原子力科学調査潜水艦ベルゴロドは2018年にロシア海軍へ引き渡される

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『イズベスチヤ』より
2017年4月13日0時1分配信
【(ロシア)海軍は2018年に科学調査艦「ベルゴロド」を受領する】

潜水艦は水中ケーブルを敷設し、海底で有益な鉱物を探し出す。

プロジェクト09852原子力科学調査潜水艦「ベルゴロド」は2018年に(ロシア)海軍へ引き渡される。
最新潜水艦は、無人深海装置バチスカーフ、更には特殊科学機器を搭載する。
専門家によると、潜水艦は、大深度での軍事的課題の解決と、北極棚の調査と有益な鉱物の採取の為に使用できる。

『イズベスチヤ』北方艦隊本部から伝えられたように、現在、「ベルゴロド」は、新たな任務遂行の為の機器と機構の近代化作業を進めている。
それは来年には完了し、その後、海軍への引き渡しが計画されている。
「ベルゴロド」は、世界最大の造船台であるセヴェロドヴィンスク機械製造事業第55作業所に未だ在る。

プロジェクト09852は、未完成のプロジェクト949A「アンテイ」水中巡洋艦をベースに作成されている。
これらの潜水艦は、世界の大洋へのアメリカ空母連合部隊の展開に対する回答として、ソヴィエト社会主義共和国連邦で建造された。

「ベルゴロド」は1992年に『セヴマシュ』で起工された。
2006年には進捗度76パーセントで艦の建造は凍結された。
しかし、軍事船員は「未完成艦」に再び興味を持ったが、それは「空母ハンター」としてでは無かった。
艦は、有人および無人の深海装置を搭載する為に再建造される事が決定された。

潜水艦は、多数の特殊機器と潜水機器、有人深海装置を移動させる為の開閉式収納室の設置のために意図されている。
その1つは、救助艇「ベステル」である。
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艦は地球物理学複合体「マグマ」を展開し、北極棚で地質調査作業を実施できる。
複合体は4分の1のコストであり、気象条件や結氷状態に関係なく困難な海域で調査を実施する。

「ベルゴロドは、多目的水中コンバインと言えるでしょう」
インターネットプロジェクト『ミリタリー・ロシア』編集長ドミトリー・コルネフ『イズベスチヤ』へ話した。
「この潜水艦は、深海装置、バチスカーフ、無人装置を運搬できます。
更にそれは、海底で作業を行ないます。
従いまして、ベルゴロドは、軍事及び平和目的の双方に使用できます。
例えば、潜水艦は海底ケーブルを敷設し、或いは"ガルモニヤ"システムを展開します。
更に潜水艦は、北極棚の調査と有益な鉱物の採取に役立ちます」


「ベルゴロド」と直接類似するものは、専門家によると、世界には無い。
アメリカペンタゴン先進研究機関(DARPA)は、複数の民間企業と合同で「ポセイドン」プログラムを実現している。
その作成には、毎年約700億ドルが支出されている。
これは、全地球航法システムGPSの水中の同類~通信中継深海装置システムである。
ロシアは、調査に従事するのみならず、機器を搭載し、海底を調査する事が出来る水中機器搭載艦を作成する。



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プロジェクト949A(オスカーII級)原子力水中巡洋艦K-329「ベルゴロド」は、1992年7月24日にセヴェロドヴィンスク市『セヴマシュ』で起工されましたが、2006年に完成度80パーセント程度で建造工事は凍結されました。
[オスカーII型原潜最終艦、建造中止?]
[未完のオスカーII型原潜ベルゴロド]
[オスカーII級原潜「ベルゴロド」の建造は停止される]

その後、「ベルゴロド」は特殊用途原潜へ改造されることになりました。
[オスカーII級原潜「ベルゴロド」は特殊作戦母艦として完成する]
[オスカーII級原潜「ベルゴロド」は完成する]
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2012年12月20日、「ベルゴロド」は、原子力調査潜水艦プロジェクト09582として、セヴェロドヴィンスク市『セヴマシュ』造船所で改めて「起工」されました。
[調査原潜プロジェクト09852は起工された]
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再起工後の工事進捗状況は一切明らかにされませんでしたが、今回の記事の通り、工事は進められているようであり、2018年末までにロシア海軍へ引き渡されるとの事です。
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