ロシア海軍の第4世代原子力水中巡洋艦ヤーセン級7番艦(最終艦)ウリヤノフスクは2017年7月28日に起工される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年6月23日16時22分配信
【原子力潜水艦「ウリヤノフスク」は(2017年)7月28日にセヴェロドヴィンスクで起工される】
モスクワ、6月23日-ロシア通信社ノーボスチ

「ヤーセン-M」シリーズの最終となる最新原子力潜水艦「ウリヤノフスク」は、『セヴマシュ』で(2017年)7月28日に起工される。
ロシア国防省下の海軍情報・マスコミュニケーション部代表イーゴリ・ディガロは発表した。

「改善されたプロジェクト"ヤーセン-M"の下で建造される7番目の(シリーズの6隻目)第4世代原子力水中巡洋艦は、今年7月8日にセヴェロドヴィンスクのセヴマシュ社での起工が計画されています。
ロシア海軍総司令官の指示により、潜水艦はウリヤノフスクと命名されます」
ディガロ
は、軍備担当海軍副総司令官ヴィクトール・ブルスクの談話を引用した。

2020年までに(訳注:現在では2023年以降に修正)海軍の為に7隻のプロジェクト「ヤーセン」潜水艦の建造が計画されており、この内の6隻は近代化されたプロジェクト885Mである。
水中巡洋艦シリーズのトップ「セヴェロドヴィンスク」は、2014年に海軍へ引き渡された。

多目的原子力潜水艦「カザン」、「ノヴォシビルスク」、「クラスノヤルスク」、「アルハンゲリスク」は、改善されたプロジェクト「ヤーセン-M」(885M)の下で建造されている。
その排水量は13800トン、潜航深度520メートル、乗組員64名、自立行動期間100日、水中速力31ノット。
兵装には、機雷、魚雷、有翼ミサイル「カリブル」「オーニクス」が在る。



[新世代多用途原潜ヤーセン級(旧ブログ)]
[新世代多用途原潜ヤーセン級]

ロシア海軍第4世代原子力潜水艦であるプロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦は、これまでに6隻がセヴェロドヴィンスク市「セヴマシュ」で起工され、このうち1隻が就役済みです。

1番艦K-560「セヴェロドヴィンスク」は1993年12月21日に起工され、2010年6月15日に進水、2013年12月30日に竣工、2014年6月17日に就役し、北方艦隊第11対空母原潜師団へ編入されました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクに聖アンドレイ旗は揚がった]
就役後も各種試験と慣熟訓練に従事していましたが、2016年3月までに終了しました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクは戦闘演習の為に出航する]
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なった]
[ロシア海軍最新鋭原子力水中巡洋艦セヴェロドヴィンスクはバレンツ海から巡航ミサイル"カリブル"を発射した]


2番艦「カザン」からは改良型のプロジェクト885Mとなり、2009年7月24日に起工され、2017年3月31日に進水しました。
[ロシア海軍の第4世代原子力水中巡洋艦ヤーセン級2番艦カザンはセヴェロドヴィンスク造船所で進水した]
ロシア海軍への引き渡しは2018年に予定されています。
[新世代多用途原潜カザンと戦略原潜クニャージ・ウラジーミルは2018年にロシア海軍へ引き渡される]

3番艦(改「ヤーセン」級としては2隻目)「ノヴォシビルスク」は2013年7月26日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2019年に予定されています。
[ヤーセン級多用途原潜3番艦ノヴォシビルスクは起工された]
[ヤーセン級多用途原潜ノヴォシビルスクの船体の水圧試験が行なわれた]

4番艦(改「ヤーセン」級としては3隻目)「クラスノヤルスク」は、2014年7月27日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2020年に予定されています。
[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]
[ロシア海軍の第4世代多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスクの船体の水圧試験が行なわれた]

5番艦(改「ヤーセン」級としては4隻目)「アルハンゲリスク」は、2015年3月19日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2021年に予定されています。
[ロシア海軍の為のヤーセン級多用途原潜5番艦アルハンゲリスクは起工された]

6番艦(改「ヤーセン」級としては5隻目)「ペルミ」は、2016年7月29日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2022年に予定されています。
[ロシア海軍の為の第6のヤーセン級原子力水中巡洋艦ペルミはセヴェロドヴィンスクで起工された]


そして今回、ロシア海軍広報部は、「ウリヤノフスク」と命名される7番艦(改「ヤーセン」級としては6隻目)の起工は2017年7月28日になると発表しました。
ロシア海軍への引き渡しは2023年以降になります。


「ウリヤノフスク」は、ソ連/ロシア海軍の艦名としては2隻目(2代目)となります。

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先代(初代)の「ウリヤノフスク」は、プロジェクト11437重原子力航空巡洋艦の1番艦として1988年11月25日に起工されました。
[幻の「原子力空母」ウリヤノフスク級]
[未完の原子力空母ウリヤノフスク]
[原子力空母ウリヤノフスクの電子機器]
しかし、ソ連邦解体により完成する事無く解体されました。
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それから25年を経て、新たな「ウリヤノフスク」が建造される事になりました。


現在の所、「ヤーセン」級シリーズの建造は7隻で終了する予定です。
[ロシア海軍第4世代多用途原潜ヤーセン級は2023年までに計7隻が就役する]

その後は第5世代原子力潜水艦「ハスキー」級の建造へ移行します。
[ロシア海軍第5世代多用途原子力潜水艦ハスキー級の建造契約は2018年以降に締結される]
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