巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する

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『イタル-タス通信』より
【潜水艦「セヴェロドヴィンスク」が装備する有翼ミサイルは2500kmの最大飛翔距離を有する】
モスクワ、8月14日/イタル-タス通信

プロジェクト885「ヤーセン」級打撃原子力潜水艦 「セヴェロドヴィンスク」が装備する有翼ミサイル「カリブル」は、他に類似するものが無い。
地上目標攻撃用の亜音速ヴァージョンでは、このミサイルの最大飛翔距離は約2500kmになる。
ロシア防衛産業企業体の情報提供者は記者に伝えた。

「ミサイルは、発射の精度、打撃効果と目標への飛行中の生残性といったロシア連邦国防省の必要条件範囲をすべて満たしております。
このように唯一無地の戦術-技術特性を有するミサイルは、他に世界中の何処にも存在しないでしょう」

情報提供者は述べた。

彼は、有翼ミサイル「カリブル」は、 多様なヴァリエーションを有する戦闘機器である事を確認した。
「ミサイルは、一体型の弾頭を搭載します。
従来の弾頭を装備する場合、ミサイルの最大飛翔距離は、およそ2500kmになります」

情報提供者は述べた。

「カリブルは高精度兵器であり、数千キロメートル離れた目標へ発射されても、予想される誤差範囲は2-3メートルを超える事は有りません」
彼は強調した。

「カリブル」の対艦用の超音速ヴァージョンでは、最大飛翔距離は375kmである。

比較の為に、公開情報によると、アメリカが装備する有翼ミサイル「トマホーク」の飛翔距離は、潜水艦搭載用の非核ヴァージョンで約1150kmである。
(2012年8月14日13時10分配信)


以前から、多用途原潜「セヴェロドヴィンスク」などには、「長射程の有翼(巡航)ミサイル」が搭載されると報じられて来ました。

それは、「カリブル」(クラブ)の対地攻撃用長射程型の事でした。
「カリブル」は、輸出用巡航ミサイル「クラブ」シリーズのロシア海軍向けヴァージョンです。
[対艦(対地)巡航ミサイル「クラブ」]
「クラブ」の対地攻撃用ヴァージョン3M-14Eの最大射程は300kmですが、「カリブル」対地攻撃用ヴァージョンの最大射程は2500kmに達するとの事です。

今回の記事によると、「カリブル」対艦攻撃型の射程距離も375kmに延長されているようです。
(「クラブ」対艦攻撃型の最大射程も300km)

ロシアも参加している「ミサイル技術管理レジーム」により、射程距離300kmを超えるミサイルの輸出は禁止されています。
【ミサイル技術管理レジーム】

この為、輸出用の「クラブ」は最大射程が300kmに抑えられていますが、輸出を前提としない自国向けの場合には、この制限を遵守する義務は有りません。

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多用途原潜「セヴェロドヴィンスク」は、セイルの後ろにミサイル発射機3R-14Vを8基装備しています。
このミサイル発射機3R-14Vからは、有翼ミサイル「オーニクス」「カリブル」を発射できます。

水上艦用として、3S-14UKSKも有ります。
[汎用ミサイル垂直発射機3S-14UKSK]
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