タイフーン級戦略原潜ドミトリー・ドンスコイはロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する
- カテゴリ:ロシア北方艦隊(2012-2019年)

『タス通信』より
2017年9月16日16時53分配信
【原子力潜水艦「ドミトリー・ドンスコイ」は演習中の北方艦隊部隊へ合流する】
モスクワ、9月16日/タス通信
水中ロケット艦「ドミトリー・ドンスコイ」は、大規模演習中の重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」率いる北方艦隊打撃グループへ合流する。
土曜日に北方艦隊広報サービスは発表した。
「重戦略用途水中ロケット巡洋艦ドミトリー・ドンスコイは白海からバレンツ海への移動を行ないました。
小型対潜艦オネガとナリヤンマルで構成される白海海軍基地の捜索-打撃艦グループが重水中巡洋艦を保護しました」
艦隊は伝えた。
バレンツ海へ到着した白海海軍基地の戦闘艦は、水上巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」と水中巡洋艦「ドミトリー・ドンスコイ」を中核とする北方艦隊打撃グループを形成する。
演習のこの段階で北方艦隊船員は、戦略用途水中ロケット巡洋艦が海洋配置大陸間弾道ミサイルによる仮想打撃を与える為のポジションへの展開へ取り組んだ。
グループの対潜防衛は、5隻の小型対潜艦、数隻の原子力潜水艦及びディーゼル潜水艦、更には対潜航空機Tu-142と対潜ヘリコプターKa-27により保障された。
ロシア北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208「ドミトリー・ドンスコイ」(1982年12月14日就役)は、今年7月30日の『ロシア海軍の日』にクロンシュタットの観艦式へ参加し、9月4日に帰港しました。
[重戦略用途原子力水中巡洋艦ドミトリー・ドンスコイはセヴェロドヴィンスクへ帰港した]
重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1998年4月18日就役)もクロンシュタットの観艦式へ参加し、8月11日に帰港しています。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した]
「ピョートル・ヴェリキー」は、9月14日から始まった北方艦隊の演習へ参加しています。
[重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する]
演習2日目の9月15日には、北方艦隊の「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」の艦上戦闘機Su-33が「敵役」となり、Su-33の航空攻撃を撃退する演習が実施されました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと駆逐艦アドミラル・ウシャコーフはバレンツ海の演習で艦上戦闘機Su-33の攻撃を撃退した]
演習3日目となる9月16日には、北方艦隊の支援船3隻が演じる敵の揚陸艦部隊を撃破しました。
(ただし、本当にミサイルや魚雷を発射したわけではありませんが)
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海の演習で敵の揚陸艦部隊を撃破した]
そして「ドミトリー・ドンスコイ」も演習へ参加する事になり、白海海軍基地(セヴェロドヴィンスク)所属の小型対潜艦2隻と共に演習部隊本隊へ合流しました。
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