ロシア海軍は通常動力潜水艦ラーダ級の調達(建造)を継続する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年6月26日15時39分配信
【(ロシア)海軍は通常動力潜水艦「ラーダ」の建造を継続する】
モスクワ、6月26日-ロシア通信社ノーボスチ

通常動力潜水艦プロジェクト677「ラーダ」型の建造は継続される。
ロシア海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は月曜日に述べた。

「我々は、プロジェクト677ラーダ型ディーゼルエレクトリック潜水艦の建造の継続を決定しました。
同プロジェクト潜水艦2隻~クロンシュタットとヴェリーキエ・ルーキが海軍へ引き渡された後、シリーズ建造は継続します」
コロリョーフ
は、海軍教育機関の最上級生の前で話した。

以前、ディーゼルエレクトリック潜水艦「クロンシュタット」は2018年に進水すると報じられた。
プロジェクト677「ラーダ」潜水艦のトップ~「サンクトペテルブルク」は、2010年から北方艦隊で試験運用を行なっている。

おそらくは、これらの潜水艦で最初の嫌気性発電装置の試験が実施されるかもしれない。
非大気依存発電装置は、更に、プロジェクト677潜水艦の輸出ヴァージョン~「アムール」型にも設置される。

非大気依存発電装置の主な利点は、潜水艦の隠密性の増加に有る。
潜水艦は、バッテリーを充電する為に浮上する事無く水中に滞在できる。

ロシアが開発した非大気依存発電装置は、水素の生成方法において外国の同類とは根本的に異なっている。
それは潜水艦の中に高純度水素を貯蔵するのではなく、この装置により、改質装置を用いたディーゼル燃料の消費量に応じた水素の生成が提供される。




[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]

ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦プロジェクト677「ラーダ」1番艦B-585「サンクトペテルブルク」は1997年12月26日に起工、2004年10月28日に進水、2010年4月22日に就役しました。

しかし、「サンクトペテルブルク」就役前の洋上試験中に様々な問題点が発覚した為、2005年7月28日に起工された2番艦と2006年11月10日に起工された3番艦の建造工事は一旦凍結されました。


2012年2月初頭、当時のロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将は、『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューに対し、「ラーダ」級潜水艦「サンクトペテルブルク」に対する不満を述べています。

『ロシア通信社ノーボスチ』より。
2012年2月9日配信
【ウラジーミル・ヴィソツキー提督へのインタビュー】

「ラーダ」級に関する箇所を抜粋。

インタビュアー:多くのメディアの報道で、プロジェクト677「ラーダ」ディーゼルエレクトリック潜水艦の将来に関する憶測が流れていますが・・・

ヴィソツキー:
「ラーダ」?この艦については、何か申し上げる事が有りますかね?
潜水艦「サンクトペテルブルク」の試験運用では、技術的特性が示されていません。
その理由は、非常に簡単です。
要するに、この艦の主要動力装置には、欠陥が有るのですよ。

僕達は、第二次世界大戦時の動力を有するような武器を新たに必要であるなどという頭脳は持ち合わせておりません。
何故かって?誰がそれを必要とするのでしょうか?
そして、それは同様の動作特性を有しています。
現在の形での「ラーダ」を、ロシア海軍は必要としておりません。

インタビュアー:建造中の同プロジェクト潜水艦「クロンシュタット」と「セヴァストーポリ」の今後はどうなりましょうか?

ヴィソツキー:これらの艦は、他の動力装置になると思います・・・



その後、「ラーダ」級は改設計され、2013年2月には2番艦3番艦の建造再開が決定されました。
[ロシア国防省はラーダ級潜水艦の建造再開を正式に決定した]

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2005年7月28日に起工された2番艦「クロンシュタット」は、2013年7月に建造契約が再締結され、工事が再開されています。
[ラーダ級潜水艦クロンシュタットは再建造される]

2006年に起工されていた3番艦は、2015年3月19日に「ヴェリーキエ・ルーキ」の名で改めて起工されました。

[ロシア海軍の為のラーダ級潜水艦3番艦セヴァストーポリ改めヴェリーキエ・ルーキは再起工された]

これらの同型艦は、1番艦「サンクトペテルブルク」の運用実績を踏まえて大幅に改良されています。
[ロシア海軍の新世代通常動力潜水艦ラーダ級の2番艦以降は大幅に改良される]

一方、1番艦「サンクトペテルブルク」は就役後、暫くはバルト艦隊に所属してバルト海に滞在していましたが、深海での試験(バルト海では実施できない)などを実施する為、北方艦隊の基地へ回航される事になり、2013年10月17日に潜水艦基地ポリャールヌイへ到着しました。
[ラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊基地に到着した]

以後、「サンクトペテルブルク」北方艦隊に留まっています。
[ロシア海軍第4世代潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊へ配備される]
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクはバレンツ海で巡航ミサイルを発射した]

2番艦「クロンシュタット」の進水は2018年に、ロシア海軍への引き渡しは2019年に予定されています。
[ロシア海軍の為の第2のラーダ級潜水艦クロンシュタットは2018年に進水する]
[第2のラーダ級潜水艦クロンシュタットは2019年にロシア海軍へ引き渡される]

「クロンシュタット」「ヴェリーキエ・ルーキ」は就役後、北方艦隊への配備が予定されています。
[ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦ラーダ級は北方艦隊へ配備される]


これまで「ラーダ」級潜水艦の4番艦以降の建造に関する決定は保留されていたのですが、今回、ロシア海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ提督は、「クロンシュタット」「ヴェリーキエ・ルーキ」の就役後も「ラーダ」級の建造は継続すると述べました。

つまり、今後(おそらくは2018年以降)、「ラーダ」級の4番艦以降が起工されるという事でしょう。


記事中で触れられているように、ロシアでも非大気依存発電装置(AIP機関)の開発は進められており、「ラーダ」級の次の世代の第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級への搭載が予定されています。
[ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦カリーナ級の為の非大気依存発電装置(AIP)の開発は完了した]

しかし、今後建造される「ラーダ」級の4番艦以降へ搭載する事も有り得るでしょう。
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦は非大気依存発電装置(AIP)を装備するかもしれない]
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