ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・パンテレーエフはアジア太平洋地域への遠距離航海へ出発した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年10月2日12時0分配信
【太平洋艦隊艦船支隊は遠距離航海へ出発した】

大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」、「アドミラル・パンテレーエフ」、大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」で構成され、沿海地方多種戦力小艦隊副司令官エドゥアルト・ミハイロフ少将が指揮する太平洋艦隊艦船支隊は、遠洋航海任務を遂行する為、ウラジオストクから出航した。

航海中、支隊を構成する戦闘艦は、様々な海域で計画演習を実施する。

これはロシア連邦軍の国際軍事協力計画に沿って実施され、約4ヵ月間に渡って続く。

大洋航海中、太平洋艦隊将兵は9回の非公式訪問及び外国港への業務寄港を行なう。

航海の主な目的は、アジア太平洋地域における聖アンドレイ旗のデモンストレーションと、アジア太平洋地域諸国との海軍協力の更なる発展である。

艦の遠距離航海の準備には、必須の複合準備活動が含まれており、その中で高射ミサイル複合体を使用した仮想敵の空中攻撃手段による艦への攻撃の撃退、海上及び空中目標への砲射撃の戦闘演習が実施された。
更に、対潜及び対水中工作防衛の実地訓練、艦の生存への対処(ダメージコントロール)の訓練、特殊な海域を航行する為の航海士の航法の為の艦の士官の当直訓練が実施され、艦載ヘリコプターとの連携行動へ取り組んだ。



ロシア太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(572、1989年5月1日就役)は、2016年3月末にウラジオストクを出航し、東南アジア及び太平洋海域への遠洋航海を実施しました。
[大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ遠距離航海(2016年3月-8月)]

この遠洋航海中の2016年4月中旬にはアジア太平洋地域国際海軍演習『コモド-2016』へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフが参加した国際演習『コモド-2016』は終了した]

2016年5月には国際海軍演習『ADMMプラス-2016』へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは国際海軍演習『ADMMプラス-2016』へ参加する]

2016年7月にはハワイ沖まで行きました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフはハワイ沖へ現れた]

2016年8月8日にウラジオストクへ帰港しました。



その後はウラジオストクで整備が行なわれていたようです。

2017年4月4日、大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」は久々に出航し、日本海で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは日本海で対潜戦闘及び機雷掃討訓練を行なった]

4月5日には対水上、対空砲撃訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは日本海で砲撃訓練を行なった]

4月11日~12日には沿海地方ニコラエフカ基地艦載ヘリコプターKa-27が、出航した大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」で発着艦訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは日本海でヘリコプターの発着艦訓練を行なった]


一方、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」(548、1991年12月15日就役)は、2016年8月中旬にウラジオストクを出航し、12月22日に帰港しています。
この間、9月には北極圏北方艦隊との合同演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは北極圏遠征から戻ってきた]

4月13日、「アドミラル・パンテレーエフ」「アドミラル・ヴィノグラードフ」は一緒に出航し、対空戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフとアドミラル・ヴィノグラードフは日本海で対空戦闘訓練を行なった]

「アドミラル・パンテレーエフ」は4月下旬にヘリコプターの発着艦訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは艦載ヘリコプターの着艦訓練を行なった]

2隻の大型対潜艦は2017年6月末にラ・ペルーズ海峡(宗谷海峡)を通過してオホーツク海へ入り、演習を行なった後、7月初頭には同海峡を通過して日本海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の水上艦16隻はラ・ペルーズ海峡を通過して日本海へ入った]


ウラジオストク帰港後は遠距離航海の準備の為にメンテナンスなどを行なっていたようです。

「アドミラル・ヴィノグラードフ」は9月14日にもヘリコプターの発着訓練を行ないました。
『プリマメディア』より
2017年9月14日配信
【太平洋艦隊のヘリコプターは大型対潜艦の甲板への着艦へ取り組んだ】

そして10月2日、大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」、「アドミラル・パンテレーエフ」、大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」の3隻は、アジア太平洋地域への遠距離航海の為、ウラジオストクを抜錨しました。

これまでに太平洋艦隊大型対潜艦1隻が随伴船(曳船給油船)と共に遠距離航海を行なった事は何度も有りますが、大型対潜艦2隻で遠距離航海を行なった例は、この10数年間は有りませんでした。

今回の航海は約4ヶ月間に渡り(つまり、ウラジオストクへの帰港は来年1月)、アジア太平洋地域の9ヶ国を訪問する予定です。
何処の国を訪問するのか、現時点では明らかにされていませんが・・・
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