ロシア海軍の為の大洋多目的システム(原子力推進水中無人機)の開発は進められている
- カテゴリ:大洋多目的システム「ポセイドン」

『タス通信』より
2018年3月1日19時37分配信
【(ロシア)海軍の原子力水中装置は敵の領域付近における課題を解決する】
モスクワ、3月1日/タス通信
ロシア大統領ウラジーミル・プーチンが木曜日に教書で話した無人水中装置の存在は、(ロシア)海軍の敵の領域付近における課題の解決を可能にする。
(ロシア)海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は報道陣へ伝えた。
「この兵器の存在は、遠海ゾーン、敵の領域付近の海域における海軍の広範囲の課題の解決を可能にします」
彼は話した。
「この兵器の為に特別に作成される照準システムは、水中装置の目標への自動発進と、高い精度での攻撃を行なう能力を提供します」
コロリョーフは説明した。
提督は、装置が搭載艦~原子力潜水艦を含め、大洋多目的システムと呼ばれると話した。
現時点で「この水中装置~核動力機関~の基礎的要素試験は成功裏に実施されています」
総司令官は指摘し、無人水中装置のエンジンは大深度(1000メートル以上)と高速を可能にし、敵から目立たないままである事を強調した。
総司令官は、この装置は事実上無制限の航続距離を有し、小さな範囲及び高い機動性を持ち、隠密に発進して施設の攻撃が可能であることを指摘した。
提督によると、デザインは提示されており、この装置の迎撃は事実上不可能である。
大洋多目的システムは、計画に沿って実施される全てのサイクル試験が完了してから海軍の戦闘編制へ導入される。
総司令官は、システムの全要素は、ロシア製複合体のみを用いて作成される事を指摘した。
2018年3月1日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチン氏は教書演説を行ない、この中で、ロシアが開発中の各種新兵器に言及しました。
『タス通信』より
2018年3月1日18時25分配信
【プーチンが話したロシアの超兵器はどのようなものか】
この演説の中でプーチン大統領は、ロシア海軍の「無人水中装置」について話しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年3月1日13時36分配信
【プーチンは水中システムの為の新たな原子力推進について話した】
プーチン大統領の教書演説の後、ロシア海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将が「無人水中装置」について記者団へ説明しました。
コロリョーフ提督は、この原子力推進の「無人水中装置」を「大洋多目的システム」と呼んでおり、原子力潜水艦に搭載され、敵の領域付近で使用されると述べています。
この「大洋多目的システム」は、おそらく、数年前から開発が噂されている大洋多目的システム「スタトゥース6」の事でしょう。
これは、2015年11月10日のプーチン大統領とロシア連邦軍首脳の会議について報じたニュース映像の中で「偶然」映った図面に描かれていたのが発端でした。
(動画の1:45から大洋多目的システム「スタトゥース6」の説明図が映っています)

『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2015年11月12日20時17分配信
【知られざるプロジェクト「スタトゥース6」】
これまでロシアは公式にその存在を認めてはいませんでしたが、アメリカは、ロシアがこの兵器を開発を進めていると見ており、北方艦隊の試験潜水艦「サロフ」(2008年8月7日就役)が2016年11月27日に「スタトゥース6」の発射試験を行なったと報じています。

『ワシントンフリービーコン』より
2016年12月8日5時0分配信
【ロシアは核潜水ドローンをテストした】
- 関連記事
スポンサーサイト