プロジェクト20380コルベット"グロームキー"は2018年末にロシア海軍太平洋艦隊へ引き渡される


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年2月7日5時49分配信
【太平洋艦隊はミサイル「カリブル」を有するコルベットプロジェクト「グロームキー」を2018年に受領できる】
コムソモリスク・ナ・アムーレ、2月7日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシア連邦太平洋艦隊は、ミサイル「カリブル」で武装するプロジェクト20380コルベット「グロームキー」を年末に受領できる。
ロシア連邦国防次官ユーリー・ボリソフは発表した。
「我々は今、2018年の納入プログラムに関心を持っております。
コルベット"グロームキー"の納入プランについてですが、現在、艦の準備進捗度は84パーセントです。
年末に艦隊はこの艦を待っています」
ボリソフはコムソモリスク・ナ・アムーレのアムール造船工場の訪問中に報道陣へ語った。
彼は、昨年に工場は、このシリーズのコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」を引き渡したが、それは2年遅れた事を想い起こした。
「それ(グロームキー)はカリブルで武装し、これは恐るべき兵器です」
ボリソフは指摘した。
ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベットの2隻目となる「グロームキー」は2012年4月20日に起工されました。
[新世代コルベット「グロームキー」は起工された]
当初は2015年の引き渡しが予定されていましたが、建造工事は遅延しています。
[ロシア海軍の為のプロジェクト20380コルベット"グロームキー"の建造は対ロシア制裁の影響により遅延する]
起工から5年以上が経過した2017年7月28日に造船台を出渠しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第2のプロジェクト20380コルベット"グロームキー"は造船台を出渠した]
契約軍人のみで構成される「グロームキー」乗組員は、2017年10月末までに編成を完了しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年11月1日4時21分配信
【太平洋艦隊は新たなコルベット「グロームキー」の乗組員の形成を完了した】
「グロームキー」乗組員は、11月24日にサンクトペテルブルクの海軍統合訓練センターへ到着しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2017年11月24日15時38分配信
【コルベット「グロームキー」の乗組員は研修の為にサンクトペテルブルクへ到着した】
そして2018年2月7日、コムソモリスク・ナ・アムーレのアムール造船工場を視察に訪れたロシア国防次官ユーリー・ボリソフ氏は、「グロームキー」は2018年末にロシア海軍太平洋艦隊へ引き渡されると発言しました。
なお、ボリソフ氏は、「グロームキー」が有翼ミサイル「カリブル」を装備するとも述べています。
現在就役中の「グロームキー」の同型艦(プロジェクト20380)5隻は、いずれも対艦ミサイル「ウラン」を装備しており、「カリブル」は装備していません。
しかし、2017年12月末、『イズベスチヤ』は、プロジェクト20380コルベットが今後「カリブル」を装備すると報じています。
『イズベスチヤ』より
2017年12月27日0時1分配信
【ロシアのステルスコルベットは「カリブル」を装備する】
プロジェクト20380コルベットの中で、「グロームキー」が最初に「カリブル」を装備するのかもしれません。
現在の所、ロシア太平洋艦隊向けに4隻のプロジェクト20380コルベットの建造が計画されており、1隻目は2017年7月に就役しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベット4隻は2017年6月末~2020年10月下旬に就役する]
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