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ロシア海軍太平洋艦隊の小型対潜艦メチェーリはピョートル大帝湾の演習で対空ミサイルを水上目標へ発射した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年3月7日4時12分配信
【太平洋艦隊の小型対潜艦「メチェーリ」は水上目標への高射ミサイル射撃を実施した】

太平洋艦隊の艦船は、海上での錬成任務K-2(海上における単艦での意図された行動)の要素への取り組みを続けている。

戦闘訓練計画に従い、ピョートル大帝湾の射爆場の1つで太平洋艦隊小型対潜艦「メチェーリ」は、戦闘訓練を実施する演習を行なった。

特に、乗組員は、艦の組織的対空防衛行動と、仮想敵の攻撃からの回避へ取り組んだ。

更に小型対潜艦は、電波電子妨害を発信し、自衛高射ミサイル複合体「オサー」の海上目標への射撃を実施した。
高射ミサイルは、仮想敵の水上艦を模した海上盾船へ成功裏に命中した。



『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
【小型対潜艦MPK-64「メチェーリ」】

プロジェクト1124M小型対潜艦MPK-64は、ハバロフスク造船工場で1988年1月4日に起工され、1990年10月2日に進水し、1990年12月31日にソ連海軍へ納入され、1991年3月14日に太平洋艦隊へ編入され、正式に就役しました。

2001年10月1日付で「メチェーリ」と命名されました。

現在は、沿海地方ウラジオストクに駐留する第165水上艦旅団第11水域保護艦大隊に所属しています。

基本的には対潜兵装と対空兵装のみで対艦ミサイルを搭載していない小型対潜艦「メチェーリ」ですが、今回の演習では、高射ミサイル「オサー-MA」を海上標的へ発射しました。

高射ミサイル「オサー-MA」による対艦攻撃は、南オセチア紛争(ロシア・グルジア戦争)中の2008年8月9日に発生したアブハジア沖海戦において、黒海艦隊小型ロケット艦「ミラーシュ」が実際に行なっています。
[アブハジア沖海戦「詳細」]
[アブハジア沖の海上戦闘(2008年8月9~10日)とセルゲイ・メニャイロ中将]
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