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ロシア太平洋艦隊艦船は「追憶の航海」を行なう

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『ロシア通信社ノーボスチ・極東管区版』より
【太平洋艦隊艦船は、「追憶の航海」でクリル諸島を訪れる】
モスクワ、8月14日-ロシア通信社ノーボスチ

大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」、海洋曳船「カラール」で構成される太平洋艦隊艦船支隊は、 海軍の「追憶の航海」の枠内でクリル諸島への訪問を行なう。
火曜日、東方軍管区の公式代理人ローマン・マルトフ1等海佐は記者団に伝えた。

「航海プログラムにより、艦船は、クナシル島、パラムシル島、イトゥルプ島を訪問します。
更には、ハバロフスク地方のオホーツク市へ到着し、退役将兵及び太平洋艦隊将兵が参加する同市創設365周年記念式典が開催されます」

マルトフは述べた。

彼は、太平洋艦隊将兵が、軍務の最中に死亡したロシア及びアメリカ潜水艦乗組員を追悼する事を指摘した。

「海洋を移動中、ピョートル・ヴェリキー湾では、大型揚陸艦の艦上で潜水艦乗組員を追悼する式典が開催されます。
それは沈没した潜水艦M-49及びM-63の乗組員を追悼し、そして、ラ・ペルーズ海峡で死亡したソヴィエト潜水艦L-19及びアメリカ海軍潜水艦ワフー乗員を追悼するものです」

1等海佐は、こう述べた。

彼によると、航海の過程で、1945年8月に海軍歩兵の揚陸と戦闘行動が行われたサハリン及びクリル諸島への訪問が予定されている。
「航海の参加者は、戦闘場所で、破壊された艦船、そして祖国防衛に殉じた人々を追悼し、敬意を表します」
マルトフは述べた。

5回目の海洋軍事史「追憶の航海」は、オホーツク市創立365周年に捧げられ、第二次世界大戦において、クリル諸島及びサハリン島の解放中に死亡したソ連海軍将兵への敬意を表す。
この行事は、8月25日から2012年9月17日に掛けて実施される。
(2012年8月14日21時35分配信)


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というわけで、今回のロシア太平洋艦隊艦船のオホーツク(クリル諸島)行きは、第2次世界大戦末期の古戦場巡りオホーツク市創設365周年を祝う為のものであり、現在の極東情勢とは全く関係ありません。

なぜ太平洋艦隊オホーツク市の創立記念を祝うのかと言えば、それは、オホーツク市がロシア太平洋艦隊発祥の地であるからです。
[ロシア太平洋艦隊278周年]
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記事中に登場するソ連潜水艦L-19(レーニネッツ型)は、8月24日頃にラ・ペルーズ海峡(宗谷海峡の国際名称)付近で沈没したと見られています。
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ソ連/ロシア潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【L-19(L型)】

L-19は8月23日午後の通信を最後に消息を絶ち、沈没と認定されました。

8月23日15時22分:L-19艦長からの報告
「10時22分に北緯45度13分・東経140度で敵潜水艦の攻撃を受けた。19時には海峡から抜け出す」

以後、L-19からの通信は途絶えました。

沈没の原因は未だ不明ですが、このサイトでは、機雷によるものと推定しています。


潜水艦M-49M-63は、1941年8月にウラジオストク沖(ピョートル大帝湾)で沈没しました。
原因は機雷に触れたものと推定されています。

同じく記事中に登場するアメリカ海軍潜水艦「ワフー」は、1943年10月11日にラ・ペルーズ海峡付近で撃沈されました。


『msm産経ニュース』より
2012年8月15日1時4分配信
【国後、択捉に揚陸艦派遣 ロシア、第2次大戦記念行事で】

「オホーツク市創立365周年記念」「アメリカ海軍を含む潜水艦乗員の追悼」の件は完全無視ですか。
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