fc2ブログ

ロシア海軍の第4世代原子力水中巡洋艦ヤーセン級2番艦カザンの係留試験が始まった

17-0729a.jpg
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年7月28日16時16分配信
【原子力潜水艦「カザン」は係留試験を開始した】
セヴェロドヴィンスク、7月28日-ロシア通信社ノーボスチ

プロジェクト「ヤーセン-M」型原子力潜水艦「カザン」の試験は開始され、今年には海へ出る。
『セヴマシュ』総取締役ミハイル・ブドニチェンコは報道陣へ伝えた。

「カザンは既に岸壁に在り、係留試験段階を開始します。
スケジュールに沿って、今年中には海へ出なければならず、そして来年に私共は海軍へ引き渡さなければなりません」
ブドニチェンコ
は話した。

金曜日に『セヴマシュ』で、更なる1隻の同プロジェクト潜水艦「ウリヤノフスク」の起工式典が開催された。

多目的原子力潜水艦「カザン」、「ノヴォシビルスク」、「クラスノヤルスク」と「アルハンゲリスク」は、改善プロジェクト「ヤーセン-M」(885M)の下で建造されている。
それは13800トンの排水量を有し、潜航深度は520メートル、乗組員64名、自立航行期間100日、水中速力31ノット。

兵装として、機雷、533mm魚雷、有翼ミサイル「カリブル」「オーニクス」が有る。

ロシア連邦海軍ドクトリンによると、大規模シリーズ建造された同プロジェクトの将来潜水艦は、ロシア多目的原子力潜水艦の基礎となる。



[新世代多用途原潜ヤーセン級(旧ブログ)]
[新世代多用途原潜ヤーセン級]

プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦の2番艦(改型のプロジェクト885M「ヤーセン-M」としては1番艦)「カザン」は、2009年7月24日にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で起工されました。
14-1102b.jpg
[改セヴェロドヴィンスク型原潜「カザン」起工]
[改セヴェロドヴィンスク型原潜カザンは新型機器のみを装備した初の第4世代原潜となる]
[改ヤーセン級多用途原潜カザンの操舵装置の製造が始まった]

「カザン」北方艦隊への配備が予定されており、既に乗組員も編成されています。
[ロシア海軍北方艦隊潜水部隊は新世代戦略原潜クニャージ・ウラジーミルと多用途原潜カザンの乗組員を編成した]

「カザン」は2017年3月31日に進水しました。

[ロシア海軍の第4世代原子力水中巡洋艦ヤーセン級2番艦カザンはセヴェロドヴィンスク造船所で進水した]

そして7月末からは、造船所の岸壁で係留試験が始まりました。
17-0729b.jpg

係留試験の後、「カザン」は今年中に航行試験を開始します。

「カザン」は、2018年にロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[新世代多用途原潜カザンと戦略原潜クニャージ・ウラジーミルは2018年にロシア海軍へ引き渡される]


「ヤーセン」級シリーズ(原型1隻、改型6隻)は、2023年~2024年までに7隻がロシア海軍へ引き渡される予定です。
[ロシア海軍第4世代多用途原潜ヤーセン級は2023年までに計7隻が就役する]
関連記事
スポンサーサイト