ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦カリーナ級の設計と建造は『2025年までの国家軍備プログラム』において実施される

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年7月2日10時21分配信
【海軍副総司令官は「カリーナ」の設計作業の完了が何時になるのか述べた】
サンクトペテルブルク、7月2日-ロシア通信社ノーボスチ
第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」の試験設計作業は、『2018-2025年の国家軍備プログラム』の枠組みにおいて完了する。
サンクトペテルブルクの海軍サロン(IMDS-2017)の枠組みにおける代表者会議で海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は述べた。
第5世代通常動力潜水艦は、現在、海軍の軍備として在る潜水艦プロジェクト877、636(ワルシャワンカ)、更には677「ラーダ」を代替しなければならない。
「第5世代通常動力潜水艦の建造プログラムは、国家軍備プログラムに組み込まれています。
カリーナの試験設計作業は2025年までに完了しなければなりません」
ブルスクは話した。
彼は強調した。
「プロジェクト677ラーダ潜水艦の建造は続けられますが、プロジェクト"カリーナ"潜水艦の建造は延期されたわけではありません。
これらは並行して実施されます」
ロシア海軍の第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級の設計作業は、海洋工学中央設計局『ルビーン』により進められています。
[ロシア海軍第5世代AIP潜水艦プロジェクトはカリーナと命名された]
[ロシア海軍の為の第5世代通常動力潜水艦カリーナ級の予備設計作業は完了した]
[ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦カリーナ級は2017年から本格的な開発作業を始める]
[ロシア海軍の為の第5世代通常動力潜水艦カリーナ級の開発作業は進められている]
「カリーナ」は「ガマズミ属」を意味します。
「カリンカ」は「カリーナ」の指小辞です。
海洋工学中央設計局『ルビーン』は、通常動力潜水艦の為の新たな非大気依存発電装置(AIP機関)-改質型燃料電池の開発も進めています。
[ロシアは新たなAIP機関の試験を終えた]
[ロシア海軍の新世代潜水艦の為のAIP機関の試験は進んでいる]
[ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦カリーナ級の為の非大気依存発電装置(AIP)の開発は完了した]
第5世代の「カリーナ」級は、この非大気依存発電装置を標準装備します。
「カリーナ」級の建造は、『2018-2025年までの国家軍備プログラム』の下で実行されます。
[ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦カリーナ級は『2025年までの国家軍備プログラム』により建造される]
実際に「カリーナ」級の建造が始まるのは、2020年以降になるようです。
[ロシア海軍の為の第5世代通常動力潜水艦カリーナ級の建造は2020年以降に始まる]

「カリーナ」級を建造するのは、ロシア海軍や外国向けの通常動力潜水艦を建造しているサンクトペテルブルクの『アドミラルティ造船所』になります。
『アドミラルティ造船所』は、今後、第4世代通常動力潜水艦「ラーダ」級を更に少なくとも2隻建造します。
[ロシア海軍の為の第4世代通常動力潜水艦ラーダ級の4番艦と5番艦が建造される]
今回のロシア海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将の発言を見る限りでは、「ラーダ」級と同時並行で「カリーナ」級も建造されることになるようです。
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