ロシア海軍バルト艦隊の戦闘機Su-27は巡航ミサイルの迎撃訓練を行なった
- カテゴリ:戦闘機Su-27(バルト艦隊)


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年2月8日14時35分配信
【バルト艦隊の戦闘機飛行士は有翼ミサイルの仮想攻撃を撃退した】
カリーニングラード州のバルト艦隊海軍航空隊の航空基地の戦闘機飛行士は、対空防衛力の検査中に有翼ミサイルの仮想攻撃を撃退した。
仮想敵の役割は、バルト艦隊の軍事インフラストラクチュア施設への有翼ミサイル発射演習を行なった多目的戦闘機Su-30SMが演じた。
ミサイルの仮想攻撃の撃退の為、カリーニングラード州に駐屯するバルト艦隊海軍航空隊の全天候戦闘機Su-27の乗員が警戒の為に上がった。
Su-27乗員は、タイミング良く目標を探知、捕捉し、「空対空」ミサイルにより指定境界で目標を成功裏に破壊した。
総計で演習には約10機の艦隊の海軍航空隊の航空機が参加した。
バルト艦隊海軍航空隊の戦闘機や爆撃機は、ロシア連邦の飛び地カリーニングラード州へ配備されています。

カリーニングラード州のチェルニャホフスク飛行場に駐留する第4親衛独立海洋襲撃機航空連隊は、20機程度の前線爆撃機Su-24Mと6機程度の偵察機Su-24MRを保有しています。




カリーニングラード州のチカロフスク飛行場に駐留する第689親衛戦闘機航空連隊は、18機程度の戦闘機Su-27及びSu-27UBを保有しています。
ロシア海軍で戦闘機Su-27を保有しているのは、バルト艦隊航空隊のみです。


第689親衛戦闘機航空連隊は1939年9月5日に創設され、大祖国戦争に参戦し、1953年秋に海軍航空隊へ移管されたものの、1978年には空軍へ戻り、1986年には防空軍へ移管され、1994年12月には再び海軍へ移管され、現在に至っています。
現在の装備機Su-27は1990年に導入されました。

この他、チェルニャホフスク飛行場は、2016年12月初頭から多用途複座戦闘機Su-30SMの配備が始まっています。
[ロシア海軍バルト艦隊へ多用途複座戦闘機Su-30SMが配備される]
続いて2017年には、5機のSu-30SMがチェルニャホフスク飛行場へ配備されました。
(つまり、現在までに計6機)
[ロシア海軍バルト艦隊は2機の多用途複座戦闘機Su-30SMを受領した]
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊は3機の多用途複座戦闘機Su-30SMを受領した]
今回の演習は、Su-30SMが「敵役」を務め、Su-30SMから発射された有翼ミサイル(巡航ミサイル)をSu-27が迎撃するというシナリオの下で行なわれました。
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