ロシア海軍太平洋艦隊はカムチャツカ半島へ超音速対艦ミサイル"バスチオン"を配備した

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『イズベスチヤ』より
2017年2月22日0時1分配信
【カムチャツカの「バスチオン」は戦略艦「ボレイ」を護る】

沿岸ミサイル複合体は敵艦を破壊し、海洋揚陸部隊を阻止する。
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ロシア国防省カムチャツカへ最新の超音速沿岸ミサイル複合体「バスチオン」の最初の大隊を展開させた。
「バスチオン」の任務は、ロシア戦略ロケット艦「ボレイ」を潜在的な敵艦から保護する事に有る。
専門家によると、新たな複合体は、ロシアの国家安全保障を確保する為の重要な要素となる。

(ロシア)海軍総司令部が『イズベスチヤ』へ話したように、「バスチオン」は昨年末に第520独立沿岸ロケット-砲旅団へ軍備採用された。
この部隊は、カムチャツカ領域エリゾヴォに駐留している。
最近まで、旅団の軍備は、旧式の沿岸ミサイル複合体「リドゥート」であった。
しかし今、それは「バスチオン」に置き換えられる。
最新のミサイル複合体による旅団の完全な再軍備は、近い内の完了が計画されている。

第520独立沿岸旅団の歴史は、第21沿岸ロケット連隊から導かれる。
連隊は、1959年9月に形成された。
1971年、部隊沿岸ミサイル複合体「リドゥート」を受領した。
1992年3月、第21連隊第520旅団へ再編された。

「カムチャツカは、太平洋のロシア潜水艦隊の重要な基地です」
軍事専門家ウラジスラフ・シュルイギン『イズベスチヤ』へ話した。
「冷戦時代、アメリカ海軍は、カムチャツカの基地へ打撃を与える事を計画していたのみならず、その対潜艦、航空機、潜水艦により、ソヴィエトの戦略水中ロケット艦がカムチャツカの基地から出るのを阻止しようとしておりました。
幾つかのデータによると、彼等は海軍歩兵揚陸部隊の上陸の可能性を検討しておりました」


専門家によると、第520沿岸ロケット-砲旅団は、敵が奥へ入るよりも前に、その攻撃からソヴィエト潜水艦を保護しなければならなかった。
更に、揚陸部隊の上陸を阻止し、沿岸へ着く揚陸艦を破壊する事になっていた。

現在、カムチャツカには2個潜水艦師団が駐留している:第10師団第25師団
後者の編制には、太平洋艦隊水中戦略ロケット艦が含まれる。
2015年、ヴィリュチンスクへ駐留している第25師団には、プロジェクト「ボレイ」戦略用途ロケット水中巡洋艦が補充された。

複合体「バスチオン」は、レウトフ軍事産業会社『科学生産合同・機械製造』により開発、生産されている。
最新沿岸ミサイル複合体の主砲は、超音速ミサイル「ヤーホント」である。
それは、300kmまでの距離の敵を破壊し、更には600kmまでの沿岸をカバーできる。
飛翔モードに応じ、「ヤーホント」は時速2300kmから2700kmの速度を発揮する。

「バスチオン」ロケット大隊の構成には、発射装置と特殊レーダー、更には様々な補助機械が含まれている。
大隊は完全に自立しており、物資補充無しで5日間に渡り沿岸をパトロールできる。
敵艦の座標を受信した後、最初のミサイルは5分を経て発射される。

「今、軍は再装備を総合的に行っています」
(ロシア)海軍副総司令官イーゴリ・カサトノフ提督は『イズベスチヤ』へ話した。
「このプロセスは、新たな艦、潜水艦、駐留基地の建造のみに適用されるものではありません。
このプロセスでは、停泊場所、更には艦と潜水艦のスムーズな戦闘展開の可能性の保護が考慮されます。
これら全ての任務は、高射及び対艦ミサイル複合体により保障されます」


最近の軍事評議会においてロシア国防相セルゲイ・ショイグが表明したように、2016年に東方軍管区の戦闘力は、10パーセント以上増加した。
ロシア軍当局は、56の組織において、契約軍人の充足による活動、課題の100パーセントの実行を実現させた。
更に、セルゲイ・ショイグによると、同軍管区は、723両の主な種類の兵器、軍用及び特殊車両を受領した。




沿岸ミサイル複合体「バスチオン」は、超音速対艦ミサイル「オーニクス」(ヤーホント)の地上発射ヴァージョンです。
[ロシア海軍の超音速対艦ミサイル"オーニクス"は近代化される]

これまでに黒海艦隊北方艦隊、そして太平洋艦隊へ配備されています。

黒海艦隊「バスチオン」部隊はシリアにも派遣されています。
[シリアへ派遣されたロシア海軍黒海艦隊の地対艦ミサイル"バスチオン"の代わりとなる同型のミサイルがクリミア半島へ到着した]

2016年11月15日には、シリア領内テロリスト施設を攻撃しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア領内のテロ組織へ巡航ミサイルを発射した]


太平洋艦隊への「バスチオン」配備は2016年から始まり、同年3月初頭、沿海地方第72沿岸ロケット旅団へ配備されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊へ超音速地対艦ミサイル"バスチオン"が配備された]
[ロシア海軍太平洋艦隊沿岸部隊は超音速地対艦ミサイル"バスチオン"を初めて発射した]

2016年11月下旬には、クリル諸島南部のイトゥルプ島(択捉島)「バスチオン」が配備されました。
配備された部隊は、今回の記事に登場する第520独立沿岸ロケット-砲旅団所属の第574独立沿岸ロケット砲大隊です。
[ロシア海軍太平洋艦隊は南クリル(千島)に新型地対艦ミサイルを配備した]

第520独立沿岸ロケット-砲旅団ペトロパヴロフスク-カムチャツキーに本部を置き、クリル諸島サハリン地対艦ミサイル沿岸砲を配備しています。
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この時(2016年11月下旬)、太平洋艦隊機関紙『戦闘当直』は、「2016年に連合部隊(第520独立沿岸ロケット-砲旅団)は新たな複合体を採用し、バスチオン大隊が形成され、同様の第2の大隊が形成されている」と報じました。

つまり、第520独立沿岸ロケット-砲旅団には「バスチオン」大隊が2個形成されており、この内の1個大隊がイトゥルプ島(択捉島)へ配置され、もう1個の大隊(同様の第2の大隊)がカムチャツカ半島へ配備されたという事でしょう。
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記事中でも触れられていますが、カムチャツカ半島ヴィリュチンスク基地には、太平洋艦隊戦略原潜部隊(第25潜水艦師団)が駐留しており、最新鋭の「ボレイ」級2隻を含む5隻の戦略原潜が配備されています。

2015年と2016年には、最新鋭戦略原潜「ボレイ」級ヴィリュチンスクへ回航されました。
[ロシア海軍新世代戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーはカムチャツカ半島の原潜基地へ到着した]
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはカムチャツカ半島の太平洋艦隊原潜基地へ到着した]

2017年2月には、近代化改装を終えた「リャザン」ヴィリュチンスクへ戻っています。
[ロシア海軍の原子力戦略用途水中巡洋艦リャザンは近代化改装を終えて太平洋艦隊へ復帰し、カムチャツカ半島のヴィリュチンスク基地へ戻った]
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