シリアへの輸送任務(シリア・エクスプレス)を行なったロシア海軍北方艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・オトラコフスキーは母港への帰路に就いた
- カテゴリ:ロシア北方艦隊(2012-2019年)

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年2月22日23時33分配信
【大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」はラマンシュ海峡を通過する】
世界の大洋の作戦的に重要な海域における遠距離航海任務の遂行を完了した北方艦隊の大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」は、ラマンシュ海峡へ入った。
現在、ロシア船員は、海況の最も狭い部分~パ・ド・カレーを通過している。
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」乗組員は、北海の不利な水文気象条件下での航行を準備し、暴風下での艦の材料部分および資材の固定の点検を行なっている。
艦は、昨年9月12日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスクから遠距離航海へ出発した。
5ヶ月間に渡り乗組員は地中海のロシア海軍常設グループの一員として活動し、与えられた任務を遂行した。
北方艦隊の大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」は、航海時に数千海里を走破した。
その基地への帰投は、3月前半となる。
北方艦隊の大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(1978年就役)は、2014年11月下旬から2016年6月末まで地中海東部への遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・オトラコフスキーは1年7ヶ月に及んだ長期航海を終えて帰港した]
2017年5月下旬には北方艦隊の演習へ参加しました。
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはロシア海軍北方艦隊の演習へ参加する]
2017年8月10日に北極圏遠征へ出発し、8月21日にはエニセイ川のドゥディンカ近辺で上陸演習を行ないました。
[北極圏遠征中のロシア海軍北方艦隊艦船部隊はエニセイ川で上陸演習を行なった]
その後、遠征部隊本隊と別れて母港セヴェロモルスクへの帰路に就きました。
[北極圏遠征中のロシア海軍北方艦隊艦船部隊は2つのグループに分かれた]
北極圏航海から戻って間もない9月12日にセヴェロモルスク港を出港し、大西洋へ向かいました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年9月13日13時9分配信
【北方艦隊の大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」は遠距離航海へ出発した】
9月21日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2017年9月21日9時43分配信
【大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」はラマンシュ海峡を通過した】
9月25日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・オトラコフスキーはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]
その後、地中海東部へ到着し、10月5日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入りました。
以後、黒海沿岸(ノヴォロシースク或いはセヴァストーポリ)からシリアのタルトゥースへ貨物や人員などを輸送する任務、いわゆる「シリア・エクスプレス」に就きました。

・2017年10月22日にボスポラス海峡を南下、11月1日に北上
・11月11日にボスポラス海峡を南下、11月下旬頃に北上
・12月25日にボスポラス海峡を南下
2018年1月5日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、1月22日に同海峡を南下して地中海へ入りました。
これで「アレクサンドル・オトラコフスキー」は「シリア・エクスプレス」任務を終えて母港セヴェロモルスクへの帰路に就き、2018年2月23日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
現在、バルト艦隊からも「シリア・エクスプレス」任務の為に大型揚陸艦「ミンスク」が地中海東部へ派遣されています。

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