ロシア海軍は戦略非核抑止力を強化する
- カテゴリ:ロシア海軍ニュース
『タス通信』より
2018年1月1日12時8分配信
【戦略非核抑止力は(ロシア)海軍の重要な方向性の作業となる】
サンクトペテルブルク、1月1日/タス通信
戦略非核抑止グループの形成は、ロシア海軍総司令部の重要な方向性の作業となる。
ロシア連邦海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は述べた。
「この先の海軍総司令部の重要なセグメントの作業は、バランスの取れた兵器及び弾薬の設置を保障する海軍のより充実したシステムに基づいた高精度長距離兵器を搭載する艦から成る戦略非核抑止グループの形成となります」
コロリョーフは話した。
彼によると、2018~2027年の国家軍備プログラムの具現化の枠組みで計画される近い将来のロシア海軍総司令部の活動は、海軍の更なる開発の為の明確な目的の作業を意味する。
基礎的な方向は、この開発により定められることを彼は指摘した。
「これは、戦略ロケット潜水艦ボレイ-A及びボレイ-B型といった海洋戦略核戦力の戦闘能力を高めるという課題を支え、更には、大洋、遠海及び近海ゾーン艦の建造、大いなる近代化の潜在力を有する艦の近代化、現代的な飛行装置(航空機)から成る海軍航空隊と沿岸ミサイル複合体から成る海軍沿岸部隊といった海上戦力の戦闘能力の発展の総合的な道筋を決めます」
コロリョーフは説明した。
(2017年)11月、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将は、2020年にはロシアの非核戦力は向上し、完全なる我が国の安全保障を可能にすると述べた。
ロシア海軍の「戦略非核抑止力」については、コロリョーフ提督の前のロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督(現在は『統合造船業営団』総裁顧問)が2012年12月に初めて言及しました。
[ロシア海軍の戦略非核戦力は多用途原潜と原子力巡洋艦から成る]
「戦略非核抑止力」というのは、要するに、非核弾頭(通常弾頭)の長距離対地ミサイルを装備する艦という事です。

より具体的には、有翼ミサイル「カリブル」を搭載する艦という事になります。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]
[ロシア海軍は2017年4月~6月に60基の巡航ミサイル"カリブル"を受領した]
[2020年末にはロシア海軍の約半数近くの軍艦が巡航ミサイル"カリブル"を装備しているだろう]
現在、ロシア海軍では、プロジェクト11356警備艦、プロジェクト11661K警備艦「ダゲスタン」、プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦、プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦、プロジェクト06363潜水艦、プロジェクト671RTMK原子力大型潜水艦「オブニンスク」が「カリブル」を搭載しています。
既に一部の艦は、シリアのテロ組織に対し、「カリブル」を実戦使用しています。
今後、「カリブル」は、プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦、プロジェクト22350フリゲート、プロジェクト20385コルベット、プロジェクト22160哨戒艦といった新造艦、更には、近代化改装されるプロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦、プロジェクト949A原子力水中巡洋艦、プロジェクト971原子力巡洋潜水艦へ搭載される事になります。
2018年1月1日12時8分配信
【戦略非核抑止力は(ロシア)海軍の重要な方向性の作業となる】
サンクトペテルブルク、1月1日/タス通信
戦略非核抑止グループの形成は、ロシア海軍総司令部の重要な方向性の作業となる。
ロシア連邦海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は述べた。
「この先の海軍総司令部の重要なセグメントの作業は、バランスの取れた兵器及び弾薬の設置を保障する海軍のより充実したシステムに基づいた高精度長距離兵器を搭載する艦から成る戦略非核抑止グループの形成となります」
コロリョーフは話した。
彼によると、2018~2027年の国家軍備プログラムの具現化の枠組みで計画される近い将来のロシア海軍総司令部の活動は、海軍の更なる開発の為の明確な目的の作業を意味する。
基礎的な方向は、この開発により定められることを彼は指摘した。
「これは、戦略ロケット潜水艦ボレイ-A及びボレイ-B型といった海洋戦略核戦力の戦闘能力を高めるという課題を支え、更には、大洋、遠海及び近海ゾーン艦の建造、大いなる近代化の潜在力を有する艦の近代化、現代的な飛行装置(航空機)から成る海軍航空隊と沿岸ミサイル複合体から成る海軍沿岸部隊といった海上戦力の戦闘能力の発展の総合的な道筋を決めます」
コロリョーフは説明した。
(2017年)11月、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将は、2020年にはロシアの非核戦力は向上し、完全なる我が国の安全保障を可能にすると述べた。
ロシア海軍の「戦略非核抑止力」については、コロリョーフ提督の前のロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督(現在は『統合造船業営団』総裁顧問)が2012年12月に初めて言及しました。
[ロシア海軍の戦略非核戦力は多用途原潜と原子力巡洋艦から成る]
「戦略非核抑止力」というのは、要するに、非核弾頭(通常弾頭)の長距離対地ミサイルを装備する艦という事です。

より具体的には、有翼ミサイル「カリブル」を搭載する艦という事になります。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]
[ロシア海軍は2017年4月~6月に60基の巡航ミサイル"カリブル"を受領した]
[2020年末にはロシア海軍の約半数近くの軍艦が巡航ミサイル"カリブル"を装備しているだろう]
現在、ロシア海軍では、プロジェクト11356警備艦、プロジェクト11661K警備艦「ダゲスタン」、プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦、プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦、プロジェクト06363潜水艦、プロジェクト671RTMK原子力大型潜水艦「オブニンスク」が「カリブル」を搭載しています。
既に一部の艦は、シリアのテロ組織に対し、「カリブル」を実戦使用しています。
今後、「カリブル」は、プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦、プロジェクト22350フリゲート、プロジェクト20385コルベット、プロジェクト22160哨戒艦といった新造艦、更には、近代化改装されるプロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦、プロジェクト949A原子力水中巡洋艦、プロジェクト971原子力巡洋潜水艦へ搭載される事になります。
- 関連記事
スポンサーサイト