ロシア海軍の将来原子力駆逐艦リデルは2025年に建造を開始する
- カテゴリ:プロジェクト「リデル」原子力駆逐艦

『タス通信』より
2017年6月28日12時12分配信
【ロシア連邦国防省は将来駆逐艦「リデル」の草案設計に同意した】
サンクトペテルブルク、6月28日/タス通信
新世代駆逐艦「リデル」の草案設計はロシア連邦国防省の同意を得た。
『統合造船業営団』軍事造船担当副総裁イーゴリ・ポノマリョフはタス通信へ話した。
「国防省は、最近、将来駆逐艦の設計段階の1つである草案設計を採択しました。
建造開始時期は、艦の技術的設計段階で決められます」
彼は話した。
ポノマリョフは、『統合造船業営団』の造船所が「このクラスの艦を建造する為の適切な技術的能力」を有している事を指摘した。
コード名「リデル」駆逐艦プロジェクトは、サンクトペテルブルクの『北方計画設計局』により開発されている。
以前には、将来艦の排水量は10000トンから15000トンになるかもしれないと報じられた。
2015年夏、当時のロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフは、「リデル」の建造開始は2019年に計画されていると発言した。
『タス通信』より
2017年6月28日13時35分配信
【将来駆逐艦プロジェクト「リデル」は原子力推進装置を得る】
サンクトペテルブルク、6月28日/タス通信
将来駆逐艦プロジェクト「リデル」は原子力推進装置を装備する。
水曜日、国際海軍サロン「IMDS-2017」でロシア海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は述べた。
「私が思いますに、その通りです」
彼は、「リデル」には原子力推進装置が装備されるのか否かという質問に答え、こう話した。
「設計は『北方計画設計局』により行なわれています。
ロシア海軍は、必然的に、原子力推進装置を有する大型水上艦で構成されるようになります。
当然ながら、リデルは1隻では無く、シリーズとなります」
副総司令官は付け加えた。
コード名「リデル」駆逐艦プロジェクトは、サンクトペテルブルクの『北方計画設計局』により開発されている。
以前には、将来艦の排水量は10000トンから15000トンになるかもしれないと報じられた。
2015年夏、当時のロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフは、「リデル」の建造開始は2019年に計画されていると発言した。
『タス通信』より
2017年6月29日11時25分配信
【駆逐艦「リデル」の設計は新たな国家軍備プログラムの草案に含まれている】
サンクトペテルブルク、6月29日/タス通信
将来駆逐艦「リデル」の設計は『2018-2025年の国家軍備プログラム』に含まれており、艦の建造開始は2025年に計画されている。
木曜日、タス通信は国際海軍サロン「IMDS-2017」でロシア代表団の情報提供者より伝えられた。
「将来駆逐艦の建造には、約5年掛かります。
その設計は2025年までの国家軍備プログラムに編入されており、建造開始は、それと同時か、或いは少し後になります」
彼は話した。
コード名「リデル」駆逐艦プロジェクトは、サンクトペテルブルクの『北方計画設計局』により開発されている。
『統合造船業営団』軍事造船担当副総裁イーゴリ・ポノマリョフが説明したように、ロシア連邦国防省は既に艦の草案設計に同意している。
以前には、将来駆逐艦の排水量は10000トンから15000トンになるかもしれないと報じられた。
ロシア海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将によると、「リデル」は原子力推進装置を
[ロシア将来駆逐艦プロジェクト「リデル」]
[ロシア海軍将来駆逐艦概念設計案・プロジェクト23560E「シクヴァル」]
ロシア海軍は、2000年代後半以降、新世代多用途駆逐艦(将来駆逐艦Перспективный Эсминец)の建造計画について何度も表明して来ました。
[ロシア海軍新世代原子力駆逐艦建造計画]
[ロシア海軍新世代駆逐艦の建造計画は現司令部に承認された]
[ロシアは「超駆逐艦」を建造する]
当初、将来駆逐艦「リデル」は、原子力推進と通常動力(ガスタービン)の2タイプの設計が進められていました。
[ロシア新世代駆逐艦は通常動力と核動力の2種類が設計される]
しかし現在では将来駆逐艦「リデル」の動力は原子力推進に決まっています。
(今回、ロシア海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将も認めていますが)
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級は原子力推進となる]
[ロシア海軍の為の将来駆逐艦リデルは原子力推進となる]
原子炉は将来原子力空母と同型になるようです。
[ロシア海軍将来原子力空母は原子炉RITM-200を搭載するかもしれない]
ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、「リデル」の排水量は、前のクラス(プロジェクト956駆逐艦、約8000トン)よりも遥かに大きくなり、その打撃力は巡洋艦に匹敵すると述べています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデルは巡洋艦に匹敵する攻撃力を有する]
「リデル」の上部構造物には複合材料の使用も検討されています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級の上部構造物は非金属複合材料で造られるかもしれない]
「リデル」の設計を担当する『北方計画設計局』は、実際にロシア海軍向けとして建造される艦の設計へ着手します。
(これまでに公開されている模型は、「リデル」の概念設計案「シクヴァル」のものであり、このままの形で建造されるわけではない)
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級の本格的な設計作業が始まる]
[ロシア海軍の将来原子力駆逐艦リデル級の本格的な設計作業は2017年に始まる]
[ロシア海軍の為の将来原子力駆逐艦リデル級の設計が始まる]
「リデル」級駆逐艦は8隻の調達が予定されています。
[ロシア海軍は太平洋艦隊と北方艦隊の為に合計8隻の新世代原子力駆逐艦リデル級を発注する]
『統合造船業営団』副総裁イーゴリ・ポノマリョフ氏は、ロシアの造船所は、複数(2隻以上)の「リデル」級駆逐艦を同時に建造する事が可能であると発言しています。
[ロシアの造船所はロシア海軍の為の将来原子力駆逐艦リデル級を複数同時に建造できる]
「リデル」級駆逐艦はロシア連邦の『2018-2025年の国家軍備プログラム』に含まれています。
[ロシア海軍の将来原子力駆逐艦リデルの建造計画は中止されていない]
ただ、以前には2018~2019年には1番艦の建造を開始する予定となっておりましたが、建造開始時期は延期され、早くても2025年になるようです。
「リデル」級の艦名は、まだ正式には決まっていませんが、艦名候補として「オルロフ-チェスメンスキー」(1770年のチェスマ海戦でトルコ艦隊に勝利したロシア海軍の貴族提督アレクセイ・オルロフ伯爵)が挙げられています。
『イズベスチヤ』より
2017年3月31日0時1分配信
【原子力の「リデル」は「オルロフ-チェスメンスキー」となる】

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