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ロシア海軍はシリアのテロ組織へ100発の巡航ミサイル"カリブル"を発射した

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『インタファクス』より
2018年1月30日19時49分配信
【ロシア連邦はシリア作戦時に過激派へ「カリブル」で100の打撃を与えた】
モスクワ、1月30日、インタファクス・ロシア

ロシア連邦海軍及び潜水艦は、シリア過激派有翼ミサイル「カリブル」で100の打撃を与えた。
ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグの談話を国防省サイトは引用して発表した。

「艦と潜水艦は、有翼ミサイル"カリブル"により、100の高精度の打撃を与えました」
シリア軍事作戦
の結果の総括と経験の共用の為の軍事実習代表者会議においてショイグは話した。

この他に、ロシア戦略ロケット機Tu-160及びTu-95MS有翼ミサイルにより66の打撃を与え、各機は指示目標を破壊した。

合計でロシア連邦航空宇宙軍は、シリア作戦中に34000以上の戦闘飛行を行なった。
同省によると、遠距離爆撃機Tu-22M3、更には作戦-戦術航空隊の航空機Su-24M、Su-34、Su-35は高い効率性を示した。

ショイグは更に、ロシアシリアへ過激派の無人機の攻撃へ効果的に対処する為のエシュロンシステムを作成したと述べた。

「シリアでの作戦中に私達は、国内で製造され、手製及び標準外の容貌を含めた過激派が使用する戦闘装備手段の調査に注意を払っていました。
作成されたものは、彼らとの戦闘を効率良くする事を可能にしました」
ショイグ
は語った。

彼によると、これら無人機に対抗する為、偵察及び監視複合体、対空防衛及び電波電子戦闘複合体を加えたエシュロンシステムが作られた。

シリアでの経験は、ロシア軍の訓練へ使用されると国防相は締めくくった。



エカテリンブルク市『L.V.リュリエフ記念試験設計局ノヴァトール』により設計された有翼ミサイル「カリブル」(対地/対艦/対潜用)は、輸出用有翼ミサイル「クラブ」シリーズのロシア海軍向けヴァージョンです。
[対艦(対地)巡航ミサイル「クラブ」]
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

元々は、ソ連海軍時代に配備された対地有翼ミサイル「グラナート」(SS-N-21)をベースに開発されました。
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現在、ロシア海軍では、プロジェクト11356警備艦プロジェクト11661K警備艦「ダゲスタン」プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦プロジェクト06363潜水艦プロジェクト671RTMK原子力大型潜水艦「オブニンスク」に搭載されています。

今後も「カリブル」搭載艦は増加します。
[2020年末にはロシア海軍の約半数近くの軍艦が巡航ミサイル"カリブル"を装備しているだろう]


「カリブル」は、2015年10月初頭以降、シリア領内テロ組織ISIL(イラク・レバントのイスラム国)『アル=ヌスラ戦線』に対し、何度か実戦で使用されています。

・2015年10月7日カスピ小艦隊警備艦「ダゲスタン」、小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」、「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」カスピ海南方からシリアへ発射(計26基)。
[ロシア海軍カスピ小艦隊の4隻の艦はシリアへ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍は巡航ミサイルでシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点を攻撃した]
[ロシア連邦軍参謀本部作戦管理総局長はロシア海軍によるシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点攻撃について語った]

・2015年11月20日カスピ小艦隊警備艦「ダゲスタン」、小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」、「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」カスピ海南方からシリアへ発射(計18基)。
[ロシア海軍カスピ小艦隊は再びシリアのISIL(シリアとレバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

・2015年12月8日黒海艦隊潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」地中海東部からシリアへ発射(計4基)。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは地中海東部からシリアのISIL(イラク・レバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

・2016年8月19日黒海艦隊小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」、「セルプホフ」地中海東部からシリアへ発射(計3基)。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフはシリアのアル=ヌスラ戦線を巡航ミサイル"カリブル"で攻撃した]

・2016年11月15日黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」地中海東部からシリアへ発射(計3基)。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア領内のテロ組織へ巡航ミサイルを発射した]

・2017年5月31日黒海艦隊フリゲート「アドミラル・エッセン」、潜水艦「クラスノダール」地中海東部からシリアパルミラへ発射(計4基)。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンと潜水艦クラスノダールはパルミラのISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

・2017年6月23日黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、「アドミラル・エッセン」、潜水艦「クラスノダール」地中海東部からシリアハマーへ発射(計6基)。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と潜水艦1隻はシリアのハマー県のISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

・2017年9月5日黒海艦隊フリゲート「アドミラル・エッセン」地中海東部からシリアデリゾールへ発射(計6基)。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"はシリアのデリゾールのISIL(イラク・レバントのイスラム国)へ巡航ミサイルを発射した]

・2017年9月14日黒海艦隊潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」「コルピノ」地中海東部からシリアへ発射(計7基)。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノはシリアのデリゾールのISIL(イラク・レバントのイスラム国)へ巡航ミサイルを発射した]

・2017年9月22日黒海艦隊潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」地中海東部からシリアイドリブへ発射(計3基)。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドはシリアのイドリブの『アル=ヌスラ戦線』へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

・2017年10月5日黒海艦隊潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」、「コルピノ」地中海東部からシリアへ発射(計10基)。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノはシリア政府軍の攻勢を支援する為、デリゾールのISIL(イラク・レバントのイスラム国)へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

・2017年10月31日黒海艦隊潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」地中海東部からシリアデリゾールへ発射(計3基)。

『タス通信』より
2017年10月31日17時53分配信
【潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」はデリゾールの『イスラム国』戦闘員へ「カリブル」で打撃を与えた】

・2017年11月3日黒海艦隊潜水艦「コルピノ」地中海東部からシリアアブ・カマルへ発射(計6基)。
(同時にロシア航空宇宙軍爆撃機Tu-22M3が空爆)

『タス通信』より
2017年11月3日17時17分配信
【ロシア軍のTu-22M3と潜水艦「コルピノ」はシリアの『イスラム国』戦闘員へ打撃を与えた】


「カリブル」は、2016年前半(1月~6月)には計47基がロシア海軍へ納入されています。
[ロシア海軍は2016年前半に47基の巡航ミサイル"カリブル"を受領した]

2016年7月~9月には、「カリブル」超音速対艦ミサイル「オーニクス」を合わせて100基以上がロシア海軍へ納入されました。
[ロシア海軍は2016年7月-9月に100基以上の巡航ミサイル"カリブル"及び超音速対艦ミサイル"オーニクス"を受領した]

2017年4月~6月の3ヶ月間には計60基の「カリブル」が引き渡されました。
単純に計算して「カリブル」は1ヶ月に20基のペースで生産されている事になります。
おそらく、主に生産されているのは地上攻撃タイプの3M14でしょう。
[ロシア海軍は2017年4月~6月に60基の巡航ミサイル"カリブル"を受領した]


なお、今回の記事ではシリアの過激派の無人機に触れられていますが、シリア駐留ロシア軍は、2018年1月5日夜から6日にかけてフマイミーン飛行場及びタルトゥース海軍補給所に対して実施された計13回の小型無人機による攻撃を全て撃退しています。
『タス通信』より
2018年1月8日17時49分配信
【ロシア軍はシリアの施設に対する13回の打撃無人機の攻撃を成功裏に撃退した】

テロリスト無人機は、高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ-S1」により撃墜されました。
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