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ロシア海軍の将来空母の建造は2025年に始まる

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2017年8月24日14時35分配信
【新たなロシアの航空母艦の建造は2025年に始まる】
クビンカ(モスクワ州)、8月24日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍の為の新たな航空母艦の建造開始は2025年に計画されている。
国防次官ユーリー・ボリソフフォーラム『アルミヤ(軍)-2017』において述べた。

「私は、はっきりと申し上げる事が出来ます。
新たな国家軍備プログラムのプロジェクト計画が終了する2025年に、私共は新たな航空母艦を建造する意図を有している事を」

彼は話した。



[ロシア将来航空母艦]

ロシア海軍の為の将来航空母艦Перспективный Авианосецの設計開発作業は2007年に始まりました。

ロシア海軍向けなどの艦船の形状を研究する『クルイロフ国立科学センター』は、将来空母の概念設計案「シトルム」を作成しています。
[ロシア海軍将来空母概念設計案・プロジェクト23000E「シトルム」]

この概念設計案をベースにして、5万トンから8万5千トンまでの3種類の設計案(軽空母、中空母、重空母)がロシア海軍へ提示されています。

重航空母艦(排水量80000-85000t、搭載機70機)
中航空母艦(排水量55000-65000t、搭載機50-55機)
軽航空母艦(排水量50000t)

建造費は重空母で3000億ルーブル、軽空母で1000億ルーブルと見積もられています。
[ロシアは3種類の将来航空母艦を設計している]
[ロシア国防省は3つの将来原子力空母設計案を検討している]
[ロシア将来空母の作成には約10年掛かり、費用は1000-3000億ルーブルになる]

将来航空母艦の最終設計案は2020年以降に固められます。
[ロシア海軍将来原子力空母の最終設計案は2020年以降に作成される]
[新型原子力空母の建造はロシア海軍の将来計画に含まれている]

現時点では将来航空母艦の建造開始の具体的な時期は未だ定められておらず、この件に関する決定は2025年近くに下されます。
[ロシア海軍の新たな航空母艦の建造に関する決定は2025年近くに下される]
[ロシア海軍の為の将来正規空母の建造開始は2025年よりも前にはならない]

将来航空母艦の設計作業は「2018-2025年の国家軍備プログラム」に組み込まれています。
[ロシア連邦の『2018-2025年の国家軍備プログラム』でロシア海軍の為の将来航空母艦の設計作業が進められる]
[ロシア海軍の為の将来航空母艦は2024年に建造を開始する]


2017年7月、ロシア連邦国防次官ユーリー・ボリソフ氏は、ロシア海軍の将来の「航空巡洋艦」は、「2018-2025年の国家軍備プログラム」の終わりに建造が開始され、更に、その搭載機として、『ヤコブレフ』社による新世代VSTOL艦上戦闘機の開発が検討されていると発言しました。
[ロシア海軍の将来空母はVSTOL空母になるかもしれない]

続いてロシア海軍航空隊司令官イーゴリ・コジン少将は、「2018-2025年の国家軍備プログラム」においてロシア海軍将来空母の為のVSTOL戦闘機の開発が始まると述べました。
[ロシア海軍の将来空母の為のVSTOL艦上戦闘機が開発される]


ヤコブレフ新世代VSTOL艦上戦闘機を搭載する事になる将来空母が、8万トン級重空母6万トン級中空母になるとは考えられないので、実際に建造される新空母は、軽空母になる可能性が高いでしょう。

以前に将来空母概念設計(シトルム)を作成した『クルイロフ国立科学センター』は、今度は軽空母の概念設計案を作成する事になりました。
[クルイロフ国立科学センターは軽空母の概念設計案を作成する]


そして今回、ロシア連邦国防次官ユーリー・ボリソフ氏は、将来空母の建造は「2018-2025年の国家軍備プログラム」が終わる年、つまり2025年に始まると述べました。
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