プロジェクト22350フリゲート2隻(3番艦と4番艦)は2020年末までにロシア海軍へ引き渡される

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2017年3月7日12時21分配信
【ミサイル「カリブル」を装備する2隻の新たなフリゲートは2020年末までに(ロシア)海軍へ加わる-ショイグ】
モスクワ、3月7日、インタファクス-AVN

ミサイル「オーニクス」「カリブル」で武装する2隻の新たなフリゲートが2020年末までにロシア海軍へ増強される。
国防相セルゲイ・ショイグは述べた。

「2020年末までに、現代的な打撃複合体カリブルとオーニクスを装備する2隻の新たなプロジェクト22350フリゲートが(ロシア)海軍へ加わります。
これらの艦の対空防衛は、複数のタイプの誘導ロケット(ミサイル)を有する新たな高射ミサイル-砲システムにより保障されなければなりません」
セルゲイ・ショイグ
は電話会議において話した。

彼によると、これらのタイプのミサイルの試験が進められている。



[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

ロシア海軍の為の新世代フリゲート、プロジェクト22350は、現在までにサンクトペテルブルク「北方造船所」で4隻が起工され、この内の2隻が進水し、1番艦は洋上試験中です。

1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は2006年2月1日に起工、2010年10月28日に進水し、2014年11月から洋上試験が始まりました。
同艦は2017年7月末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフは2017年7月末にロシア海軍へ引き渡される]

2番艦「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は2009年11月26日に起工、2014年12月12日に進水し、現在艤装中です。
ロシア海軍への引き渡しは2018年になります。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"は2017年夏に洋上試験を開始する]

3番艦「アドミラル・ゴロフコ」は2012年2月1日に起工され、2017年に進水が予定されています。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22350フリゲート3番艦アドミラル・ゴロフコは2017年夏-秋頃に進水する]

4番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・イサコフ」は2013年11月14日に起工されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・イサコフ」(と偵察艦「イワン・フルス」)を起工した]


プロジェクト22350は、通常航行用のディーゼルと高速航行用のガスタービンを組み合わせた複合機関ですが、この内のガスタービンM90FRは、ロシアウクライナの共同開発であり、主な部品はロシアで製造し、ガスタービンエンジンの最終組立はウクライナで行なわれていました。
[ロシア新世代艦のガスタービンとディーゼル]

しかし、2014年2月末からのウクライナ危機、3月のロシア連邦によるクリミア半島編入により、ウクライナロシアの関係も悪化し、ガスタービンエンジンに関する「分業体制」も瓦解しました。
[ロシア海軍の新型フリゲートの建造は停滞する]
[ロシアはガスタービンエンジン供給中止に関してウクライナを訴える]

プロジェクト22350の場合、1番艦と2番艦のガスタービンは納入されましたが、3番艦以降の供給は途絶えました。
この為、ガスタービンの最終組立もロシア国内で行なう事になりましたが、その生産が始まるのは2017年5月以降になります。
[2017年5月からロシア海軍の為の艦船用ガスタービンエンジンの国内完全生産が始まる]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート・プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)3番艦以降の為のロシア製ガスタービンは2017年末から供給を開始する]


そして今回、ロシア国防相セルゲイ・ショイグ上級大将は、2020年末までに2隻のプロジェクト22350フリゲートロシア海軍へ加わると発言しました。

ショイグ国防相は具体的な艦名は出していませんが、これは、おそらくは22350の3番艦「アドミラル・ゴロフコ」と4番艦「アドミラル・イサコフ」の事でしょう。

更にショイグ国防相は、この2隻の22350フリゲート「新たな高射ミサイル-砲システム」を装備すると言っています。
おそらくは「パーンツィリ-M」の事でしょう。
[ロシア海軍の新型高射複合体パーンツィリ-Mは2017年末までに制式採用される]

プロジェクト22350フリゲートの1番艦と2番艦には、2000年代に開発された高射ミサイル-砲複合体「パラシ」が装備されています。
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[新型CIWS「パラシ」]
しかし、その後、陸上用の高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-S1」の艦載ヴァージョンが作られることになり、「パラシ」は少数生産に終わりました。

プロジェクト22350の3番艦以降にも、「パラシ」では無く「パーンツィリ-M」が装備されることになるようです。
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