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ロシア海軍合同艦船グループのシリア寄港予定は無い

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『中央海軍ポータル(フロートコム)』より。
【海軍の艦船支隊のタルトゥース寄港は計画されていない-ヴィクトル・チルコフ中将】
2012年7月26日

地中海における海軍艦船支隊の戦闘訓練任務の作業の枠内では、タルトゥースへの寄港は計画されていない。
これは、7月26日の広報会議において、海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ中将が述べた事である。

国防省によると、大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」保障船「ニコライ・チケル」及び「セルゲイ・オシポフ」で構成される北方艦隊艦船支隊は、現在、モレー湾から北方への移動を続けている。

北方艦隊及びバルト艦隊合同艦船支隊は、7月16日に形成された。
バルト艦隊の艦船は、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、「ネウストラシムイ」、救助曳航船SB-921である。

以前、『中央海軍ポータル』は、シリア大統領バシャール-アリ・アサドに反抗する勢力が、シリア沿岸に存在するロシア海軍艦船に対し挑発行動に出るという情報を入手した。

『中央海軍ポータル』は、北方艦隊の艦船が7月10日に航海のため出発したと報じた事を思い起こしてほしい。
伝えられる所によれば、艦上には海軍歩兵部隊が配置されている。

そして海軍の情報提供者は、全てのユニット(艦船)支隊は、タルトゥース保障基地へ入港すると述べたが、この航海はシリアの危機とは関係が無い事を強調した。


[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征]

ロシア北方艦隊大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」、3隻の大型揚陸艦、2隻の保障船(救助曳船及び給油船)は、7月10日にセヴェロモルスクを出港しました。
[ロシア北方艦隊の大型対潜艦アドミラル・チャバネンコ、シリア沖へ?]


その後、大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」、救助曳船「ニコライ・チケル」、給油船「セルゲイ・オシポフ」は、北方・バルト艦隊合同グループから離れ、北へ向かいました。
[北方・バルト艦隊合同グループの航海が始まった]
[大型対潜艦アドミラル・チャバネンコは北東大西洋で訓練を行なう]


地中海へ行く北方・バルト艦隊合同艦船グループは、以下の艦船で構成されています。

[北方・バルト艦隊合同艦船グループ]
指揮官:コラ異種戦力小艦隊司令官ウラジーミル・カサトノフ少将

大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」(北方艦隊)
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(北方艦隊)
大型揚陸艦「コンドポガ」(北方艦隊)
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(バルト艦隊)
警備艦「ネウストラシムイ」(バルト艦隊)
救助曳船SB-921(バルト艦隊)
給油船「レナ」(バルト艦隊)


北方・バルト艦隊合同艦船グループ地中海へ行き、8月初頭に黒海艦隊の艦船グループと合流します。
[ロシア海軍合同艦船グループは8月に地中海で合流する]

[黒海艦隊艦船支隊]
警備艦「スメトリーヴイ」
大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」
大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」
保障船(給油船?)
保障船(救助曳船?)


この合同グループには、アデン湾で海賊対処任務に就いていた北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」も参加します。
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