ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは4ヶ月間の地中海航海を終えてセヴァストーポリへ帰投した
- カテゴリ:地中海情勢(2017年)

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年3月6日11時46分配信
【「アドミラル・グリゴロヴィチ」は地中海の(ロシア)海軍常設グループへ加わった】
モスクワ、3月6日-ロシア通信社ノーボスチ
黒海艦隊の最新フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、警備艦「スメトリーヴイ」と交代して地中海の(ロシア)海軍常設グループの一員となった。
月曜日に黒海艦隊広報サービスは発表した。
「本日、黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは、地中海での任務遂行を完了し、黒海艦隊主要基地セヴァストーポリへ戻ってきました。
部隊の計画ローテーションに基づき、警備艦スメトリーヴイは地中海で黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"と交代しました」
声明では、こう述べられた。
「スメトリーヴイ」が遠距離航海から戻ってきた際、セヴァストーポリでは、黒海艦隊参謀長ヴィクトール・リーン少将、水上艦連合部隊司令部、退役将兵、聖職者が出席する同艦の歓迎式典が開催された事は注目される。
警備艦「スメトリーヴイ」は、昨年(2016年)10月28日にセヴァストーポリから出航した。
10月31日から11月1日まで、ロシア艦の乗組員は、アテネとピレウスで開催されたロシアとギリシャの十字架年の行事へ参加した。
それは、ギリシャ王妃となり、その生涯をロシア-ギリシャ関係の発展、更には両国の外交的及び人道的な親交に捧げた大公女オリガ・コンスタンチノヴナ・ロマノヴァの生誕165周年記念に合わせて行なわれた。

黒海艦隊の警備艦「スメトリーヴイ」(1969年10月21日就役)は、2016年3月6日にセヴァストーポリを出航して地中海へ向かい、6月10日に帰港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海へ向かった]
その後、2016年10月28日に再びセヴァストーポリを出航し、10月29日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。
10月31日から11月1日までギリシャを訪問し、ロシア皇帝家出身のギリシャ王妃オルガ(オリガ)の生誕165周年記念行事へ参加しました。
オリガ・コンスタンチノヴナ・ロマノヴァ(1851年9月3日~1926年6月18日)は、ロシア皇帝アレクサンドル2世の弟コンスタンチン大公の娘であり、1867年にギリシャ国王ゲオルギオス1世と結婚してギリシャ王妃となりました。

「スメトリーヴイ」はギリシャを去った後も地中海東部(シリア沖)に滞在し、ここで2017年の新年を迎えました。
2017年2月下旬には地中海東部に居るアメリカ海軍の原子力空母「ジョージ・H・W・ブッシュ」を追尾しました。
ブログ『BMPD』より
【「スメトリーヴイ」は「ブッシュ」を追う】
「スメトリーヴイ」と交代する為、2017年2月27日に警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」がセヴァストーポリを出航し、3月2日に地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦アドミラル・グリゴロヴィチは地中海へ入った]
「スメトリーヴイ」は3月5日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、3月6日にセヴァストーポリへ帰投しました。
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