ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクは近代化改装を行なう

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『タス通信』より
2017年6月30日9時23分配信
【通常動力潜水艦プロジェクト「ラーダ」のトップは近代化される】
サンクトペテルブルク、6月30日/タス通信

1隻目のプロジェクト677「ラーダ」通常動力潜水艦-「サンクトペテルブルク」は修理と近代化を行なう。
『タス通信』は、国際海軍サロン(IMDS-2017)ロシア代表団の情報提供者より伝えられた。

「今、私が御話しているのは、この艦の定期修理の実施についてのみではなく、最初の生産艦(通算で2隻目-タス通信註)と同等への近代化です。
このような作業には、2~3年は掛かるでしょう」

対談者はこう話したが、修理開始時期は明らかにしなかった。

「ラーダ」型潜水艦は、第4世代通常動力潜水艦に属している。
同プロジェクト潜水艦の水上排水量は約1750トン(対する「ワルシャワンカ」は2300トン)、水中速力は21ノットに達する。

プロジェクト677潜水艦中央設計局『ルビーン』により開発された。
船体の構築、特殊コーティング、最新エレクトロニクスの新たな解決策を使用する事により、それは比類なき隠密性を有している。
「ラーダ」「カリブル」ミサイルで武装している。

潜水艦シリーズのトップ「サンクトペテルブルク」は1997年に起工され、2010年に海軍へ引き渡されてから試験運用中である。
「クロンシュタット」「ヴェリーキエ・ルーキ」は2005年と2006年に起工された。
その建造は中断され、2013年に再開された。
これらは、トップ艦の運用中に見つかった全ての問題点を考慮に入れて建造されている。

以前、ロシア海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将が述べたように、ロシア海軍は、更に2隻の同プロジェクト潜水艦の発注を計画している。
彼によると、このタイプの潜水艦ロシア通常動力(潜水)艦隊の基礎となる。



[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]

ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦プロジェクト677「ラーダ」1番艦B-585「サンクトペテルブルク」は1997年12月26日に起工、2004年10月28日に進水、2010年4月22日に就役しました。

しかし、「サンクトペテルブルク」就役前の洋上試験中に様々な問題点が発覚した為、2005年7月28日に起工された2番艦と2006年11月10日に起工された3番艦の建造工事は一旦凍結されました。


2012年2月初頭、当時のロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将は、『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューに対し、「ラーダ」級潜水艦「サンクトペテルブルク」に対する不満を述べています。

『ロシア通信社ノーボスチ』より。
2012年2月9日配信
【ウラジーミル・ヴィソツキー提督へのインタビュー】

「ラーダ」級に関する箇所を抜粋。

インタビュアー:多くのメディアの報道で、プロジェクト677「ラーダ」ディーゼルエレクトリック潜水艦の将来に関する憶測が流れていますが・・・

ヴィソツキー:
「ラーダ」?この艦については、何か申し上げる事が有りますかね?
潜水艦「サンクトペテルブルク」の試験運用では、技術的特性が示されていません。
その理由は、非常に簡単です。
要するに、この艦の主要動力装置には、欠陥が有るのですよ。

僕達は、第二次世界大戦時の動力を有するような武器を新たに必要であるなどという頭脳は持ち合わせておりません。
何故かって?誰がそれを必要とするのでしょうか?
そして、それは同様の動作特性を有しています。
現在の形での「ラーダ」を、ロシア海軍は必要としておりません。

インタビュアー:建造中の同プロジェクト潜水艦「クロンシュタット」と「セヴァストーポリ」の今後はどうなりましょうか?

ヴィソツキー:これらの艦は、他の動力装置になると思います・・・



その後、「ラーダ」級は改設計され、2013年2月には2番艦3番艦の建造再開が決定されました。
[ロシア国防省はラーダ級潜水艦の建造再開を正式に決定した]

2番艦「クロンシュタット」は2013年7月に建造契約が再締結され、工事が再開されています。
[ラーダ級潜水艦クロンシュタットは再建造される]

2006年に起工されていた3番艦は、2015年3月19日に「ヴェリーキエ・ルーキ」の名で改めて起工されました。

[ロシア海軍の為のラーダ級潜水艦3番艦セヴァストーポリ改めヴェリーキエ・ルーキは再起工された]

これらの同型艦は、1番艦「サンクトペテルブルク」の運用実績を踏まえて大幅に改良されています。
[ロシア海軍の新世代通常動力潜水艦ラーダ級の2番艦以降は大幅に改良される]


一方、1番艦「サンクトペテルブルク」は就役後、暫くはバルト艦隊に所属してバルト海に滞在していましたが、深海での試験(バルト海では実施できない)などを実施する為、北方艦隊の基地へ回航される事になり、2013年10月17日に潜水艦基地ポリャールヌイへ到着しました。
[ラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊基地に到着した]

以後、「サンクトペテルブルク」北方艦隊に留まり、試験運用を続けています。
[ロシア海軍第4世代潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊へ配備される]
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクは2016年も試験運用を継続する]
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクは2016年に試験運用を完了する]

2016年11月17日にはバレンツ海から有翼ミサイルを発射しました。
ミサイルの種類は明らかにされていませんが、「カリブル」の対艦攻撃型でしょう。
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクはバレンツ海で巡航ミサイルを発射した]


2番艦「クロンシュタット」の進水は2018年に、ロシア海軍への引き渡しは2019年に予定されています。
[ロシア海軍の為の第2のラーダ級潜水艦クロンシュタットは2018年に進水する]
[第2のラーダ級潜水艦クロンシュタットは2019年にロシア海軍へ引き渡される]

「クロンシュタット」「ヴェリーキエ・ルーキ」は就役後、北方艦隊への配備が予定されています。
[ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦ラーダ級は北方艦隊へ配備される]

今後、「ラーダ」級4番艦5番艦の建造も始まります。
[ロシア海軍の為の第4世代通常動力潜水艦ラーダ級の4番艦と5番艦が建造される]


そして今回、1番艦「サンクトペテルブルク」の近代化改装の話が初めて出てきました。

「ラーダ」級の2番艦以降は、1番艦「サンクトペテルブルク」の運用実績を基にした各種の改良が加えられていますが、当然ながら、「サンクトペテルブルク」自体は以前のままです。

そこで、1番艦「サンクトペテルブルク」も、2番艦以降(改ラーダ級)と同レベルにする為の近代化改装が行なわれることになるようです。
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