2017年7月30日の『ロシア海軍の日』観艦式の合同訓練がフィンランド湾東部で実施された
- カテゴリ:ロシア海軍ニュース

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2017年7月14日1時15分配信
【フィンランド湾東部でサンクトペテルブルクの主要海軍パレードへ参加する海軍の戦闘艦の最初の訓練が実施された】
フィンランド湾東部の指定海域では、7月30日にサンクトペテルブルク及びクロンシュタットで開催される主要海軍パレードへ参加する海軍の戦闘艦の公海上での最初の訓練が実施された。
訓練には、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を含む約15隻の主要クラスの艦が参加した。
艦の訓練中に、連携操艦、縦列での移動の要素へ取り組んだ。
「艦の主要指揮所-戦闘情報所-航海士」の艦内班の行動、士官の当直及び航行海域の特徴に関する航海士の特別な航法の知識が検査された。
更に、艦同士の組織的通信の問題へ取り組まれた。
『ロシア海軍の日』は、毎年7月の最終日曜日と定められており、今年(2017年)は7月30日になります。
『ロシア海軍の日』には、主要港で観艦式が行なわれます。
バルト海では、サンクトペテルブルクとバルチースクで毎年観艦式が行なわれていましたが、今年(2017年)からクロンシュタットでも観艦式が行なわれることになりました。

北方艦隊のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」もクロンシュタットの観艦式へ参加する事になり、7月4日までに(おそらくは7月2日頃)セヴェロモルスクを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ向かった]
7月5日までにスカゲラク海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはスカゲラク海峡へ入った]
その後、クロンシュタットへ到着し、7月14日までに他の参加艦と共に7月30日の観艦式の為の訓練を行ないました。
今回のロシア国防省(ロシア海軍)広報部発表では、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の名前しか出ていませんが、ロシア国防省公式サイトの写真を見る限り、観艦式の訓練には、未だロシア海軍へ引き渡されていない最新鋭艦~フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」(417)と大型揚陸艦「イワン・グレン」(135)も参加しているようです。
フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は、バルト海で洋上試験を行なっていました。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はバルト海で高射ミサイル複合体の発射試験を行なう]
7月1日にはサンクトペテルブルクへ入港しました。
大型揚陸艦「イワン・グレン」も、バルト海で洋上試験を行なっていました。
[ロシア海軍の最新大型揚陸艦イワン・グレンはバルト海での洋上試験を再開する]
7月10日にはクロンシュタット南方のロモノソフ港へ入港しました。

この2隻もクロンシュタットかサンクトペテルブルクの観艦式へ参加するようです。
クロンシュタットの観艦式には、黒海艦隊の最新鋭艦3隻も参加します。
[黒海艦隊の警備艦アドミラル・マカロフ、潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは7月30日にクロンシュタットで行われる『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する]
更に、太平洋艦隊の海軍航空隊の対潜哨戒機Il-38N、Tu-142M3、通信機Tu-142MR、迎撃戦闘機MiG-31もサンクトペテルブルクのパレードへ参加します。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年7月14日4時54分配信
【海軍航空隊はサンクトペテルブルクの海軍パレードへ参加する】
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