ロシア海軍北方艦隊艦船部隊はノヴォシビルスク諸島を去り、母港への帰路に就いた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年9月23日20時15分配信
【北方艦隊艦船支隊はノヴォシビルスク諸島から西へ進路を取った】

北方艦隊艦・支援船支隊は、ノヴォシビルスク諸島における指定任務の遂行を完了し、西へ進路を取った。
艦船は2グループに分かれ、順番にコテリヌイ島泊地を去り、ラプテフ海へ入った。
数日後、彼らはヴィリキツキー海峡の通過を開始する。

前日、大型対潜艦「セヴェロモルスク」大型揚陸艦「コンドポガ」は、コテリヌイ島の無防備の海岸への海洋揚陸部隊の上陸を支援した。
揚陸作戦中、北方艦隊北極自動車化射撃兵旅団の部隊は、沿岸の橋頭堡を確保する為の戦術戦闘行動へ取り組み、自動小銃や擲弾筒からの戦闘射撃を行なった。

沿岸での複合戦闘射撃を成功裏に実施した北極自動車化射撃兵は、サルベージ・救助曳船「パミール」を伴っている大型揚陸艦「コンドポガ」艦上への車輌の積載を行ない、最初にコテリヌイ島を去った。
続いて大型対潜艦「セヴェロモルスク」大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」が出発した。

北方艦隊の戦闘艦支隊の伝統的な北極圏航海は、北方艦隊コラ多種戦力小艦隊司令官の将旗の下で8月10日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスクから出航して始まった。
これは、北方艦隊の現代史における北氷洋航海としては6度目になる。

航海中に北方艦隊将兵は北極圏の重要な産業施設防衛の為の兵種間戦術演習へ参加し、ユーラシア最北端のチェリュスキン岬への海洋揚陸部隊と装甲車両の上陸を行ない、北極圏ロシア海岸と島嶼ゾーンの防護の為の多種戦力演習が実施され、高射ミサイル及び砲射撃が行なわれた。



ロシア北方艦隊は、2012年から北極圏での行動を活発化させています。

2012年9月、重原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」を中核とする部隊が北極海への遠距離航海を行ないました。
(2012年9月12日出港、9月28日帰港)
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]


2013年9月にも、重原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型揚陸艦「オレネゴルスキー・ゴルニャク」、「コンドポガ」を中核とする部隊が北極海への遠距離航海を行ないました。
(2013年9月3日出港、9月30日帰港)
この時には、ノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島へ飛行場建設の為の各種機材や資材が陸揚げされ、同島の飛行場は再建されました。
[聖アンドレイの旗の下に]


2014年9月には、大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」、大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」を中核とする部隊が北極圏へ派遣されました。
(2014年9月6日出港、10月9日寄港)
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年10月9日14時09分配信
【ロシア北方艦隊の艦は北極圏航海から戻ってきた】

2014年12月1日には、北方艦隊を中核とする北方統合戦略司令部が設立されました。
[ロシア連邦軍北極圏統合戦略司令部が設立された]


2015年にも北極圏への遠距離航海と演習が実施されました。
艦船支隊は8月16日に出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏遠征へ出発した]

[北方艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」
海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
サルベージ船KIL-164、「アレクサンドル・プーシキン」
救助曳船「パミール」


2隻の大型揚陸艦には、何時もの海軍歩兵部隊(キルケネス赤旗授与・第61独立海軍歩兵旅団)では無く、2014年12月に北方艦隊の指揮下へ新編された「第80独立自動車射撃兵旅団」~通称「北極圏旅団」所属部隊が乗っていました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏のジクソンへ到着した]

演習はタイミル半島の重要な工業施設周辺、ノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島でも実施され、遠征部隊は2015年10月10日に帰港しました。



2016年8月30日から10月7日には、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、救助曳船「パミール」、サルベージ船KIL-164などが北極圏への遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏航海を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

この時には太平洋艦隊からも砕氷船「イワン・スサ―ニン」大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」が派遣され、ノヴォシビルスク諸島で合同演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは北極圏遠征から戻ってきた]


2017年8月10日、6度目となる北方艦隊北極圏遠征が始まりました。
[ロシア海軍北方艦隊は6度目の北極圏遠征を開始した]

今回の北極圏遠征部隊の旗艦は大型対潜艦「セヴェロモルスク」が務めており、この他に大型揚陸艦3隻などが参加しています。

北極圏遠征部隊は、8月13日にカルスキエボロタ海峡を通過してカラ海へ入りました。
[北極圏遠征中のロシア海軍北方艦隊艦船部隊はカラ海へ入った]

北極圏遠征部隊北極海を東へ進み、8月15日にはジクソンに到着しました。
[北極圏遠征中のロシア海軍北方艦隊艦船部隊はジクソンに到着した]

その後、遠征部隊(大型対潜艦1隻、大型揚陸艦3隻、サルベージ船1隻)はエニセイ川を南下し、8月18日にドゥディンカへ到着しました。
[北極圏遠征中のロシア海軍北方艦隊艦船部隊はエニセイ川へ入り、ドゥディンカへ到着した]
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8月21日、大型対潜艦「セヴェロモルスク」大型揚陸艦3隻は、ドゥディンカ近辺で上陸演習を行ないました。
[北極圏遠征中のロシア海軍北方艦隊艦船部隊はエニセイ川で上陸演習を行なった]

その後も北方艦隊の艦船はドゥディンカに滞在し、9月2日に出航しました。
[北極圏遠征中のロシア海軍北方艦隊艦船部隊はドゥディンカを去った]

カラ海へ出た後、北極圏遠征部隊は2つに分かれ、大型揚陸艦2隻は一足先に母港セヴェロモルスクへの帰路に就きました。
[北極圏遠征中のロシア海軍北方艦隊艦船部隊は2つのグループに分かれた]

それ以外の艦船(大型対潜艦1隻、大型揚陸艦1隻、救助曳船1隻、給油船1隻、サルベージ船1隻)は、更に東方のノヴォシビルスク諸島へ向かう為、原子力砕氷船「ヴァイガチ」と合流しました。
[原子力砕氷船ヴァイガチは北極圏遠征中のロシア海軍北方艦隊艦船部隊を先導する]

9月12日にはチェリュスキン岬への上陸演習が行なわれました。
[北極圏遠征中のロシア海軍北方艦隊艦船部隊はチェリュスキン岬で上陸演習を行なった]

その後、遠征部隊はノヴォシビルスク諸島へ到達し、同諸島へ配置されている地対艦ミサイル「ルベーシュ」の発射訓練や、大型対潜艦「セヴェロモルスク」の砲撃及び高射ミサイル発射訓練が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年9月19日11時37分配信
【北方艦隊はミサイル及び砲射撃を実施し、ロシアの北極圏島嶼ゾーンの防護演習を完了した】

9月22日には、第80独立自動車射撃兵旅団(北極旅団)によるノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島への上陸訓練が実施されました
[北極圏遠征中のロシア海軍北方艦隊艦船部隊はノヴォシビルスク諸島のコテリヌイ島への上陸演習を行なった]

ノヴォシビルスク諸島での演習を完了した遠征部隊は同海域を離れ、母港への帰路に就きました。
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