ロシア海軍北方艦隊の偵察艦ヴィクトール・レオーノフはアメリカ東海岸(ノースカロライナ沖)に現れた
- カテゴリ:ロシア北方艦隊(2012-2019年)

『インタファクス』より
2018年1月23日1時44分配信
【アメリカ合衆国軍は同国東海岸でロシア連邦の偵察艦を発見した】
モスクワ、1月23日、インタファクス-ロシア
アメリカ軍はロシアの偵察艦「ヴィクトール・レオーノフ」をノースカロライナ沿岸から100海里(185キロメートル)の中立水域で発見した。
火曜日にテレビ局『CNN』は伝えた。
軍事分野の情報提供者は、ロシア連邦の軍艦の追跡は、アメリカの駆逐艦「コール」及び数隻の艦船により行なわれたとテレビ局へ話した。
数日前、カリブ海での偵察業務を終えた「ヴィクトール・レオーノフ」はトリニダード・トバゴの首都港から出港した事は注目される。

軍は『CNN』へ、ロシアの偵察艦は以前からアメリカ合衆国東海岸、特に、キングス・ベイ、ノーフォーク、ニューロンドン海軍基地、そしてケープ・カナベラルの近辺で目撃されていると説明した。

それが最後に見られたのは、昨年の2月と3月であった。
前年のデータを根拠に挙げ、軍の情報提供者は『CNN』へ、「ヴィクトール・レオーノフ」はアメリカ合衆国沿岸で4~6ヶ月の期間に渡り偵察活動を行なうと予測した。
『ロシア黒海艦隊サイト』より
【中型偵察艦「オドグラフ」】
プロジェクト864中型偵察艦SSV-175はポーランドで建造され、1988年に就役し、当初は黒海艦隊へ編入されました。
ソ連邦解体後の1995年7月に北方艦隊へ転属し、2004年4月には「ヴィクトール・レオーノフ」と改名されました。
「ヴィクトール・レオーノフ」は、2014年前半にカリブ海で活動し、同年4月末にはニカラグア、ホンジュラスとの合同演習へ参加しています。
[北方艦隊の艦船はカリブ海で対麻薬国際演習に参加した]
2015年初頭にもカリブ海で行動しており、同年5月8日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ帰港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の偵察艦ヴィクトール・レオーノフはカリブ海から戻ってきた]
2017年2月中旬、「ヴィクトール・レオーノフ」はアメリカ東海岸沖に現れました。

[ロシア海軍北方艦隊の偵察艦ヴィクトール・レオーノフはアメリカ東海岸沖に現れた]
2017年3月7日にはキューバのハバナ港を訪問しました。
[ロシア海軍北方艦隊の偵察艦ヴィクトール・レオーノフはキューバのハバナ港を訪れた]
その後、2017年5月に地中海へ入り、5月14日にはキプロスのリマソール港へ寄港しました。

そして2018年1月23日、「ヴィクトール・レオーノフ」はアメリカ東海岸沖へ現れました。
その前にはカリブ海で行動しており、2018年1月中旬にはトリニダード・トバゴを訪れていたようです。
- 関連記事
-
- シリアへの輸送任務(シリア・エクスプレス)を行なったロシア海軍北方艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・オトラコフスキーは母港セヴェロモルスクへ帰投した
- シリアへの輸送任務(シリア・エクスプレス)を行なったロシア海軍北方艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・オトラコフスキーは母港への帰路に就いた
- ロシア海軍北方艦隊の偵察艦ヴィクトール・レオーノフはアメリカ東海岸(ノースカロライナ沖)に現れた
- ロシア海軍北方艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・オトラコフスキーはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った
- ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーと原子力水中巡洋艦オリョールはバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なった
スポンサーサイト