ロシア海軍は2017年5月24日から27日までの間にリビア沖でミサイル発射演習を実施する
- カテゴリ:地中海情勢(2017年)

『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年5月17日9時54分配信
【ロシア海軍は地中海でのミサイル射撃を事前警告した】
ロシア海軍は、5月24日から27日までの期間中に地中海で射撃を伴う軍事演習を実施する。
『フォンタンカ』が伝えたように、これは、アメリカ合衆国連邦民間航空管理局のデータベースに掲載されたパイロットの為の通知において述べられている。
通知A0039/17では、こう示されている。
「ロシア海軍は地中海の水域(ゾーンには緩衝地帯も含まれる)でミサイル射撃試験の実施を計画している」
通知は、リビア沿岸に沿った全ての海域と、トリポリから150kmの海の奥に関連する。
最新データによると、地中海のロシア海軍常設作戦連合部隊には、現在、有翼ミサイル「カリブル」を搭載するフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」と「アドミラル・エッセン」、更には潜水艦「クラスノダール」が在る。
また、この海域では、大型揚陸艦「ヤーマル」、掃海艦「ワレンチン・ピクリ」、中型偵察艦「キルディン」、海洋曳船MB-174、浮揚工場(工作船)PM-138が戦闘勤務に就いている。
また、メディアは、ロシア連邦海軍グループへ、対艦ミサイル「ウラン」で武装する警備艦「スメトリーヴイ」が合流すると報じた。
黒海艦隊の警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、2017年4月初頭から地中海東部で行動しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはキプロス訪問を終えた]
「アドミラル・グリゴロヴィチ」の同型艦「アドミラル・エッセン」は、5月15日から17日までキプロスのリマソール港を訪問しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはキプロスのリマソールへ寄港した]
黒海艦隊の潜水艦「クラスノダール」は、5月13日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の第4のプロジェクト06363潜水艦クラスノダールはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]
黒海艦隊の海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」は、2017年3月末から地中海東部で行動しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦ワレンチン・ピクリは再び地中海東部(シリア沖)へ派遣された]
黒海艦隊の偵察艦「キルディン」は、2017年2月初頭から地中海で行動しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦キルディンはシリア沖へ行く]
黒海艦隊の大型揚陸艦「ヤーマル」は、2017年5月12日にボスポラス海峡を通過して地中海へ入りました。
黒海艦隊の海洋曳船MB-174は2017年4月6日にボスポラス海峡を通過し、現在は地中海で行動しています。
黒海艦隊の工作船PM-138は2017年1月18日にボスポラス海峡を通過し、現在は地中海東部で行動しています。
今回の記事では触れられていませんが、北方艦隊の大型対潜艦「セヴェロモルスク」も現在は地中海東部に居ます。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはキプロス訪問を終えた]
黒海艦隊の警備艦「スメトリーヴイ」は、2016年10月末から2017年3月初頭まで地中海に滞在していました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは4ヶ月間の地中海航海を終えてセヴァストーポリへ帰投した]
2017年3月6日にセヴァストーポリへ帰港していますが、近い内に地中海へ進出すると一部のメディアで報じられています。
5月24日から27日の間にリビア沖で実施されるロシア海軍の演習には、これらの艦の何れかが参加する事になるでしょう。

- 関連記事
-
- ロシア海軍黒海艦隊の水上艦は地中海で演習を開始した
- ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海へ入った
- ロシア海軍は2017年5月24日から27日までの間にリビア沖でミサイル発射演習を実施する
- ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはキプロスのリマソールへ寄港した
- ロシア海軍バルト艦隊の大型揚陸艦コロリョーフはシリア沖から母港バルチースクへ帰投した
スポンサーサイト