ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦オスリャービャは日本海で砲撃訓練を行なった
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2018年)

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2018年3月4日9時7分配信
【太平洋艦隊の大型揚陸艦「オスリャービャ」は日本海で砲射撃を実施した】
海上で錬成任務K-2(海上における単艦での意図された行動)へ取り組んでいる太平洋艦隊の大型揚陸艦「オスリャービャ」は、日本海で一連の砲射撃を実施した。
戦闘訓練射爆場で艦の乗組員は、仮想敵の空中攻撃手段からの艦の組織的防衛の演習を実施し、その中で空中目標への砲射撃を実行した。
更に大型揚陸艦の砲手は、海上曳航盾への砲射撃を成功裏に実施した。
現時点で、射爆場指定海域での大型揚陸艦「オスリャービャ」の戦闘訓練任務の支援は、太平洋艦隊の5隻の戦闘艦により行なわれている。
プロジェクト775大型揚陸艦BDK-101はポーランドのグダニスク造船所で建造され、1981年12月19日にソ連海軍へ納入されました。
その後、太平洋艦隊へ配備されました。
1985~1986年にはインド洋で戦闘勤務に就きました。
1986年にはイエメンのアデン港からのソ連民間人の避難作戦へ参加しました。
1990~1991年には再びインド洋で戦闘勤務に就きました。
1996年、1997年、1999年にはカムチャツカ半島への貨物輸送を行ないました。
2006年1月24日に「オスリャービャ」と命名されました。
2015年からウラジオストクの『ダーリザヴォード』で近代化改装が行なわれ、2017年3月初頭までに完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦オスリャービャの近代化改装は完了した]
2017年7月5日には宗谷海峡を西進しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の水上艦16隻はラ・ペルーズ海峡を通過して日本海へ入った]
「オスリャービャ」は、7月5日にサハリンのコルサコフ港へ寄港しています。
2017年12月20日に母港フォーキノへ帰港する「オスリャービャ」
そして2018年3月4日、「オスリャービャ」は日本海で砲撃訓練を実施しました。
なお、2月21日には、太平洋艦隊の大型揚陸艦「ペレスヴェート」(1991年4月10日就役)が日本海で各種の砲撃訓練を行なっています。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年2月21日7時39分配信
【太平洋艦隊の大型揚陸艦「ペレスヴェート」は日本海で砲射撃を実施した】
大型揚陸艦「ペレスヴェート」は、沿岸目標、海上目標、空中目標への砲撃を行ない、更には機雷を掃射しました。
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