ロシア海軍合同艦船グループは8月に地中海で合流する

『ロシア通信社ノーボスチ』より。
【ロシア連邦海軍の3つの艦隊の艦船は8月に地中海で会合する】
モスクワ、7月20日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシア連邦海軍のバルト、北方、黒海艦隊の戦闘艦は8月初頭に地中海で会合し、そこで合流して艦隊間グループとなり、訓練を行なう。
金曜日、国防省の公式代理人はロシア通信社ノーボスチに伝えた。
当局によると、北方、バルト、そして黒海艦隊の艦船合同グループは大西洋、地中海、黒海で戦闘訓練任務を遂行する。
航海の主要課題は、単一指揮下による行動に習熟する事にある。
「指定海域(地中海)において、黒海艦隊戦闘艦船支隊がグループの構成に加入し、その後、艦船は遠距離航海任務の遂行を継続し、演習及び訓練期間中に(各艦隊)間の連携行動が行なわれます」
ロシア軍当局の代理人は述べた。
彼は、現時点において、海軍グループには、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」で構成される北方艦隊戦闘艦船支隊と、更に、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、「ネウストラシムイ」、救助曳航船SB-921で構成されるバルト艦隊戦闘艦船支隊が含まれていると説明した。
彼らは、北大西洋において集中的に戦術演習及びとの合同訓練を実施している。
「北大西洋における計画戦闘訓練行動を完了した後、グループは7月末にジブラルタル海峡を通過し、地中海へと去ります」
代理人は付け加えた。
彼は、前日に艦船グループが電子機器装置を使用する機動訓練と、更には、艦載兵器複合体を使用する小型の海洋目標を撃退する戦術訓練の課題を仕上げた事を指摘した。
「警備艦スメトリーヴイ、大型揚陸艦ツェーザリ・クニコフ、ニコライ・フィリチェンコフ、加えて2隻の保障船で構成される黒海艦隊戦闘艦船支隊は、昨日に、潜水艦の捜索及び探知訓練、艦の緊急事態に対する行動訓練、更には、一連の艦船の損傷への対処訓練を行ないました」
国防省の代理人は述べた。
(2012年7月20日18時02分配信)
[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征]
ロシア北方艦隊の大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」、3隻の大型揚陸艦、2隻の保障船(救助曳船及び給油船)は、7月10日にセヴェロモルスクを出港し、7月16日に北大西洋でバルチースクから出港したバルト艦隊の艦船と合流しました。
[北大西洋でロシア北方艦隊とバルト艦隊の艦船は合流した]
その後、大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」、救助曳船「ニコライ・チケル」、給油船「セルゲイ・オシポフ」は、北方・バルト艦隊合同グループから離れ、北へ向かいました。
[北方・バルト艦隊合同グループの航海が始まった]
[大型対潜艦アドミラル・チャバネンコは北東大西洋で訓練を行なう]
地中海へ行く北方・バルト艦隊合同艦船グループは、以下の艦船で構成されます。
[北方・バルト艦隊合同艦船グループ]
指揮官:コラ異種戦力小艦隊司令官ウラジーミル・カサトノフ少将
大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」(北方艦隊)
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(北方艦隊)
大型揚陸艦「コンドポガ」(北方艦隊)
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(バルト艦隊)
警備艦「ネウストラシムイ」(バルト艦隊)
救助曳船SB-921(バルト艦隊)
給油船「レナ」(バルト艦隊)
北方・バルト艦隊合同艦船グループは地中海へ行き、8月初頭に黒海艦隊の艦船グループと合流します。
[黒海艦隊艦船支隊]
警備艦「スメトリーヴイ」
大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」
大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」
保障船(給油船?)
保障船(救助曳船?)
その後、更に黒海まで行くようです。
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