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ロシア海軍の将来空母の為のVSTOL艦上戦闘機が開発される

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『イズベスチヤ』より
2017年7月25日0時3分配信
【垂直離陸戦闘機の作成は『2018-2025年の国家軍備プログラム』において始まる】

『2018-2025年の国家軍備プログラム』において、ロシア海軍将来航空母艦の為の垂直離陸戦闘機の作成が始まる。
海軍航空隊司令官イーゴリ・コジン少将は述べた。
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「試験設計作業は、『2018-2025年の国家軍備プログラム』において始まります。
我々は、このような航空機を必要としております」
コジン
は発言した。

以前、(ロシア)国防省は、垂直離陸航空機の作成の検討を行なっていると発表した。

ソヴィエト社会主義共和国連邦は、既に垂直離陸戦闘機~Yak-38を生産していた。
これらは航空巡洋艦に駐留し、230機以上が生産された。
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Yak-38を代替する為にYak-141の生産開始が計画されたが、プログラムは2004年に中断した。
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[ロシア将来航空母艦]

ロシア海軍の為の将来航空母艦Перспективный Авианосецの設計開発作業は2007年に始まりました。

現在の所、将来航空母艦は、5万トンから8万5千トンまでの3種類のヴァリエーション(軽空母、中空母、重空母)が検討されています。

重航空母艦(排水量80000-85000t、搭載機70機)
中航空母艦(排水量55000-65000t、搭載機50-55機)
軽航空母艦(排水量50000t)

建造費は重空母で3000億ルーブル、軽空母で1000億ルーブルと見積もられています。
[ロシアは3種類の将来航空母艦を設計している]
[ロシア国防省は3つの将来原子力空母設計案を検討している]
[ロシア将来空母の作成には約10年掛かり、費用は1000-3000億ルーブルになる]

将来航空母艦の最終設計案は2020年以降に固められます。
[ロシア海軍将来原子力空母の最終設計案は2020年以降に作成される]
[新型原子力空母の建造はロシア海軍の将来計画に含まれている]

2016年11月~2017年1月には重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」シリア軍事作戦へ参加していますが、この時の経験も将来航空母艦の設計に取り入れられます。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフのシリア遠征の経験は同艦の近代化改装と新たな空母の建造へ生かされる]
[正規空母アドミラル・クズネツォフを中核とする空母機動部隊のシリア遠征の経験はロシア海軍の新型艦の設計と建造へフィードバックされる]

現時点では将来航空母艦の建造開始の具体的な時期は未だ定められておらず、この件に関する決定は2025年近くに下されます。
[ロシア海軍の新たな航空母艦の建造に関する決定は2025年近くに下される]
[ロシア海軍の為の将来正規空母の建造開始は2025年よりも前にはならない]

将来航空母艦の設計作業は「2018-2025年の国家軍備プログラム」に組み込まれています。
[ロシア連邦の『2018-2025年の国家軍備プログラム』でロシア海軍の為の将来航空母艦の設計作業が進められる]
[ロシア海軍の為の将来航空母艦は2024年に建造を開始する]


2017年7月、ロシア連邦国防次官ユーリー・ボリソフ氏は、ロシア海軍の将来の「航空巡洋艦」は、「2018-2025年の国家軍備プログラム」の終わりに建造が開始され、更に、その搭載機として、『ヤコブレフ』社による新世代VSTOL艦上戦闘機の開発が検討されていると発言しました。
[ヤコブレフはロシア海軍の為の新世代VSTOL艦上戦闘機を開発する]

ボリソフ氏は「ヤコブレフの中止されたライン」と言いましたが、これは、旧ソ連時代に開発されたものの試作機どまりだったYak-141の発展型という事のようです。

[モニノ空軍博物館のYak-141]
[Yak-141墜落事故(1991年10月5日)]
[ファーンボローのYak-141]

『ヤコブレフ』社は、Yak-141の発展型としてYak-43を、更には第5世代VSTOL軽戦闘機Yak-201を計画していましたが、何れもペーパープランで終わりました。

[Yak-201計画値]
最大速度:低空で1250km/h、高空で1800km/h
戦闘行動半径:690km
航続距離:低空飛行で1250km、高度10000-12000mで2100km
実用上昇限度:15000m
全長:18.3m
全高:5.0m
全幅:通常時10.1m、折り畳み時5.9m
翼面積:63.4平方m
最大離陸重量:短距離陸時19500kg、垂直離陸時15800kg
兵装:Gsh-301 30mm機関砲×1(弾数120発)
R-77、R-73空対空ミサイル
Kh-31空対地ミサイル
Kh-35空対艦ミサイルなど



そして今回、ロシア海軍航空隊司令官イーゴリ・コジン少将は、「2018-2025年の国家軍備プログラム」においてロシア海軍将来空母の為のVSTOL戦闘機の開発が始まると述べました。

つまり、検討段階は終わり、開発が決定されたという事でしょう。
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