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ロシア海軍の為のイワン・グレン型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2018年5月下旬に進水する

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『タス通信』より
2018年2月20日14時48分配信
【大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」は2018年5月に進水する】
カリーニングラード、2月20日/タス通信

沿バルト造船工場『ヤンターリ』ロシア海軍の為に建造している大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」は、2018年5月の進水を計画している。
『タス通信』は、造船所の広報秘書官セルゲイ・ミハイロフより伝えられた。

「5月後半には大型揚陸艦ピョートル・モルグノフは進水しなければなりません」
彼は話し、同艦の海軍への引き渡しの実施は、以前に計画されているように2018年であると付け加えた。

ミハイロフによると、2017年に揚陸艦は最初の技術的段階~造船台における艦の船体の組み立ての完了~を終了し、そして2018年には「受注品は、メインエンジン一式の交換を含めた大規模な作業が予定されています」

対談者は、専門家が「大型揚陸艦のトップ(註:「イワン・グレン」)の試験中に発覚した艦の制御の問題を除去する為の困難な操作を行なっている」と説明した。

工場『ヤンターリ』広報秘書官は、受注建造責任者セルゲイ・パンフィロフの指摘を引用した。
「これら全ての作業は4月末には完了しなければならず、5月後半には艦は進水しなければなりません」

プロジェクト11711大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」は、沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2015年6月11日に起工され、現在、造船台で進水前の位置に在る。

同プロジェクト艦は『ネフスキー計画設計局』により開発され、5000トンの排水量を有する。
艦は、13両の戦車、36両の装甲兵員輸送車あるいは歩兵戦闘車、300名の揚陸隊員を収容する。
指定場所へ強化された標準装備の海軍歩兵中隊を送り届け、ポンツーンにより上陸させる能力が見込まれている。
艦の兵装は、口径30mmの6銃身自動砲から成り、甲板の格納庫には2機の輸送戦闘ヘリコプターKa-29が駐留する。



[新型揚陸艦イワン・グレン]

プロジェクト11711大型揚陸艦の2番艦は、当初2010年に起工される予定でしたがキャンセルされ、2014年9月に改めて建造が決定されました。
[ロシア海軍の大型揚陸艦イワン・グレン型の2番艦が建造される]

「ピョートル・モルグノフ」と命名された2番艦の為の工事は2014年12月から始まりました。
[プロジェクト11711大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフの建造が始まった]

2015年6月11日、「ピョートル・モルグノフ」の起工式典が開催されました。
[ロシア海軍の為のイワン・グレン型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは起工された]

その後、屋外造船台で船体の組み立てや上部構造物の取り付けなどが進められました。



そして起工から約3年を経て、2018年5月下旬に進水します。

現在の所、「ピョートル・モルグノフ」は2018年末にロシア海軍へ引き渡される予定です。


プロジェクト11711大型揚陸艦の建造は2隻(イワン・グレン、ピョートル・モルグノフ)で終了する予定です。
[ロシア海軍はプロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)の調達を2隻で打ち切る]

その後は、より大型の汎用ヘリコプター揚陸艦の建造へ移行します。
[ロシア海軍の新世代汎用ヘリコプター母艦プリボイ級1番艦セヴァストーポリはサンクトペテルブルクの『北方造船所』で2020年に起工される]
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