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プロジェクト22350フリゲートは2025年までに4隻がロシア海軍へ就役する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年5月16日12時47分配信
【ロシア海軍は2025年までに4隻のプロジェクト22350フリゲートの受領を計画している】
サンクトペテルブルク、5月16日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍は2025年までに4隻の最新フリゲート・プロジェクト22350を受領しなければならない。
火曜日に海軍造船管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフは発表した。

「(海軍は)4隻のプロジェクト22350フリゲートの受領を計画しております」
彼は、通信船「イワン・フルス」進水式典中に話した。

伝えられているように、同プロジェクトのフリゲートのトップ「アドミラル・ゴルシコフ」は、今年11月に海軍へ加わる。
トリャピチニコフによると、2番艦「アドミラル・カサトノフ」は2018年には海軍へ加入できるだろう。

海軍造船管理部長が指摘したように、海軍は4隻のプロジェクト22350フリゲートを受領した後、このプロジェクトを近代化する。
彼は、近代化は「かなり高度なもの」と言ったが、程度については説明しなかった。

トリャピチニコフは更に、同プロジェクトのフリゲート「アドミラル・カサトノフ」は2018年に海軍へ引き渡され、造船工場『北方造船所』は適切な条件下で艦の建造が可能である事を指摘した。
「工場『北方造船所』は、フリゲート"アドミラル・カサトノフ"が2018年に海軍へ加入する計画を可能にするでしょう」
彼は話した。

『北方造船所』は火曜日に通信船「イワン・フルス」を進水させた。
トリャピチニコフの見方では、この艦は最も現代的な装置を装備している。
「船は、海軍の様々なグループ間の通信の保障を含めた特殊な任務の遂行の為に意図されております。
2025年までに、我々は、更に2隻の同プロジェクト船を受領しなければなりません」
トリャピチニコフ
は話した。

彼は、「イワン・フルス」「温帯で」勤務を行なうと付け加えた。



[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

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ロシア海軍の為の新世代フリゲート、プロジェクト22350は、現在までにサンクトペテルブルク「北方造船所」で4隻が起工され、この内の2隻が進水し、1番艦は洋上試験中です。

1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(417)は2006年2月1日に起工、2010年10月28日に進水し、2014年11月から洋上試験が行なわれています。
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ロシア海軍への引き渡しは2017年11月に予定されています。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフは2017年11月にロシア海軍へ引き渡される]

2番艦「アドミラル・フロータ・カサトノフ」(431)は2009年11月26日に起工、2014年12月12日に進水し、現在艤装中です。
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[建造中のロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"へ汎用打撃ミサイル発射機が設置された]
ロシア海軍への引き渡しは2018年に予定されています。

3番艦「アドミラル・ゴロフコ」は2012年2月1日に起工され、2017年に進水が予定されています。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22350フリゲート3番艦アドミラル・ゴロフコは2017年夏-秋頃に進水する]

4番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・イサコフ」は2013年11月14日に起工されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・イサコフ」(と偵察艦「イワン・フルス」)を起工した]


今回、ロシア海軍造船管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ少将は、プロジェクト22350は2025年までに4隻がロシア海軍への引き渡しを計画していると発言しました。

トリャピチニコフ少将の発言を見る限り、4隻のプロジェクト22350フリゲートが就役した後は、改良型の建造へ移行する事になるようです。
(つまり、プロジェクト22350の建造は4番艦「アドミラル・イサコフ」で終了する)

トリャピチニコフ少将は、それ以上の事には言及していませんが、おそらくはプロジェクト22350Mの建造へ移行するという事でしょう。
[ロシア海軍の将来フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ型)の排水量は6500トンになる]
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