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ネフスキー計画設計局はロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装の為の準備を進めている

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『タス通信』より
2018年2月19日9時10分配信
【「アドミラル・クズネツォフ」の修理の為の全ての必要な書類は用意されている】
モスクワ、2月19日/タス通信

航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の全ての設計書類は、艦の修理の為に全て用意されている。
『タス通信』のインタビューに対し、『ネフスキー計画設計局』総取締役セルゲイ・ウラソフは話した。

「この艦の全ての設計書類が我々の所に存在しているのは、簡単なことではありませんでした。
これらは修正され、建造へ使用されました。
1990年代初頭、我々は、黒海工場から全ての事前通知を受けました~訂正、建造中の修正、艦の引き渡し及び試験に関する」

彼は話した。

ウラソフによると、『ネフスキー計画設計局』は、艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』、プロレタリア工場や、ロシア唯一の航空母艦の修理に関わる他の企業と合同で作業を進めている。

「我々は、海軍から示されたアドミラル・クズネツォフの為のあらゆる作業に関する設計を用意しております」
設計者は強調した。

彼は、修理中に航空母艦には、然るべき品質の飲料水を一度に提供する新たな淡水化装置が設置されると付け加えた。

以前、『タス通信』ロシア防衛産業企業体の情報提供者から伝えられたように、3年と見積もられている航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の近代化修理の契約は、2018年第1クオーター(3月末まで)にロシア連邦国防省統合造船業営団との間で署名される。



セルゲイ・ウラソフ氏へのインタビュー記事。
『タス通信』より
2018年2月19日9時0分配信
【『ネフスキー計画設計局』:「アドミラル・クズネツォフ」乗組員の為の条件は改善される】



『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年2月20日14時6分配信
【『統合造船業営団』は「アドミラル・クズネツォフ」近代化の契約への署名を計画している】
モスクワ、1月20日-ロシア通信社ノーボスチ

今日におけるロシア連邦海軍唯一の航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」の近代化の契約は、近い内の署名が計画されている。
『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフは報道陣へ語った。

「私が思いますに、非常に間もなくです。
従いまして、私達は、非常に速やかに技術的課題の形成を終えなければなりません」

彼は、報道陣の質問に答え、こう話した。



ロシア北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(1991年1月20日就役)は、2016年10月15日から2017年2月8日までにかけて、6度目となる地中海への遠距離航海を行ない、シリア沖まで進出しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

2016年11月15日には初めてシリアへの空爆作戦へ参加し、イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃しました。


以後、2017年1月初頭までシリア領内のテロ組織(『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』)への空爆作戦へ参加しました。

無論、「アドミラル・クズネツォフ」にとっては、1991年1月20日の就役以来初の実戦参加となりました。

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月8日から2017年1月6日までの約2ヶ月間に、420回の戦闘飛行(内117回は夜間)と、750回の捜索救助、航空輸送支援の為の飛行を行ない、シリア領内テロ組織の施設1252を破壊しました。



[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]

今後、「アドミラル・クズネツォフ」は寿命を延長する近代化改装が行なわれます。

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装を担当するのは、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』ムルマンスク支所である『第35艦船修理工場』になります。
[ムルマンスクの第35艦船修理工場はロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフ近代化改装の為にドックを拡張する]
[ロシア海軍唯一の空母(重航空巡洋艦)アドミラル・クズネツォフの近代化改装はムルマンスクで始まり、後にセヴェロドヴィンスクへ移される]
[セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』はロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装を行なう用意がある]

艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』(セヴェロドヴィンスク)
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『第35艦船修理工場』(ムルマンスク)
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近代化改装の全容は明らかにされていませんが、兵装、電子機器、通信機器、航空艤装、戦闘情報管理システムなどは新型に変更される事になるでしょう。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により兵装を変更する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは近代化改装により新たな通信システムを受け取る]
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは航空隊と戦闘情報管理ステムを近代化する]

「アドミラル・クズネツォフ」の8基のボイラーの内、4基が新品に交換されるのは確実であり、ムルマンスク『第35艦船修理工場』には、2017年8月下旬に同艦の為の新造のボイラーが届けられています。
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近代化改装を終えた「アドミラル・クズネツォフ」は、少なくとも20年間の就航が可能となります。
つまり、2040年頃までは現役に留まるという事です。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは近代化改装後、少なくとも2040年まで現役に留まる]

以前には「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装は2017年から始まる予定でしたが、2018年に延期されました。
[ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2018年に始まる]
[ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2018年に始まり、3年間に渡る]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装はムルマンスク艦船修理工場で2018年から始まる]

以前には500億ルーブルと伝えられた「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装費用は、「ほぼ半分」(250億ルーブル程度)に減らされる事になるようです。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装の予算は500億ルーブルよりも減らされる]

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装の契約への署名は、2018年3月末までに行なわれ、署名後に工事が開始されます。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の契約への署名は2018年1月~3月に行なわれる]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装は契約署名と同時に始まる]
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