北方艦隊の大型揚陸艦は地中海を去った

『ロシア通信社ノーボスチ』より
【北方艦隊艦船は、地中海を去り大西洋へ出た】
モスクワ、8月20日-ロシア通信社ノーボスチ
北方艦隊戦闘艦支隊は、ジブラルタル海峡を通過して地中海を去り、大西洋へと出た。
北方艦隊情報供給課長ワジム・セルガ1等海佐は発表した。
北方艦隊戦闘艦支隊は、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「コンドポガ」で構成されている。
「週末、北方艦隊戦闘艦支隊は、ジブラルタル海峡を通過して地中海を去り、大西洋へと出ました」
ロシア連邦北方艦隊の代理人は述べた。
彼によると、月曜日、大西洋海域でロシア艦乗組員は、様々な高度並びに方向からの航空攻撃への反撃の艦船演習の複合訓練を仕上げた。
近い内に大型揚陸艦乗組員は、ダメージコントロールと、更には遭難船の救助を目的とした計画艦船演習を実施する。
北方艦隊の大型揚陸艦は、北方艦隊戦闘艦支隊のセヴェロモルスク出航以来、8200海里以上を航行し、バルト艦隊艦船と共同でロシア海軍合同艦隊間グループを構成し、一連の戦闘訓練任務を滞りなく仕上げた。
北方艦隊の大型揚陸艦は、北大西洋地域への移動中、北緯度で相互連携機動の一連の任務を仕上げる。
(2012年8月20日15時08分配信)
[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征]
記事中に登場する北方艦隊の大型揚陸艦3隻は、数日前まではバルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、「ネウストラシムイ」と合同艦船グループを形成していましたが、先週末に分かれて大西洋へ出たようです。
[ロシア海軍合同艦船グループは二手に分かれる]
今後、北方艦隊の大型揚陸艦3隻は北大西洋へ行きますが、バルト艦隊の警備艦2隻は、引き続き地中海で行動します。
今回の記事によると、北方艦隊の大型揚陸艦は対空戦闘訓練を行なったようです。
ちなみにプロジェクト775大型揚陸艦(ロプーチャ級)の対空兵装は、「イグラ」近接防空ミサイル発射機と、2基の57mm連装砲です。

- 関連記事
スポンサーサイト