ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト20385コルベット1番艦グレミャーシチーは進水した

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『タス通信』より
2017年6月30日12時23分配信
【サンクトペテルブルクで「カリブル」を装備する新たなコルベットが進水した】
サンクトペテルブルク、6月30日/タス通信

ミサイル複合体「カリブル-NK」を装備するプロジェクト20385コルベット「グレミャーシチー」『北方造船所』で進水した。
タス通信特派員は現地より伝えた。

艦の沈降ドックへの降下の指揮を取ったのは、『統合造船業営団』副総裁兼『北方造船所』総取締役イーゴリ・ポノマリョフである。

降下後、「グレミャーシチー」は艤装岸壁へ移動し、沿岸から電力供給を受ける。
コルベットには、兵装、更には生活用機器と居住部屋、調理室が設置される。
8月にコルベットは係留試験を開始する。

今秋には「グレミャーシチー」へ乗組員が居住し、2018年末までに海軍へ引き渡されなければならない。

「グレミャーシチー」は、プロジェクト20380コルベットを基に近代化して作成されたプロジェクト20385の1隻目のコルベットである。
『北方造船所』は、同プロジェクトの2番艦「プロヴォールヌイ」を建造している。

プロジェクト中央海洋設計局『アルマーズ』により開発された。
このタイプの多目的コルベットは、敵の潜水艦及び水上艦の探知と破壊、揚陸部隊の上陸支援、更には近海ゾーンにおける様々な任務へ対処する為に意図されている。
プロジェクトは、ヘリコプターKa-27の為の格納庫を提供する。

プロジェクト20385コルベットの排水量は2200トン、航続距離3500海里、自立行動期間15日。
それは汎用ミサイル複合体「カリブル-NK」、高射ミサイル複合体「リドゥート」、対水中複合体「パケート」を装備する。


『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2017年6月30日12時50分配信
【ロケットコルベット「グレミャーシチー」は試験後に太平洋艦隊へ加入する-トリャピチニコフ提督】
サンクトペテルブルク、6月30日、インタファクス-AVN

金曜日に進水したロケットコルベット「グレミャーシチー」は、試験後に太平洋艦隊へ加入する。
金曜日、ロシア連邦海軍造船管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ少将は報道陣へ伝えた。

「プロジェクト20385コルベットシリーズは、約4隻から成る旅団規模となります」
彼は話した。
彼によると、このコルベットをさらに発展させたプロジェクト20386を受領する。

コルベット「グレミャーシチー」についての話で、彼は指摘した。
「これは、プロジェクト20380コルベットとは著しく異なる新たな艦です」
「それは、異なる動力複合体です。
これは、輸入代替の枠組みで作成されたロシア製の新たな動力装置です。
それは、我々が試験後に発表した多機能電波位置特定複合体、更新された兵装構成です」

彼は話した。

ウラジーミル・トリャピチニコフは、将来的に『北方造船所』(『統合造船業営団』へ加入)に加え、このタイプのコルベット極東の工場の造船能力により建造される可能性を排除しなかった。



[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]
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プロジェクト20385コルベットの1番艦「グレミャーシチー」は、2012年2月1日にサンクトペテルブルク市『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工されました。
[サンクトペテルブルクでフリゲート「アドミラル・ゴロフコ」及びコルベット「グレミャーシチー」が起工された]

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プロジェクト20385プロジェクト20380の改良型であり、兵装が強化されています。
[プロジェクト20385「グレミャーシチー」型コルベット]

特に、20380対艦ミサイル「ウラン」に代わり、対地攻撃も可能な打撃ミサイル複合体「カリブル」を装備します。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

当初、プロジェクト20385には、ドイツMTU社製のディーゼルエンジンが装備される予定でしたが、ヨーロッパ諸国対ロシア制裁により、その供給は途絶えました。
[ロシアは水上艦用のエンジン供給を拒否したドイツとウクライナの企業を訴える]

この為、設計を変更してロシア『コロムナ工場』ディーゼルエンジン「ディーゼルユニットDDA12000」~が搭載される事になりました。
これは以前のプロジェクト20380と同じエンジンです。
[ロシア新世代艦のガスタービンとディーゼル]

2016年4月末、『コロムナ工場』ディーゼルエンジンの設置作業が始まりました。
[ロシア海軍の為の新世代コルベット"グレミャーシチー"へのロシア製ディーゼルエンジンの取り付けが始まった]


2016年5月19日までにディーゼルエンジンの設置作業は完了しました。
[ロシア海軍の為の新世代コルベット"グレミャーシチー"へのロシア製ディーゼルエンジンの設置は完了した]


「グレミャーシチー」の進水と航行試験は2017年に予定されています。
[ロシア海軍の為のプロジェクト20385コルベット"グレミャーシチー"は2017年に進水し、航行試験を開始する]

以前には「グレミャーシチー」の進水は2017年5月に予定されていましたが、2017年6月末に延期されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト20385コルベットの1番艦グレミャーシチー"は2017年6月末に進水する]

そして2017年6月30日、「グレミャーシチー」の進水式典が開催されました。
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「グレミャーシチー」ロシア海軍への引き渡しは2018年末になります。
[ロシア海軍は2018年に新型コルベット3隻(グレミャーシチー、リェチーヴイ、ストローギー)を受領する]

就役後、「グレミャーシチー」太平洋艦隊へ配備されます。


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これまでに「グレミャーシチー」の名前は北方艦隊の艦へ代々受け継がれており、先代の親衛駆逐艦「グレミャーシチー」(プロジェクト956)は、2013年5月1日に海軍旗を降納しています。
[ソブレメンヌイ級駆逐艦「ベズジェルージュヌイ」、「グレミャーシチー」と改名]
[新「グレミャーシチー」<4代目>(旧ベズジェルージュヌイ)]
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親衛旗と親衛称号はプロジェクト20385コルベット「グレミャーシチー」へ受け継がれますが、今度は太平洋艦隊に所属する事になります。


プロジェクト20385の2番艦「プロヴォールヌイ」は2013年7月25日に起工されました。
[プロジェクト20385コルベット「プロヴォールヌイ」は起工された]
ロシア海軍への引き渡しは2019年に予定されています。

プロジェクト20385は、当初は『北方造船所』で10隻程度の建造が予定されていましたが、結局2隻(「グレミャーシチー」「プロヴォールヌイ」)で打ち切られ、更なる改良発展型のプロジェクト20386の建造へ移行する事になりました。
[プロジェクト20386コルベット(ジェルズキ―型)]
プロジェクト20386の1番艦「ジェルズキ―」は2016年10月28日に『北方造船所』で起工されました。

ただ、今回、ロシア海軍造船管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ少将は、「極東の工場」(コムソモリスク・ナ・アムーレ『アムール造船工場』)で今後プロジェクト20385が建造される可能性を仄めかしていますが。

『アムール造船工場』は4隻のプロジェクト20380コルベットを建造しており、1隻目の「ソヴェルシェーンヌイ」は洋上試験中です。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は日本海で洋上試験を続けている]
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