ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは日本海で対潜戦闘及び機雷掃討訓練を行なった

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年4月4日7時18分配信
【日本海で「アドミラル・ヴィノグラードフ」は潜水艦との戦闘演習を実施した】
ウラジオストク、4月4日-ロシア通信社ノーボスチ

大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」乗組員は、太平洋艦隊海上戦闘訓練射爆場対潜航空隊航空機の支援を得て仮想敵潜水艦を探知、破壊した。
東方軍管区下の太平洋艦隊広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフは報道陣へ伝えた。

「大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフの乗組員は、艦隊の海軍航空隊の対潜航空機Tu-142とIl-38の支援を得て、仮想敵潜水艦を探知し、破壊する複合任務へ取り組みました。
仮想敵潜水艦の役割は、太平洋艦隊のディーゼルエレクトリック潜水艦が演じました」
マトヴェーエフ
は伝えた。

彼によると、同艦の乗組員は、仮想敵潜水艦を分類し、追跡する複合活動を行なった。
その後、探知された潜水艦は、同艦の反応爆雷装置魚雷兵器により模擬破壊された。
また、大型対潜艦は、仮想敵潜水艦が敷設した機雷源を突破し、砲複合体AK-630からの実地射撃による浮遊機雷の破壊の要素へ取り組んだ。

「近い内に同艦の乗組員は、ミサイル及び砲の実地射撃の実行により空中攻撃手段及び小型高速目標からの攻撃を撃退する単独砲撃戦を実施します」
マトヴェーエフ
は付け加えた。



ロシア太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(572、1989年5月1日就役)は、2016年3月末にウラジオストクを出航し、東南アジア及び太平洋海域への遠洋航海を実施しました。
[大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ遠距離航海(2016年3月-8月)]

この遠洋航海中の2016年4月中旬にはアジア太平洋地域国際海軍演習『コモド-2016』へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフが参加した国際演習『コモド-2016』は終了した]

2016年5月には国際海軍演習『ADMMプラス-2016』へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは国際海軍演習『ADMMプラス-2016』へ参加する]

2016年7月にはハワイ沖まで行きました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフはハワイ沖へ現れた]

2016年8月8日にウラジオストクへ帰港しました。



その後はウラジオストクで整備が行なわれていたようです。


2017年3月18日の「アドミラル・ヴィノグラ―ドフ」(ウラジオストク金角湾)
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そして2017年4月4日、大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」は久々に出航し、日本海で対潜戦闘訓練を行ないました。
「アドミラル・ヴィノグラードフ」が使用した兵器は、RBU-6000対水中ロケット4連装533mm魚雷発射管です。

RBU-6000対水中ロケット12連装発射機
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4連装533mm魚雷発射管
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対潜戦闘訓練にはソヴィエツカヤ・ガヴァニ近郊のカーメニ・ルチェイ基地に駐留する海軍航空隊対潜哨戒機Tu-142M3と、沿海地方ニコラエフカ基地に駐留する対潜哨戒機Il-38も参加し、更に、太平洋艦隊所属のプロジェクト877潜水艦(キロ級)が「敵役」を務めました。

カーメニ・ルチェイ基地
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対潜哨戒機Tu-142M3
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ニコラエフカ基地
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対潜哨戒機Il-38
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ウラジオストク南部のウリス湾に駐留するプロジェクト877潜水艦
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なお、対潜哨戒機Tu-142M3プロジェクト877潜水艦は、さる3月19日に日本海で実施された親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」戦隊水雷艇(駆逐艦)「ブイストルイ」の対潜戦闘訓練にも参加しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと戦隊水雷艇(駆逐艦)ブイストルイは日本海で対潜戦闘訓練を行なった]

対潜戦闘訓練の後、「アドミラル・ヴィノグラードフ」は、敵潜水艦が敷設した機雷AK-630M 30mm機関砲で掃射する機雷掃討訓練を行ないました。
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