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ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦リマンはイスタンブール沖で民間船と衝突し沈没した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年4月27日14時9分配信
【ロシアの調査船「リマン」は黒海で損傷を受けた】
モスクワ、4月27日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア黒海艦隊調査船「リマン」は、ボスポラス海峡から40kmで他の船と衝突した後に損傷を受けた。
乗組員は負傷していないとロシア国防省は発表した。

緊急事態は、木曜日の昼頃に発生した。
「リマン」は、現在、所有者が確立している「アショート-7」号と衝突し、吃水線下の右側を損傷した。
「同艦の乗組員は、船のダメージコントロールに努めています」
軍当局は声明で述べた。

事故現場へ黒海艦隊の当直部隊の艦船と、更には救助チームの航空機An-26が向かった。



『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年4月27日14時34分配信
【損傷を受けたロシア船「リマン」の乗組員は全員が救助された】
アンカラ、4月27日-ロシア通信社ノーボスチ、アラン・パラジチェンコ

黒海で他の船と衝突して損傷したロシア連邦黒海艦隊調査船「リマン」の全ての乗組員は、イスタンブール沿岸警備隊に救助された。
『ロシア通信社ノーボスチ』は当局の広報サービス代表より伝えられた。

先だってロシア国防省は、黒海艦隊調査船「リマン」が木曜日にボスポラス海峡から40kmで他の船と衝突した後に損傷を受け、乗組員は負傷していないと発表した。
トルコのメディアは、トルコ沿岸警備隊の艇が船の衝突場所へ到着したと報じた。

「衝突した2隻の船は、1隻はロシア船、2隻目はトーゴ船籍です。
双方の船の乗組員は全て救助され、死傷者は居ません。
私共は、合計で78名の避難者を救助しました」

対談者は話した。



『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年4月27日15時17分配信
【黒海で損傷を受けたロシア船「リマン」は沈没した】
モスクワ、4月27日-ロシア通信社ノーボスチ

黒海艦隊船「リマン」は損傷を受けた結果、沈没したが、乗組員は誰も負傷していない。
(ロシア)国防省は発表した。

事故は、木曜日の昼頃に発生した。
ボスポラス海峡から40kmでロシア艦「アショート-7」号と衝突し、右舷側に損傷を受けた。
緊急事態の現場へ直ちにトルコ沿岸警備隊の艇が出動し、双方の船の乗組員を救助した。
合計で78名の避難者が救助された。

「黒海艦隊の調査船リマンの乗組員全ては完全に生存し、健在です。
現在、トルコの救助船はロシア艦の避難の準備をしています」

防衛当局は声明で述べた。

国防省は更に、「リマン」の乗組員の一部が欠けているというロイター通信の報道を否定した。

近い内に、緊急事態の現場から1.5海里に居たロシア船「ウルス・スター」黒海艦隊基地へ乗組員を送り届ける。

イスタンブールロシア総領事館によると、艦の衝突の理由は濃霧かもしれない。

イスタンブール沿岸警備隊の広報サービス代表は、「アショート-7」号トーゴ船籍で活動していたと『ロシア通信社ノーボスチ』へ話した。

「リマン」は1970年にポーランドのグダニスク市で建造され、当初は海面図調査の為に意図されていた。
1989年に船は偵察艦へ改装された。



『赤旗黒海艦隊情報リソース』より
【中型偵察艦「リマン」】

プロジェクト861中型偵察艦「リマン」は1970年8月19日に進水し、同年12月23日に就役し、北方艦隊へ編入されました。

1974年に黒海艦隊へ転属しました。

1999年4月~5月にはユーゴスラヴィア沖(アドリア海)へ進出し、NATO軍の動向を監視しました。
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この数年間は交代で地中海東部へ派遣され、最近では、2016年10月20日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、2017年1月26日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入りました。
これが「リマン」にとって、最後の地中海での活動になりました。

記事中で触れられているように、「リマン」は2017年4月27日にボスポラス海峡の北西40kmでトーゴ船籍の貨物船と衝突し、沈没しました。
乗組員は全員救助されました。
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