ロシア海軍バルト艦隊の為のプロジェクト22800カラクルト級小型ロケット艦の1番艦ウラガーンは進水した

『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2017年7月29日14時15分配信
【サンクトペテルブルクで小型ロケット艦のトップ「ウラガーン」が進水した】
サンクトペテルブルク、7月29日、インタファクス-AVN
武装として有翼ミサイル「カリブル」を持つプロジェクト22800小型ロケット艦「ウラガーン」は年末までにロシア連邦国防省へ引き渡される。
土曜日に軍当局の次官ユーリー・ボリソフは報道陣へ伝えた。
「ウラガーンは、今後半年の間に試験を行なわなければならず、それは殆ど全ての船舶機器が揃っています。
進水後、係留試験が始まり、全ての主要ユニットが調整されます。
私が思いますに、この艦は、まさしく年末までには海軍へ引き渡されるでしょう、そう願っております」
ユーリー・ボリソフは話した。
国防次官は、レニングラード造船工場『ペラ』でのプロジェクト22800(コード名「カラクルト」)小型ロケット艦のトップ「ウラガーン」の進水式典に出席した。
同艦は2015年12月に起工されている。
ユーリー・ボリソフは、「ウラガーン」が重要な武器を有している事を指摘した。
「これは、サイズは多少小さいでしょうが、非常に鋭いです。
御存知のように、有翼ミサイル"カリブル"は、シリア紛争で良好さを示しております。
そのミサイル-砲兵装は高射ミサイル複合体であり、空中からカバーします。
これは脅威的な兵器であり、我々の見方では、ロシア連邦の内海を支配し、太平洋艦隊、北方艦隊、バルト艦隊の近海ゾーンのカバーを提供します」
国防次官は語った。
[新世代小型ロケット艦カラクルト級]
プロジェクト22800「カラクルト」は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の代替となる新世代の小型ロケット艦であり、ソ連邦時代から高速戦闘艦艇を手掛けてきた「アルマーズ」設計局により設計されました。
プロジェクト12341小型ロケット艦(「ミラーシュ」)

プロジェクト12411ロケット艇(R-239)

元々は「オヴォード」や「モルニヤ」の後継としてプロジェクト12300「スコルピオン」ロケット艇(満載排水量465トン)が建造される筈だったのですが、2001年6月5日に起工された1番艇は工事中止となりました。
[ロシア新型ミサイル艇プロジェクト12300「スコルピオン」]
その後、「アルマーズ」設計局は「スコルピオン」の拡大発展型(満載排水量800トン)を設計し、それに小改正を加えたのがプロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦として建造される事になりました。

プロジェクト22800の主要兵装は打撃有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]
この他、AK-176MA 76mm砲と高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」を装備します。
[ロシア海軍の為の新たな76mm砲AK-176MAの試験は完了した]
[ロシア海軍の新型高射複合体パーンツィリ-Mは2017年末までに制式採用される]
ただ、1番艦「ウラガーン」は、艦後部の「パーンツィリ-M」設置スペースにAK-630M 30mmガトリング砲2基が設置されているので、「パーンツィリ-M」の装備は見送られているようです。

「カラクルト」の最初の2隻:「タイフーン」と「ウラガーン」は、2015年12月24日にサンクトペテルブルク近郊の『ペラ』造船所で起工されました。

[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ウラガーンとタイフーンはサンクトペテルブルクで起工された]
2016年5月10日、クリミア半島のフェオドシヤ造船工場で「シトルム」が起工されました。

[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦シトルムはクリミアで起工された]
2016年7月29日、『ペラ』造船所で「シクヴァル」が起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦シクヴァルは起工された]
2016年12月24日、『ペラ』造船所で「ブーリャ」が起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ブーリャはサンクトペテルブルクで起工された]
2017年3月17日、フェオドシヤ造船工場で「オホーツク」が起工されました。
[クリミアのフェオドシヤ造船所でロシア海軍の新世代小型ロケット艦オホーツクが起工された]
プロジェクト22800は、『ペラ』造船所並びにフェオドシヤ造船工場の他に、今後はタタールスタンのゼレノドリスク造船所でも建造されます。
[タタールスタンのゼレノドリスク造船所はロシア海軍の為に小型ロケット艦カラクルト級を5隻建造する]
プロジェクト22800は2022年までに18隻の建造が計画されています。
[ロシア海軍の新世代小型ロケット艦プロジェクト22800は2022年までに18隻建造される]
そして2017年7月29日、「カラクルト」級の1番艦「ウラガーン」は進水しました。


[ロシア海軍の為のプロジェクト22800カラクルト級小型ロケット艦の1番艦ウラガーンは2017年夏に進水する]
「ウラガーン」は2017年12月末にロシア海軍へ引き渡される予定となっておりますが、2018年にずれ込む可能性も有ります。
「ウラガーン」はロシア海軍へ就役後、バルト艦隊へ配備されます。
- 関連記事
-
- プロジェクト22800カラクルト級小型ロケット艦の1番艦ウラガーンは2018年にロシア海軍へ引き渡される
- ロシア海軍太平洋艦隊向けに6隻の新世代小型ロケット艦カラクルト級が建造される
- ロシア海軍バルト艦隊の為のプロジェクト22800カラクルト級小型ロケット艦の1番艦ウラガーンは進水した
- ロシア海軍の為のプロジェクト22800カラクルト級小型ロケット艦の1番艦ウラガーンは2017年夏に進水する
- クリミアのフェオドシヤ造船所でロシア海軍の新世代小型ロケット艦オホーツクが起工された
スポンサーサイト