ヘリ空母ミストラル型はウラジオストク市へ配置される
- カテゴリ:ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル級
『ロシア通信社ノーボスチ』より。
【「ミストラル」はウラジオストクへ配置される事を総司令官は確認した】
モスクワ、7月26日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシア海軍は、ヘリコプター空母「ミストラル」型の配置場所を決定した-それはウラジオストクである。
木曜日、海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ中将は述べた。
「軍艦ミストラル型の配置場所は決まっております。それはウラジオストク市です。
かの地には、艦船修理工場が有りますし、人員も準備出来るでしょう」
彼は、モスクワ-サンクト・ペテルブルク-ムルマンスク-カリーニングラードを結ぶロシア通信社ノーボスチのテレビ会議において、こう語った。
以前、太平洋艦隊司令部の高位の代理人は、「ミストラル」は、ウラジオストクから119km離れたフォーキノ市の海軍基地へ配備される計画であるとロシア通信社ノーボスチに伝えた。
フォーキノ基地は、ストレロク湾に位置している。
現在、同地に駐留する第36水上艦師団は、6隻の戦闘ユニット:重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ラーザレフ」、ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、そして4隻のプロジェクト956駆逐艦で構成されている。
ロシア連邦海軍の為にフランスで2隻の「ミストラル」型ヘリコプター空母を建造する12億ユーロの契約は、2011年6月に調印された。
ロシア海軍の為の最初のヘリコプター空母は2014年に、2隻目は2015年にフランスで竣工する。
汎用ヘリコプター空母「ミストラル」は排水量21000トン、船体の最大長は210メートル、18ノットの速力発揮を可能とする。
航続距離は最大で20000海里。乗組員160人の他に450人を収容可能である。
航空グループは16機のヘリコプターで構成され、このうち同時に飛行甲板から6機が発着できる。
これらの艦には、8機のKa-52Kと8機のKa-29の配備が計画されている。
(2012年7月26日11時48分配信)
[ヘリ空母ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
[ロシア海軍向けミストラル型の詳細が公表された]
記事中でも触れられていますが、ロシア太平洋艦隊の主力水上艦部隊は、沿海地方のフォーキノ市に駐留しています。
フォーキノには、第36水上艦師団と第100揚陸艦旅団が駐留しており、沿海地方異種戦力連合小艦隊司令部も置かれています。

第36水上艦師団は、記事中にある6隻の水上艦の他、今年の初頭に解隊された第44対潜艦旅団の大型対潜艦4隻(ウダロイ型)も編入されており、ロシア太平洋艦隊の航洋水上戦闘艦全てを集約した部隊となりました。
ただし、記事中にも登場する重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ラーザレフ」とプロジェクト956駆逐艦(ソブレメンヌイ型)3隻は稼働状態に在りません。
今回の記事では触れられていませんが、フォーキノには第100揚陸艦旅団も駐留しており、同旅団には5隻の大型揚陸艦が配備されています。
ただし、この内、大型揚陸艦「アレクサンドル・ニコラエフ」は稼働状態に在りません。
太平洋艦隊に配備されるヘリコプター空母も、この両部隊のどちらかに編入される事になるでしょうが、今回、ロシア海軍総司令官により、常駐場所はフォーキノでは無くウラジオストクとなる事が明らかにされました。
ウラジオストクでは、ヘリコプター空母などの新型水上艦の極東配備に備え、艦船修理工場の近代化が進められています。


『REGIONS.RU』より。
2012年4月11日配信
【ウラジオストク最大の艦船修理工場は再建される】
『ロシア通信社ノーボスチ・極東管区ニュース』より。
2012年4月11日21時03分配信
【ウラジオストクの艦船修理工場は「ミストラル」の為に13億ルーブルを掛けて再建される】
ウラジオストクの第178艦船修理工場は、「ミストラル」型を含む新世代艦に対応できるように施設を近代化し、35600トン級浮きドックの導入、ディーゼル潜水艦修理用の5000トン級ドックの建設、現在の第1乾ドックの全天候型への改装などが行なわれるとの事です。
近代化計画の実施期間は、今年(2012年)から2027年までの16年間に渡ります。
近代化計画の最初の5年間で13億ルーブルが拠出されます。
そこで、艦船修理工場に近いウラジオストク市へ配置する事にしたのでしょう。
【「ミストラル」はウラジオストクへ配置される事を総司令官は確認した】
モスクワ、7月26日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシア海軍は、ヘリコプター空母「ミストラル」型の配置場所を決定した-それはウラジオストクである。
木曜日、海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ中将は述べた。
「軍艦ミストラル型の配置場所は決まっております。それはウラジオストク市です。
かの地には、艦船修理工場が有りますし、人員も準備出来るでしょう」
彼は、モスクワ-サンクト・ペテルブルク-ムルマンスク-カリーニングラードを結ぶロシア通信社ノーボスチのテレビ会議において、こう語った。
以前、太平洋艦隊司令部の高位の代理人は、「ミストラル」は、ウラジオストクから119km離れたフォーキノ市の海軍基地へ配備される計画であるとロシア通信社ノーボスチに伝えた。
フォーキノ基地は、ストレロク湾に位置している。
現在、同地に駐留する第36水上艦師団は、6隻の戦闘ユニット:重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ラーザレフ」、ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、そして4隻のプロジェクト956駆逐艦で構成されている。
ロシア連邦海軍の為にフランスで2隻の「ミストラル」型ヘリコプター空母を建造する12億ユーロの契約は、2011年6月に調印された。
ロシア海軍の為の最初のヘリコプター空母は2014年に、2隻目は2015年にフランスで竣工する。
汎用ヘリコプター空母「ミストラル」は排水量21000トン、船体の最大長は210メートル、18ノットの速力発揮を可能とする。
航続距離は最大で20000海里。乗組員160人の他に450人を収容可能である。
航空グループは16機のヘリコプターで構成され、このうち同時に飛行甲板から6機が発着できる。
これらの艦には、8機のKa-52Kと8機のKa-29の配備が計画されている。
(2012年7月26日11時48分配信)
[ヘリ空母ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
[ロシア海軍向けミストラル型の詳細が公表された]
記事中でも触れられていますが、ロシア太平洋艦隊の主力水上艦部隊は、沿海地方のフォーキノ市に駐留しています。
フォーキノには、第36水上艦師団と第100揚陸艦旅団が駐留しており、沿海地方異種戦力連合小艦隊司令部も置かれています。

第36水上艦師団は、記事中にある6隻の水上艦の他、今年の初頭に解隊された第44対潜艦旅団の大型対潜艦4隻(ウダロイ型)も編入されており、ロシア太平洋艦隊の航洋水上戦闘艦全てを集約した部隊となりました。
ただし、記事中にも登場する重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ラーザレフ」とプロジェクト956駆逐艦(ソブレメンヌイ型)3隻は稼働状態に在りません。
今回の記事では触れられていませんが、フォーキノには第100揚陸艦旅団も駐留しており、同旅団には5隻の大型揚陸艦が配備されています。
ただし、この内、大型揚陸艦「アレクサンドル・ニコラエフ」は稼働状態に在りません。
太平洋艦隊に配備されるヘリコプター空母も、この両部隊のどちらかに編入される事になるでしょうが、今回、ロシア海軍総司令官により、常駐場所はフォーキノでは無くウラジオストクとなる事が明らかにされました。
ウラジオストクでは、ヘリコプター空母などの新型水上艦の極東配備に備え、艦船修理工場の近代化が進められています。


『REGIONS.RU』より。
2012年4月11日配信
【ウラジオストク最大の艦船修理工場は再建される】
『ロシア通信社ノーボスチ・極東管区ニュース』より。
2012年4月11日21時03分配信
【ウラジオストクの艦船修理工場は「ミストラル」の為に13億ルーブルを掛けて再建される】
ウラジオストクの第178艦船修理工場は、「ミストラル」型を含む新世代艦に対応できるように施設を近代化し、35600トン級浮きドックの導入、ディーゼル潜水艦修理用の5000トン級ドックの建設、現在の第1乾ドックの全天候型への改装などが行なわれるとの事です。
近代化計画の実施期間は、今年(2012年)から2027年までの16年間に渡ります。
近代化計画の最初の5年間で13億ルーブルが拠出されます。
そこで、艦船修理工場に近いウラジオストク市へ配置する事にしたのでしょう。

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