカリブ海から戻ってきた]


そして2017年2月中旬、「ヴィクトール・レオーノフ」アメリカデラウェア州沖に現れました。
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ロシア海軍偵察艦の行動が公式筋から発表される事は極めて稀であり、今回の「ヴィクトール・レオーノフ」の行動についても一切発表されていません。
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