ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは香港を去った

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『タス通信』より
2017年6月5日15時25分配信
【ロケット巡洋艦「ワリャーグ」の訪問は香港住民に騒ぎを引き起こした】
香港、6月5日/タス通信特派員アレクサンドル・ジュージン

数百名の香港の住民、ロシア外交団の代表、中国の船員及び報道陣は親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」の艦上を訪れた。
同艦は日中に開放され、地元住民の間で騒ぎを引き起こした。

他所から来たロシア連邦太平洋艦隊旗艦の見学希望者は、普段は大洋クルーズ定期船が係留される海洋ターミナル「カイタック」で、順番を待つ行列に並んだ。

「ワリャーグ」は、ヴィクトリア湾に沿って通過し、6月5日午前に到着した。
以前の6月2日、同艦は地元水域の泊地に停泊した。

「香港は、ロケット巡洋艦ワリャーグと給油船ペチェンガで構成される太平洋艦隊戦闘艦支隊の2ヶ月以上に渡る遠距離航海中、最後に訪れた外国港となりました。
火曜日に艦はウラジオストクへ進路を取ります」
支隊
指揮官アレクセイ・ウリャネンコ親衛2等海佐は、タス通信特派員との対談で述べた。

「訪問の目的は、中華人民共和国海軍、香港特別行政区との協力の発展、乗組員の休養です」
指揮官は指摘した。
彼は強調した。
「ロシア軍事船員は、地域の平和と安全保障の利益の為の我々の国の人民の間のパートナーシップ及び協力、友好の強化の為、必要なすべてを行ないます」

滞在中に太平洋艦隊船員は、中国人民解放軍の駐屯守備隊司令部の代表、香港ロシア連邦総領事アレクサンドル・コズロフと会談し、市内の観光名所を見物した。

支隊は、世界の大洋水域で遠距離航海任務を遂行している。
艦は4月1日にウラジオストクを去り、2ヶ月の間に釜山港(大韓民国)、マニラ港(フィリピン)、カムラン港(ベトナム)、サッタヒープ港(タイ)、チャンギ港(シンガポール)、タンジュンプリオク港(インドネシア)への寄港を行なった。
航海の主な目的は、アジア太平洋地域での聖アンドレイ旗のデモンストレーションと、アジア太平洋地域諸国との海軍協力の更なる発展にある。


『タス通信』より
2017年6月6日7時28分配信
【太平洋艦隊の戦闘艦は香港を去った】
ウラジオストク、6月6日/タス通信特派員ナターリヤ・ニクリーナ

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」海洋給油船「ペチェンガ」で構成される太平洋艦隊戦闘艦支隊は、火曜日に香港を去った。
東方軍管区下の太平洋艦隊広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフ2等海佐は発表した。

「訪問の枠組みで太平洋艦隊船員は中国人民解放軍海軍司令部の代表と会合を行ないました。
船員は歴史的な場所をバス旅行で訪れ、外国港の観光名所を見物し、一連の親善スポーツ競技会を行ないました。
6月5日、ワリャーグは、中国人民解放軍海軍将兵、香港の住民とゲストの訪問の為に開放され、日中に同艦を2000名以上が訪れました」
マトヴェーエフ
は伝えた。

太平洋艦隊戦闘艦支隊は、4月1日から遠距離航海に在る。
艦船は、釜山港(大韓民国)、マニラ港(フィリピン)、カムラン港(ベトナム)、サッタヒープ港(タイ)、チャンギ港(シンガポール)、タンジュンプリオク港(インドネシア)への寄港を行なった。
2ヶ月以上に渡って続いている航海の主な目的は、アジア太平洋地域での聖アンドレイ旗のデモンストレーションと、アジア太平洋地域諸国との海軍協力の更なる発展にある。



ロシア太平洋艦隊旗艦親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(011、1990年1月7日就役)は、2017年2月7日に戦闘訓練の為、出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは海上戦闘訓練の為に出航した]

2月9日には対空戦闘訓練を行ないました。
この時、東方軍管区(おそらくは沿海地方第22戦闘機航空連隊)所属の戦闘機Su-35Sが仮想敵役を務めました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは戦闘機Su-35と対空戦闘訓練を行なった]

2月13日にはピョートル大帝湾で対地、対艦、対空砲撃訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはピョートル大帝湾で砲撃訓練を行なった]

その後、「ワリャーグ」は一旦ウラジオストクへ帰港したようですが、3月6日に太平洋艦隊司令官セルゲイ・アヴァキャンツ提督や太平洋艦隊司令部要員を乗せて再び訓練のために出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは太平洋艦隊司令官の座乗の下に海上での訓練を行なう]

2017年3月18日には戦隊水雷艇(駆逐艦)「ブイストルイ」と一緒に出航し、日本海で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと戦隊水雷艇(駆逐艦)ブイストルイは日本海で対潜戦闘訓練を行なった]
戦闘訓練にはソヴィエツカヤ・ガヴァニ近郊のカーメニ・ルチェイ基地に駐留する海軍航空隊対潜哨戒機Tu-142M3も参加し、更に、太平洋艦隊所属のプロジェクト877潜水艦(キロ級)が「敵役」を務めました。

3月28日にも「ワリャーグ」「ブイストルイ」は一緒に出航し、今度は各種防空戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと戦隊水雷艇(駆逐艦)ブイストルイは日本海で防空戦闘訓練を行なった]
戦闘訓練には太平洋艦隊海軍航空隊所属の迎撃戦闘機MiG-31対潜ヘリコプターKa-27PLも「空中標的」として参加しました。


2017年4月1日午前、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、アジア太平洋地域への遠洋航海へ向かう為、ウラジオストクを抜錨しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはアジア太平洋地域への遠洋航海へ出発した]

「ワリャーグ」には中型海洋給油船「ペチェンガ」が随伴しています。

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
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中型海洋給油船「ペチェンガ」
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中型海洋給油船「ペチェンガ」(1979年1月10日就役)は、昨年(2016年)9月に南シナ海で実施された中国海軍との合同演習『海洋協同-2016』へ参加しました。
[ロシア・中国海軍合同演習『海洋協同-2016』(2016年9月)]

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太平洋艦隊艦船支隊は4月2日に津軽海峡を通過して太平洋へ出ました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは津軽海峡を通過して太平洋へ出た]

4月6日には大隅海峡を通過して東シナ海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは大隅海峡を通過して東シナ海へ入った]

4月11日、大韓民国釜山(プサン)港へ入港しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは韓国の釜山港を訪れた]

4月12日には太平洋艦隊司令官セルゲイ・アヴァキャンツ大将韓国を訪問し、韓国海軍の高官と会談を行ないました。
4月13日には韓国海軍代表団と共に「ワリャーグ」を視察しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年4月13日13時11分配信
【ロシア太平洋艦隊司令官は朝鮮共和国(大韓民国)海軍コマンド司令官と会談した】

太平洋艦隊艦船支隊は、4月14日に釜山(プサン)港を出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは韓国の釜山港を去った]

4月20日、太平洋艦隊艦船支隊は、フィリピンマニラ港を訪れました。

[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはフィリピンのマニラ港を訪れた]
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4月21日には「ワリャーグ」艦長と将校団がフィリピン海軍司令部を表敬訪問しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ艦長はフィリピン海軍司令官を表敬訪問した]

同日、フィリピン大統領ロドリゴ・ロア・ドゥテルテ氏が「ワリャーグ」を視察しました。

[フィリピン大統領ドゥテルテはロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグを視察した]

4月22日にはマニラ市内で太平洋艦隊アンサンブル艦隊司令部オーケストラのコンサートが行なわれました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のアンサンブルはマニラでコンサートを行なった]

4月24日、太平洋艦隊艦船支隊マニラ港を出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはフィリピンのマニラを去った]

4月27日にはベトナムカムラン港へ入港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはベトナムのカムラン港を訪れた]

5月1日、太平洋艦隊艦船支隊カムラン港を出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはベトナムのカムラン港を去った]

5月5日にタイサッタヒープ港へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはタイのサッタヒープへ入港した]

5月9日にサッタヒープ港を出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはタイ訪問を終えた]

5月13日にシンガポール海軍フリゲート「シュープリーム」との合同演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはシンガポール海軍のフリゲートと合同演習を行なった]

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5月15日にはシンガポールチャンギ港で行なわれたシンガポール海軍創立50周年記念観艦式に参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはシンガポール海軍創設50周年記念観艦式へ参加した]

5月16日にシンガポールチャンギ港へ入港しました。

「ワリャーグ」は、5月16日から18日まで開催される国際海軍兵器展示会『IMDEX Asia-2017』へ展示艦として参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはシンガポールのチャンギ港を訪れた]

『IMDEX Asia-2017』終了の翌日である5月19日にチャンギ港を出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはシンガポールのチャンギ港を去った]

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その後、「ワリャーグ」は更に南下し、5月22日にはインドネシアタンジュンプリオク港(ジャカルタ)へ入港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはインドネシアのタンジュンプリオクを訪れた]

5月25日にタンジュンプリオクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはインドネシアを去った]

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6月2日には中華人民共和国の特別行政区である香港へ寄港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは中国の香港を訪問した]
ロシア海軍の艦船が中国を訪れる事は有りますが、特別行政区である香港への寄港は、今回が初めてです。

太平洋艦隊艦船支隊は6月6日に香港を出航しました。

これで当初予定の7ヵ国訪問は全て完了し、太平洋艦隊艦船支隊ウラジオストクへの帰路に就きます。
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