ロシア海軍太平洋艦隊旗艦のナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは日本海で戦闘演習を行なった

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2018年3月5日5時54分配信
【太平洋艦隊の親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は仮想敵艦へミサイル打撃を与える演習を行なった】

本日、太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、第2錬成任務K-2(海上における単艦での意図された行動)の要素への取り組みの枠組みにおいて、一連の演習及び訓練を戦闘訓練射爆場で実施した。

特に、艦は仮想敵部隊を模した対潜航空機Il-38N乗員と協同で、海上移動中の組織的対空防衛の戦術訓練の実施を継続した。

本日、同時に「ワリャーグ」は、仮想敵艦船グループへ主要複合体によるミサイル打撃を与える演習を実施し、その中でミサイル兵器を使用する乗組員の規則的行動へ取り組んだ。

更に太平洋艦隊旗艦は、電波電子妨害の発信を行ない、無防備の泊地における艦の保護と防衛の課題へ取り組み、予防擲弾射撃を行なった。

並行して巡洋艦「ワリャーグ」は、海上で太平洋艦隊の他の艦艇との任務を果たした。
特に、小型ロケット艦「メチェーリ」、ロケット艇「R-14」、「R-18」と海上遭遇戦闘で決着を付け、組織的対空防衛の任務を完璧に成し遂げた。

大型揚陸艦「オスリャービャ」は、空中目標への砲射撃を行ない、更に、海上浮遊「機雷」を発見し、砲火で破壊した。

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ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(011、1990年1月7日就役)は、2017年4月1日から6月14日まで東南アジアへの遠洋航海を行ないました。
[親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ東南アジア遠征(2017年4月-6月)]

帰港後、6月末から7月初頭に掛けてオホーツク海で演習を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊主力水上部隊は対空戦闘演習を行なった]

2017年9月下旬、日本海及びオホーツク海で実施された中国海軍との合同演習『海洋協同-2017』(第2段階)へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2017』(2017年7月、9月)]

合同演習が終わった後もオホーツク海に滞在し、10月9日には、原子力水中巡洋艦「トムスク」と共に海上目標への有翼ミサイル発射訓練を行ないました。
(「ワリャーグ」は対艦ミサイル「ヴルカーン」、「トムスク」は対艦ミサイル「グラニート」を発射)

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年10月9日3時47分配信
【巡洋艦「ワリャーグ」及び潜水艦「トムスク」は水上標的への有翼ミサイル射撃を実施した】

10月12日には大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」と共に対水上及び対空砲撃訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年10月12日6時7分配信
【太平洋艦隊の艦は水上及び空中標的への砲射撃を実施した】


10月14日にラペルーズ海峡を西へ通過し、その後、ウラジオストクへ帰港しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2017年10月16日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

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2018年2月2日には太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」の演習の「相手役」を務めました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと共に演習を実施した]

2月23日の「祖国防衛者の日」にクレムリン宮殿で開催された国家表彰授与式において、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは、「ワリャーグ」へ正式にナヒーモフ勲章を授与しました。

『タス通信』より
2018年2月23日14時24分配信
【プーチンは祖国防衛者の日に国家表彰を授与した】

2月27日、ウラジオストクに停泊している「ワリャーグ」で、新たに授与されたナヒーモフ勲章付き親衛海軍旗の初掲揚式典が開催されました。

[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはナヒーモフ勲章を授与された]

3月3日、「ワリャーグ」はピョートル大帝湾で対空戦闘訓練を実施しました。
沿海地方に駐留する太平洋艦隊航空隊の対潜哨戒機Il-38が「敵機役」を務めたようです。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦のナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはピョートル大帝湾で対空戦闘訓練を行なった]


そして3月5日にも引き続き対空戦闘訓練を行ない、その後で対艦戦闘訓練などを行ないました。

大型揚陸艦「オスリャービャ」も演習へ参加していたようです。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦オスリャービャは日本海で砲撃訓練を行なった]