ロシア海軍太平洋艦隊の為の第2のプロジェクト20380コルベット"グロームキー"は造船台を出渠した

『統合造船業営団』公式サイトより
【コルベット「グロームキー」は『アムール造船工場』の造船台を去った】
コムソモリスク・ナ・アムーレ、2017年7月28日
2017年7月28日、『アムール造船工場』(『統合造船業営団』へ加入)で、プロジェクト20380多目的警備艦(コルベット)「グロームキー」の造船台からの出渠及び艤装ドックへの設置が行なわれた。
この受注品の為の船台での建造期間は終了した。
この先は、艤装作業と試験となる。
伝統により、この日は『アムール造船工場』で3名が受勲され、「オープンドア」の日が公示され、造船台からの艦の出渠式典が開催され、ハバロフスク地方政庁、コムソモリスク・ナ・アムーレ市庁、ロシア連邦国防省及び海軍、省庁の代表、更には赤旗太平洋艦隊の士官と水兵、『統合造船業営団』、中央海洋設計局『アルマーズ』の代表、中央、地域、地元メディアの報道陣が出席した。
次の軍用受注品の出渠が『ロシア海軍の日』の前に行なわれた事は注目される。
『アムール造船工場』は、今日においても、極東における太平洋艦隊の為の戦闘艦建造の為の主要基盤のままである。
コルベット「グロームキー」は、今年7月20日に太平洋艦隊へ引き渡されたコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」のシリーズの2隻目である。
その戦術-技術的特性は、「古い兄弟」、そして更には「ソヴェルシェーンヌイ」と何ら変わりは無く、ロシア極東の遠海ゾーンの保護の為に使用される。
[インフォメーション]
多目的警備艦(コルベット)プロジェクト20380「グロームキー」は、2012年4月に『アムール造船工場』で起工され、海軍への引き渡し時期は2018年である。
艦は、我が国の近海ゾーンでの行動、敵の水上艦及び潜水艦との戦闘を行ない、更には海洋揚陸作戦中の海洋揚陸部隊の砲撃支援、海上の艦船及び基地へミサイル-砲による打撃を与え、封鎖目的での担当ゾーンの哨戒の為に意図されている。
この多目的警備艦は、公海上で作戦を実施する為の独自の技術的パラメータ及び兵器構成を有している。
ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベットの2隻目となる「グロームキー」は2012年4月20日に起工されました。
[新世代コルベット「グロームキー」は起工された]
当初は2015年の引き渡しが予定されていましたが、建造工事は遅延しています。
[ロシア海軍の為のプロジェクト20380コルベット"グロームキー"の建造は対ロシア制裁の影響により遅延する]
そして起工から5年以上が経過した2017年7月28日に造船台を出渠しました。
「グロームキー」は、2018年末にロシア海軍へ引き渡される予定です。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベット4隻は2017年6月末~2020年10月下旬に就役する]
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