ロシア海軍の為のプロジェクト12700対機雷防衛艦(掃海艦)は極東(コムソモリスク・ナ・アムーレ)でも建造される

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『タス通信』より
2017年6月9日0時47分配信
【極東でロシア連邦海軍の為の新世代掃海艦が建造される】
モスクワ、6月9日/タス通信

ロシア海軍の為の新世代の対機雷防衛艦は、サンクトペテルブルクのみならず、極東でも建造される。
海軍副総司令官ヴィクトール・ブルスクは報道陣へ伝えた。
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彼によると、ロシア海軍は近い将来に40隻のプロジェクト12700掃海艦の取得を計画している。

「海軍は、2018年からは、『中部ネヴァ川造船工場』において、1年間に少なくとも2隻のプロジェクト12700艦の建造を見込んでおります。
この計画では、並行して極東の企業でのプロジェクト12700対機雷防衛艦の建造が展開されます」
ブルスク
は、水上造船問題に関する審議会の作業後に話した。

同時に彼は、ロシア海軍に在籍する掃海艦には「適切な水準の技術的能力を目的とする」技術サービスが提供される事を指摘した。
「これは、基地掃海艦、泊地掃海艇、海洋掃海艦に適用されます」
中将は説明した。

現在、ロシア海軍は1隻のプロジェクト12700掃海艦~昨年末に海軍へ就役した「アレクサンドル・オブホフ」を有している。
このタイプの3隻の艦は、様々な建造段階に在る~「ゲオルギー・クルバトフ」、「イワン・アントノフ」、「ウラジーミル・イェメリヤノフ」

プロジェクト12700「アレクサンドリト」艦は、新世代掃海艦に属する。
船体がガラス繊維強化プラスチックで造られた事は、重量の大幅な軽減と、就役期間の延長を可能にする。

このタイプの艦は、掃海具、遠隔操作及び自動無人水中装置の助力を得て機雷へ対処する事が出来、各艦は無人艇を搭載する。
プロジェクト12700掃海艦の排水量は890トン、満載排水量で16.5ノットの速力を発揮できる。



[プロジェクト12700掃海艦]
ロシア海軍新世代掃海艦(対機雷防衛艦)プロジェクト12700「アレクサンドリト」は、船体が一体成型のガラス繊維強化プラスチックで造られており、世界最大級の非金属船体艦です。
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プロジェクト12700の1番艦「アレクサンドル・オブホフ」は、2011年9月22日にサンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』で起工され、2014年6月27日に進水し、2016年12月9日に就役しました。
[新世代掃海艦プロジェクト12700の1番艦アレクサンドル・オブホフはロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ編入された]

2017年5月15日にバルチースク基地へ到着しました。


プロジェクト12700の2番艦「ゲオルギー・クルバトフ」は、2015年4月24日に起工され、2016年5月下旬までにガラス繊維強化プラスチックの船体の形成は完了しました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフは起工された]
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフの船体が形成される]

その後、艦内へ各種機器を設置する為、船体周辺に足場が組まれましたが、2016年6月7日夜に火災が発生しました。
[ロシア海軍の為に建造中の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフで火災が発生した]
この為、「ゲオルギー・クルバトフ」の進水は2017年に延期されました。

プロジェクト12700の3番艦の船体形成作業は2016年6月27日に始まりました。
[ロシア海軍の為の第3のプロジェクト12700掃海艦の建造が始まった]

2017年1月25日、3番艦は「イワン・アントノフ」と命名され、起工式典が開催されました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦イワン・アントノフはサンクトペテルブルクで起工された]

プロジェクト12700の4番艦の船体形成作業は2016年8月30日から始まりました。
[ロシア海軍の為の第4のプロジェクト12700掃海艦の建造が始まった]

2017年4月20日、「ウラジーミル・イェメリヤノフ」と命名された4番艦の起工式典が開催されました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ウラジーミル・イェメリヤノフはサンクトペテルブルクで起工された]


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これまでにプロジェクト12700対機雷防衛艦は、サンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』でのみ建造されていましたが、今回、ロシア海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は、「極東の企業」でもプロジェクト12700の建造が計画されている事を明らかにしました。

ブルスク中将「極東の企業」としか言っておらず、具体的な名前を出していませんが、これはコムソモリスク・ナ・アムーレ『アムール造船工場』を指しています。
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『アムール造船工場』は、数年前から非金属複合材料船体の製造技術の取得へ取り組んでおり、来年以降にはガラス繊維強化プラスチックの一体成型が出来るようになるという事でしょう。
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