ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスは洋上試験を開始した
- カテゴリ:ロシア新世代水上艦
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年2月7日16時28分配信
【通信船「イワン・フルス」はバルト海での試験へと向かった】
サンクトペテルブルク、2月7日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシア連邦海軍の為に建造されている新世代のプロジェクト18280通信船「イワン・フルス」は、バルト海での航行試験へと向かった。
造船工場『北方造船所』(『統合造船業営団』へ加入)広報サービスは発表した。
「乗組員及び船の試験実施チームから成るほぼ300名のメンバーは、1ヶ月間に渡る航海で、イワン・フルスの主動力装置、管制システム、機構、電子機器の動作を点検し、速力及び操艦試験、甲板上の機器及び投錨装置の試験を実施します。
造船所は、約150の航行証明の終了を控えています」
声明では、こう述べられた。
航行試験が成功裏に実現した場合、船は国家受領試験を開始する事が指摘された。
以前、『北方造船所』は、「イワン・フルス」のロシア海軍への引き渡しは、2018年3月末~4月初頭に計画されていると発表した。
プロジェクト18280船は、通信の保障、艦隊の統制、電波偵察を行う為に意図されている。
その全長は95メートル、幅16メートル、速力16ノット、航続距離8000海里、乗組員131名。
その戦術-技術的特性のおかげで、それは前世代の同類よりも著しく優秀である。
通信船は、艦内電力の効率と操作特性を著しく改善しており、管理機器装置と兵装の大幅な自動化が導入されている。
「イワン・フルス」はプロジェクト18280の最初の生産船である。
プロジェクト18280艦を開発したのは、公開株式会社『中央設計局アイスベルク』(サンクトペテルブルク)である。
船は2013年11月に起工された。
同プロジェクトの1番船「ユーリー・イワノフ」は2014年12月にロシア海軍へ引き渡された。
ロシア海軍の新世代偵察艦プロジェクト18280の2番艦「イワン・フルス」は、サンクトペテルブルクの『北方造船所』で2013年11月14日に起工されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・イサコフ」(と偵察艦「イワン・フルス」)を起工した]
起工から3年半後の2017年5月16日に進水しました。
[ロシア海軍の為の新世代偵察艦イワン・フルスはサンクトペテルブルクで進水した]
「イワン・フルス」は2017年5月末から造船所の岸壁で係留試験を開始し、2018年2月7日に工場航行試験へと出発しました。
「イワン・フルス」のロシア海軍への引き渡しは、2018年3月末~4月初頭に予定されています。
「イワン・フルス」は、2017年4月27日にトルコ沖で民間船と衝突して沈没した偵察艦「リマン」の代わりとして、黒海艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦リマンはイスタンブール沖で民間船と衝突し沈没した]
プロジェクト18280偵察艦の1番艦「ユーリー・イワノフ」は、2014年12月末にロシア海軍へ納入され、2015年7月26日に海軍旗初掲揚式典を開催して正式に就役しました。
2015年11月に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着し、現在は北方艦隊の一員として任務を遂行しています。
[ロシア海軍最新鋭偵察艦ユーリー・イワノフは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]
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