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ロシア海軍合同艦船グループはジブラルタル海峡を通過し、地中海へ入った

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『ロシア通信社ノーボスチ』より。
【ロシアの戦闘艦はジブラルタルを通過し、地中海へ入った】
モスクワ、7月24日-ロシア通信社ノーボスチ

バルト艦隊及び北方艦隊の戦闘艦船は、ジブラルタル海峡を通過し、黒海艦隊艦船と合流して艦隊間グループの訓練を遂行する為、地中海へ入った。
火曜日、ロシア連邦国防省の公式代理人はロシア通信社ノーボスチに伝えた。

当局によると、北方バルト、そして黒海艦隊の艦船合同グループは大西洋、地中海、黒海で戦闘訓練任務を遂行する。
航海の主要課題は、単一指揮下による行動に習熟する事にある。

「北方艦隊戦闘艦船支隊(大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」)とバルト艦隊戦闘艦船支隊(警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、「ネウストラシムイ」、救助曳航船SB-921、給油船「レナ」)で構成される合同艦隊グループは、モスクワ時間16時00分にジブラルタル海峡を通過し、地中海へ入りました」
代理人は述べた。

「艦船グループは、指定海域-アルボラン海(地中海の西方海域)で物資を補充し、遠距離航海任務の遂行を開始します。
計画戦闘訓練任務遂行の中身が縮小される事は有りません」

国防省の公式代理人は述べた。

彼は、警備艦「スメトリーヴイ」、大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」、「ニコライ・フィリチェンコフ」、加えて2隻の保障船で構成される黒海艦隊戦闘艦船支隊は、地中海南東部で任務遂行を続けると指摘した。

「地中海で任務を遂行する3艦隊の艦船には、北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフが加わる予定です。
同艦は、以前にアデン湾での船舶航行の安全保障(ソマリア海賊対処国際部隊)に参加しておりました」

軍当局の代理人は述べた。
(2012年7月24日04時17分配信)


[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征]

ロシア北方艦隊大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」、3隻の大型揚陸艦、2隻の保障船(救助曳船及び給油船)は、7月10日にセヴェロモルスクを出港し、7月16日に北大西洋バルチースクから出港したバルト艦隊の艦船と合流しました。
[北大西洋でロシア北方艦隊とバルト艦隊の艦船は合流した]

その後、大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」、救助曳船「ニコライ・チケル」、給油船「セルゲイ・オシポフ」は、北方・バルト艦隊合同グループから離れ、北へ向かいました。
[北方・バルト艦隊合同グループの航海が始まった]
[大型対潜艦アドミラル・チャバネンコは北東大西洋で訓練を行なう]


地中海へ行く北方・バルト艦隊合同艦船グループは、以下の艦船で構成されています。

[北方・バルト艦隊合同艦船グループ]
指揮官:コラ異種戦力小艦隊司令官ウラジーミル・カサトノフ少将

大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」(北方艦隊)
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(北方艦隊)
大型揚陸艦「コンドポガ」(北方艦隊)
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(バルト艦隊)
警備艦「ネウストラシムイ」(バルト艦隊)
救助曳船SB-921(バルト艦隊)
給油船「レナ」(バルト艦隊)


北方・バルト艦隊合同艦船グループ地中海へ行き、8月初頭に黒海艦隊の艦船グループと合流します。
[ロシア海軍合同艦船グループは8月に地中海で合流する]

[黒海艦隊艦船支隊]
警備艦「スメトリーヴイ」
大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」
大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」
保障船(給油船?)
保障船(救助曳船?)



そして今回の国防省発表によると、アデン湾で海賊対処任務に就いていた北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」も、この合同艦隊グループに加わるようです。
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「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は、現在、地中海に居ます。
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフはアデン湾海賊対処任務を終えた]
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