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ロシア海軍の為の新型掃海艦ヤーコフ・バリャーエフはサンクトペテルブルクで起工された


『タス通信』より
2017年12月26日13時34分配信
【第5のガラス繊維強化プラスチック掃海艦「ヤーコフ・バリャーエフ」はサンクトペテルブルクで起工された】
サンクトペテルブルク、12月26日/タス通信

プロジェクト12700対機雷防衛艦の5隻目となる「ヤーコフ・バリャーエフ」は火曜日に『中部ネヴァ川造船工場』で起工された。
『タス通信』特派員は現地より報告した。

「本日は、我々にとって大変喜ばしい出来事があります。
私共は、12700シリーズの新たな艦を起工しました。
我々は、大祖国戦争の英雄の記憶に敬意を表します。
何故ならば、海軍は私たちの艦に尊敬すべき名前を付けたからです」

艦の起工式典において工場の総取締役ウラジーミル・セレドホは話した。

次に、『統合造船業営団』総裁顧問ヴィクトール・チルコフは述べた。
「この艦は、更なる近代化と現代化の為の可能性を有しています」
彼は、ロシア連邦海軍の為のガラス繊維強化プラスチック掃海艦シリーズは充分な隻数になると付け加えた。

「プロジェクトは、その場所で立ち止まりません。
より効果的に機雷の脅威へ対処する為、全ては新しくなり、新たな機器が現れます」
海洋工学中央設計局『アルマーズ』
総取締役アレクサンドル・シリャフテンコは付け加えた。

式典中、艦の名前と起工日を記したネームプレートが特別起工セクションへ固定された。
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艦は、太平洋艦隊第355独立海軍歩兵大隊の機関銃照準手ヤーコフ・イラリオノヴィチ・バリャーエフ水兵に敬意を表して命名された。

[プロジェクト12700]
海洋掃海艦「ヤーコフ・バリャーエフ」
は、同工場の造船台で起工された第4の生産艦(5隻目)である。
起工式典は、同社の全体的な近代化の枠組みで2017年4月に開設された新たな作業場において開催された。

プロジェクト12700のトップ艦「アレクサンドル・オブホフ」は既にロシア連邦海軍の一員として任務を遂行しており、3隻の後続艦(「ゲオルギー・クルバトフ」、「イワン・アントノフ」、「ウラジーミル・イェメリヤノフ」)は様々な建造段階に在る。

プロジェクト12700「アレクサンドリト」掃海艦海洋工学中央設計局『アルマーズ』により設計された。
それは、艦自身へ配置される最新の水中音響ステーション(ソナー)、遠隔操作の自動水中無人機、自動化対機雷活動管理システムを使用出来る。
更には、従来の掃海兵装も使用できる。
「アレクサンドリト」シリーズ艦は、世界最大の真空注入により形成された単一のガラス繊維強化プラスチック製船体というユニーク性を有する。



[プロジェクト12700掃海艦]
ロシア海軍新世代掃海艦(対機雷防衛艦)プロジェクト12700「アレクサンドリト」は、船体が一体成型のガラス繊維強化プラスチックで造られており、世界最大級の非金属船体艦です。
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プロジェクト12700の1番艦「アレクサンドル・オブホフ」は、2011年9月22日にサンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』で起工され、2014年6月27日に進水し、2016年12月9日に就役しました。
[新世代掃海艦プロジェクト12700の1番艦アレクサンドル・オブホフはロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ編入された]

2017年5月15日にバルチースク基地へ到着しました。


プロジェクト12700の2番艦「ゲオルギー・クルバトフ」は、2015年4月24日に起工され、2016年5月下旬までにガラス繊維強化プラスチックの船体の形成は完了しました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフは起工された]
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフの船体が形成される]

その後、艦内へ各種機器を設置する為、船体周辺に足場が組まれましたが、2016年6月7日夜に火災が発生しました。
[ロシア海軍の為に建造中の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフで火災が発生した]
この為、「ゲオルギー・クルバトフ」の進水は延期されました。

プロジェクト12700の3番艦の船体形成作業は2016年6月27日に始まりました。
[ロシア海軍の為の第3のプロジェクト12700掃海艦の建造が始まった]

2017年1月25日、3番艦は「イワン・アントノフ」と命名され、起工式典が開催されました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦イワン・アントノフはサンクトペテルブルクで起工された]

プロジェクト12700の4番艦の船体形成作業は2016年8月30日から始まりました。
[ロシア海軍の為の第4のプロジェクト12700掃海艦の建造が始まった]

2017年4月20日、「ウラジーミル・イェメリヤノフ」と命名された4番艦の起工式典が開催されました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ウラジーミル・イェメリヤノフはサンクトペテルブルクで起工された]

そして2017年12月26日、「ヤーコフ・バリャーエフ」と命名された5番艦の起工式典が開催されました。
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現在までにプロジェクト12700対機雷防衛艦は、サンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』でのみ建造されていますが、今後は極東方面でも建造されます。
[ロシア海軍の為のプロジェクト12700対機雷防衛艦(掃海艦)は極東(コムソモリスク・ナ・アムーレ)でも建造される]
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