北方艦隊の艦船は7月30日に行われる『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する為にクロンシュタットへ向かう

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2017年6月21日13時2分配信
【北方艦隊艦船グループは、スカンジナビア半島を周回移動してバルト海へ行く準備を行なっている】
サンクトペテルブルク、6月21日、インタファクス-AVN

少なくとも4隻の1等艦を含む北方艦隊の10隻以上の艦船は、クロンシュタットで7月30日に予定されている主要海軍パレードへ参加する為、近い内にバルト海への移動を行なう準備を進めている。
インタファクス-AVNは消息筋より伝えられた。

「計画では、北方艦隊から主要海軍パレードへ参加するのは、特に、重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキー、ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフ、大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフになります。
移動には、1~2隻の給油船及び1~2隻の曳船が共に付き添います」

彼は説明した。

彼によると
「世界最大の戦略用途原子力ロケット潜水艦ドミトリー・ドンスコイの主要海軍パレードへの参加に関しては、未だ最終決定は下されていません」

以前、この潜水艦は、艦隊間移動の為の準備として、第35艦船修理工場(『統合造船業営団』へ加わっている艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』の支所)での技術的準備状態の回復過程を経た後、近年では初めて北方艦隊主要海軍基地セヴェロモルスクへ移動したと報じられた。
同艦は、艦隊間移動の指示を待っているようである。

以前、北方艦隊広報サービスが発表したように、艦隊間移動への参加が意図されている一連の艦は、錬成任務過程を通過した。
それは、艦の遠距離航海の為の準備としては必要不可欠な属性である。

主要海軍パレードへ参加した後、北方艦隊の1隻或いは数隻の艦は、地中海海軍常設作戦連合部隊へと向かい、同海域に居る黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」及び「アドミラル・エッセン」と交代する可能性は除外されない。



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ロシア北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1998年4月18日就役)は、2016年10月15日から2017年2月8日まで実施された重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」地中海(シリア沖)遠征へ参加しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

2017年6月14日、乗組員の錬成任務の為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊のナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で砲撃訓練を行なった]


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ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(1986年11月5日就役)は、約5年に渡る近代化改装を行ない、2016年12月末に復帰しました。
[ロシア海軍のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは近代化改装を終えて北方艦隊へ復帰した]

2017年5月からは何度かバレンツ海へ出航し、各種訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは演習の為にバレンツ海へ出航した]
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で砲撃訓練を行なった]
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海でのロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する]
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で対空戦闘及び沿岸砲撃訓練を行なった]


6月17日~19日、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、一緒に訓練を行なう為にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは演習の為にバレンツ海へ出航した]
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で合同砲撃訓練を行なった]


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大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」(1982年1月10日就役、2010年12月7日再就役)は、2016年10月15日にロシア海軍機動部隊の一員として地中海東部へ向かいましたが、本隊よりも一足早く12月13日には帰港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはセヴェロモルスク基地へ帰投した]

その後、2017年春からバレンツ海で何度か訓練を行なっています。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年6月19日13時44分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「セヴェロモルスク」と「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はバレンツ海で合同演習を実施した】


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重原子力戦略用途水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」(1982年12月14日就役)は、この10数年間はセヴェロドヴィンスクに駐留していたのですが、2017年5月27日にセヴェロモルスクへ移動しました。
[ロシア海軍最後のタイフーン級原潜ドミトリー・ドンスコイは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ移動した]


この4隻は、7月30日の「ロシア海軍の日」の観艦式へ参加する為、近い内にクロンシュタットへ移動するようです。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年5月4日20時25分配信
【(ロシア)海軍の日の為に北方艦隊の4隻の1等艦がクロンシュタットへの移動を計画している】

ただし、「ドミトリー・ドンスコイ」の参加については未だ最終決定は下されていないようですが。


クロンシュタットでの観艦式が終わった後、この内の何隻かは地中海東部へ派遣されるかもしれません。

現在、地中海東部には黒海艦隊最新フリゲート2隻などが滞在しています。
[巡航ミサイル"カリブル"を搭載するロシア海軍黒海艦隊の2隻のフリゲートと1隻の潜水艦は地中海東部に留まる]

最も可能性が高いのは、近代化改装を終えて復帰して間もないロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」でしょう。
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