ロシア海軍合同艦船グループはイタリア沖で演習を実施した

『ロシア通信社ノーボスチ』より
【海軍グループは、地中海でテロリスト対処演習を実施した】
モスクワ、8月14日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシア海軍艦隊間グループの艦船は、地中海中部でテロリストの攻撃に対処する為の演習を実施した。
火曜日、ロシア連邦国防省の代理人はロシア通信社ノーボスチに伝えた。
「8月13日から14日に掛けてロシア海軍合同艦隊間グループは、地中海中部において、航海中の突発的な空中攻撃及びテロリストの攻撃に対処する演習を実施しました」
彼は述べた。
グループは、北方艦隊の大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」、そして更にはバルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、「ネウストラシムイ」で構成されている。
国防省の代理人によると、艦船は地中海西方へ移動しており、水曜日午前には、イタリアのサルデーニャ島南西に居るだろう。
(2012年8月14日20時21分配信)
[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征]
現在、イタリア沖に居る北方・バルト・艦隊合同艦船グループは、以下の艦船で構成されています。
[北方・バルト艦隊合同艦船グループ]
指揮官:コラ異種戦力小艦隊司令官ウラジーミル・カサトノフ少将
大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」(北方艦隊)
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(北方艦隊)
大型揚陸艦「コンドポガ」(北方艦隊)
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(バルト艦隊)
警備艦「ネウストラシムイ」(バルト艦隊)
数日前までは、元アデン湾海賊対処部隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」(北方艦隊)、給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊)、海洋曳船MB-304(黒海艦隊)の3隻が加わっていましたが、現在はグループから分離しているようです。
以前、合同艦船グループの大型揚陸艦3隻は、黒海沿岸のノヴォロシースク海軍基地へ寄港すると発表されました。
[北方艦隊の大型揚陸艦3隻は黒海沿岸のノヴォロシースクを訪れる]

しかし結局、ノヴォロシースク寄港は実現する事無く、合同艦船グループは西へ向かいました。
[ロシア海軍合同艦船グループは西へ向かう]
なお、数日前まで合同艦船グループに参加していた北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は、一足先に大西洋へ向かっています。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦軍西方軍管区広報サービス発表
2012年8月14日17時23分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は、大西洋へ進路を取る】
今後、大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」は、ポルトガルのリスボン港、グレートブリテンのポーツマス港、アイルランドのコーク港を訪問する予定です。
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