ロシア海軍バルト艦隊は2機の多用途複座戦闘機Su-30SMを受領した
- カテゴリ:多用途複座戦闘機Su-30SM
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年5月29日13時33分配信
【バルト艦隊海軍航空隊は戦闘機Su-30SMの次の一群を受け取った】
カリーニングラード州のチェルニャホフスク軍用飛行場へ、バルト艦隊海軍航空隊の航空基地の飛行隊の1つを構成する更なる2機の戦闘機Su-30SMが到着した。
航空機はイルクーツク製造工場で受領され、カリーニングラード州への移動飛行を行なった。
歓迎式典には、艦隊の海軍航空隊司令部の代表と航空基地の要員が出席した。
この6ヶ月間でバルト艦隊は合計して3機の戦闘機Su-30SMを受領した。
1機目は2016年12月に海軍航空隊の航空基地へ到着した。
今年の国家防衛発注の枠組みにおいて、バルト艦隊海軍航空隊は、この戦闘機を更に数機受け取る。
[参照]
戦闘機Su-30SMは『試作設計局スホーイ』により開発され、公共株式会社『イルクト・コーポレーション』の支所『イルクーツク航空機工場』で生産されている。
これは、ロシアの第4+世代多目的重戦闘機Su-30の最新の改正型である。
それは超機動性を有しており、フェーズドアレイアンテナの電波位置特定機(レーダー)、推力ベクトル制御エンジン、前部水平翼(カナード)を装備する。
航空機は、現代的かつ最先端の「空対空」及び「空対地(空対艦)」クラスの高精度兵器を使用できる。
Su-30SMの利点には、給油と外部燃料タンク無しで3000km以上を飛行する機体の能力が含まれる。
「科学生産法人『イルクト』」公式サイトより。
【多目的戦闘機Su-30SM】

ロシア海軍航空隊の為の多用途複座戦闘機Su-30SMの購入契約は2013年12月に締結されました。
[ロシア海軍航空隊の為に戦闘機Su-30SMと練習機Yak-130が購入される]
2014年7月に最初の3機がロシア海軍へ引き渡され、黒海艦隊へ配備されました。
[3機の多用途複座戦闘機Su-30SMがロシア海軍へ引き渡された]
[ロシア海軍航空隊は戦闘機Su-30SMの運用を開始した]
その後、2016年12月12日までに合計12機のSu-30SMが黒海艦隊航空隊へ配備され、1個飛行隊(エスカドリーリャ)分が揃いました。
[ロシア海軍黒海艦隊航空隊で多用途複座戦闘機Su-30SMの1個飛行隊が完全に形成された]
この他、2016年12月初頭にはバルト艦隊航空隊へSu-30SMの最初の1機が配備されました。
[ロシア海軍バルト艦隊へ多用途複座戦闘機Su-30SMが配備される]
2016年12月28日には北方艦隊へ2機のSu-30SMが配備されました。
[ロシア海軍北方艦隊へ多用途複座戦闘機Su-30SMが配備される]
2017年は、計5機のSu-30SMがロシア海軍航空隊へ引き渡されます。
[ロシア海軍航空隊は2017年4月下旬に2機の多用途複座戦闘機Su-30SMを受領する]
この内の2機(機体番号71、72)は5月29日にバルト艦隊のチェルニャホフスク飛行場へ到着しました。


これでバルト艦隊のSu-30SMは、計3機になりました。
今年末までにロシア海軍航空隊へ引き渡される3機のSu-30SMもバルト艦隊へ配備されることになるようです。
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